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2018年の経済からみる「今年くる」アイドル

「2018年の日本経済に死角なし」
という言葉を今年に入ってよく聞く。

ぼくは、経済や投資に関してそんなに強い方ではないけど、アメリカの法人税大幅減税や仮想通貨の振興、テクノロジー産業の盛り上がりをみてると、

「なんか、今年は金儲けする人が増えそうだな」

と感じてしまっていて、たぶんこの言葉は大きくは間違ってはないんだろうな、と思う。

おそらく、今年以降は仮想通貨や株式に投資を始める人が一般のレイヤー(マジョリティ)まで普及し、 「投資をすること=自分でお金を稼ぐこと」が当たり前の世界がやってくる。

これは格差社会の到来とか、色んな意味でこわいのだけれど、ここでは「アイドル業界においてその流れがどう作用するのか」を書きたいと思う。


まず、この流れは世の中的に大きなマインドセットになる。カンタンに言うと、いままでは当たり前だった「なにかに所属して与えられた世界の中で頑張ること」が普通じゃなくなり、「なんかやりたいなら自分でお金を集めてやればいいじゃん」という発想に転換するということ。

そしてこのマインドセットは、アイドルを取り巻く環境にも当然、影響を及ぼす。

2017年にも、少なからずその変化の前触れを感じた。

例えば、BISHアイナ・ジ・エンドの誕生日に、ファンのオタク達が、自分たちのメッセージ入り宣伝トラックを渋谷に走らせる、という現象が起きた。

【BiSHアイナのヲタク私設応援団、アイナ・ジ・エンドの生誕を祝う為に自腹でアドトラックを渋谷で走らせる】
http://chikaidolmatome.crap.jp/article/2017/12/27/1712272223/


これは、アイドルとの関わり方が、今までの「与えられた環境の中で楽しむ」というスタンスから「自分達のお金でアイドルとの新しい関わり方を開拓する」という方向に変化しつつあるとこを示唆していて、自分的にはかなり大きな出来事だった。

逆にアイドル側も然りで、例えば里咲りさなんかも、メジャーと契約せずにファンと一緒にお金を集めてみんなで楽しいことをする、というスタンスを持っている。

【里咲りさのZepp DiverCity(TOKYO)ワンマンライヴが「伝説」になった理由】
https://news.yahoo.co.jp/byline/munekataakimasa/20171004-00076351/


これはマーケティングにおいても非常に大事なことで、これからのマーケティングは「お金」ではなく「信頼」をいかに稼ぐか、が重要と言われていて、彼女達のスタンスは近代的で合理的。

と、いったところから、今後もこのようなアイドルとファンとの関係性が大事になってくる、という前提で考えると、アイドルとして売れるための「ひとつの大事な素質」が浮かび上がってくる。

それは、「そのアイドル個人にお金を落としたくなるような才能やマネタイズ能力があるか」だ。

グループとして人気を取り、ファンを増やしていくのは当然なんだけど、そこから更にこの飽和状態のアイドル市場でどう勝ち残っていくかは、この考え方が指針になるんじゃないかと個人的には思ってる。

年末に電撃的に新メンバーが発表された、でんぱ組.incの新メンバーもそこを狙っての人選な気がする。

新メンバーの「鹿目凛」は漫画家、イラストレーターとしても活躍していて、「根本凪」もイラストレーターだし、音楽面でもアイドル以外の音楽家とも数多くコラボレーションしてる。個としても強い存在。

【でんぱ組.inc、2人加入で7人体制に 新メンバーは鹿目凛&根本凪、現グループと並行活動】
https://www.google.co.jp/amp/s/www.oricon.co.jp/news/2103406/amp/

明らかにメンバー個人の才能とマネタイズに期待した人選。


この「自分の才能をマネタイズできる人材かどうか」が、これからの新しい時代において、より多くの人から興味をもってもらえるかどうか、のベクトルになると、思っている。
(そこくらいでしか、もはや差別化ができないほど市場が飽和してきてしまったのかもしれないけど。)

これからの時代は、「自分の使ったお金にどれだけリターンが返ってくるか」があたりまえに求められる世の中になる。

アイドル市場においても、その世の中的な変化をうまく捉えることが、これからの市場で生き残るための戦略になってくるはず。

そんなことを考えながら、2018年も楽しくアイドル界隈をウォッチさせていただこうかな、と思っております。

さて、話は以上ですが、最後に、今まで紹介した「BISH」「里咲りさ」「でんぱ組.inc」の他にもそんな理由で「今年きそう」なアイドルをいくつか挙げて締めたいと思います。


・there there theres
元ベルリン少女ハート、元夏の魔物の朝倉みずほが電撃復帰。この朝倉みずほって子が天才。マネタイズの才能がある。自分の能力をもっと押し出すことで、新しい境地に入って欲しい。

【there there theres公式】
http://aqbirec.com/ttts/


・清亜美
元清竜人25の第3夫人。解散後は「居酒屋アイドル」として確固たる地位を築きはじめている。コミュニケーションが得意そうだったので、うまくコミュニティをつくることができたら大きな勢力になりそう。

【立ち飲みアイドル清亜美さんに聞く「センベロ居酒屋の楽しみかた」】
https://www.google.co.jp/amp/s/
www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/kemuta-otsubo/17-00124%3famp=1


・せのしすたぁ
このグループはやばい。特にメンバーの「まお」のカリスマ性がハンパない。マネタイズができるかはちょっと未知だけど、彼女の才能がマネタイズどハマれば大化けする可能性あり。曲とか対バンするアーティストもめっちゃかっこいいんだよね〜。

【せのしすたぁ公式】
https://www.senosister.com


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