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ビジネスを加速させる Facebook広告&Instagram広告制作・運用の教科書 第1章を無料公開中

Facebook広告の集客を成功させるための準備


Facebook広告は潜在的な顧客と売上を集める集客手段

ホームページさえ作れば売上が伸びるというのは幻想です。
誰でもスマートフォンを持ち、当たり前のようにインターネットにアクセスできる時代になり、店舗だけではなく、インターネットからの集客も増やしたいということでホームページを作る、ネットショップを立ち上げるという企業やお店も増えています。しかし、ホームページやネットショップを作るだけではいまいち集客効果がないなぁ、と感じていないですか?

ホームページに集客できていない原因は様々ですが、検索エンジンからの集客が十分できていないからと言う原因に目を向けがちです。しかし、検索エンジンからの集客というのはインターネット上の1つの集客手段でしかありません。またGoogleやYahooなどの検索エンジンを使った検索というのが今までの常識でしたが、若い世代を中心にYouTubeやSNSで検索をするというのが検索の第一手段になっていたり、そもそも検索するという人の割合もどんどん減少しています。

実はすでにインターネット=検索という時代ではなくなり、若い世代を中心に検索して情報を探すよりも、自分が見ているニュースアプリ内に出てくる情報から買い物をするものを決めたり、SNSから買い物をするという人の割合が増えています。検索するユーザーが少なくなっているということは、元々知らないお店や企業のホームページにたどり着いてもらうために有効な手段は検索エンジンからの集客の強化ではないということです。

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SNSで買い物をする人が増えた理由には、様々な要因はありますがその大きな理由にAIによるその人に合わせたおすすめ情報を表示させるレコメンド機能が発展してきたからです。ネットショップでよく見かける「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というおすすめや、旅行情報を調べるとツアー会社の広告がよく表示されるようになるというものなので、あなたも馴染みがあるんではないでしょうか。こうしたレコメンド機能は広告だけに限らず、ニュースアプリで表示される記事やSNSのタイムラインの投稿の選別にも使われています。

そのため「情報や欲しい物を探す」という時代から「情報を受け取って欲求が生まれる」という時代に切り替わっている時にホームページを作って待つだけ戦略では、この先の時代でインターネットで売上を作ることは非常に難しくなってしまいます。これからの時代は「集客しやすい場所」で「売れるページ」を用意して攻める必要があります。

そこで本書ではそうした時代の変化に合わせ、Facebook、インスタグラムなどの幅広い年代のユーザーが使っているSNSに広告を配信することができるFacebook広告の使い方から集客方法、売上アップの方法を解説していきます。

また、単純にホームページを広告出稿するのではなく、まだあなたの企業や商品を知らないユーザーに対してその商品の必要性や共感を生み出すためにランディングページを作成し、売上を劇的にアップする仕組みも解説していきます。ランディングページを使った広告は、テレビの通販CMのような体験談を取り入れたページを広告として出稿するため、SNSを何気なく見ているユーザーにも商品を知ってもらうい、購入に繋げてもらいやすい効果が期待できます。

Facebook広告(集客しやすい場所)とランディングページ(売れるページ)を組み合わせることで、従来のキーワード選定が必要な広告よりも単純な設定で集客、売上の拡大に繋げていくことができますので、ぜひ本書がその手助けになれば幸いです。

Facebook広告とは?

Facebook広告は個人でも1日数百円から、日本国内だけではなく世界中に広告を配信できる広告配信サービスです。

文字通りFacebook上に広告を配信できるわけですが、Facebookのみならず、Instagramへの広告の配信も可能ですし、月間10億人にリーチできるAudience Networkという提携している外部アプリへの広告が手軽に配信できるという強みも持っています。

従来のウェブ広告のように配信するターゲットの性別、年齢や地域を絞った配信ももちろん可能ですが、国をまたいだ広告の配信、ユーザーが使っている言語を指定しての配信、チェックインした場所に対しての配信など、Facebookの機能を生かした広告配信も可能なため、より絞り込んだユーザーに対しての広告を出稿できるという特徴を持っています。

本書ではリスティング広告との違いなどFacebook広告の基本的な知識から、Facebook広告を活用し売上を作るための考え方、準備するもの、広告運用で失敗しないための検証方法などをポイントを絞ってお伝えしていきます。

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Facebook、Instagram、Audience Network、Messengerをまたいで広告を掲載できる広告媒体。AIの精度が高く、獲得コスが他の媒体に比べやすくなっていくので、利益が大きくなりやすいのが特徴。

Facebookは潜在的な悩みを持つユーザーが多い

今までのウェブ広告で主流だった検索エンジンのリスティング広告では、自社の商品を知っていて検索してきたり、すでに悩みを持っている今すぐ客の集客がメインになっていました。しかし、Facebook広告が得意とする集客はそういった「明確に悩んでいるユーザー」に加え、まだ悩みを言語化できていない段階の悩みが浅いユーザーや、検索エンジンを普段使わないネットリテラシーの低いユーザーの集客です。

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潜在的な悩みを持つユーザー(潜在層)は、自分自身の悩みに気がついていて行動しているユーザー(顕在層)の数倍、数十倍以上いるため、こうしたユーザーを集客できるFacebook広告は売上拡大、利益拡大に非常に効果的です。

FacebookはSNSサービスなので、検索エンジンのようになにか探しものをしている状態ではなく、友人の投稿をなんとなく見ているという状態のため、気づきを与えたり、行動を促すための広告を出稿する工夫は必要ですが、大きな利益をもたらす潜在的な顧客の獲得に最適な集客手段と言えます。

リスティング広告とは考え方や集客するランディングページの構成を変える必要はありますが、潜在層の集客は今後AIを使った広告媒体が増えていくと言われていることを考慮するとできるだけ早い段階で取り入れるべき集客手段です。

AIが見込み客だけにアプローチする仕組み
Facebook広告には潜在層の集客に向いている理由があります。それがAIによるユーザーの絞り込み配信機能です。

Facebook広告はAIが世界中の様々な企業が過去に出稿した履歴からあなたが出す広告に良い反応を示すであろうユーザーにだけ広告を配信し、無駄な経費をかけさせないという配信方法を採用しています。

これまでのウェブ広告は「これは40代女性に向けたシミ対策の商品」を販売する場合、広告を配信するユーザーを40代女性に絞っていましたが、Facebook広告の場合、過去の行動履歴から20代でも早めの対策をしたい女性、60代でもシミを作りたくない人、男性だけどシミ対策をしたい人などに向けても広告を配信し、効率良く集客を行ってくれます。

そのため広告を出稿する際にターゲットを細かく指定する必要がないため、これまでウェブ広告を使ったことがないという人でも取り入れやすい集客手段と言えます。

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Facebook広告でできること
Facebook広告で売上拡大に繋げられるビジネスは店舗型のビジネスだけではなく、アフィリエイトを含めた自社のネットショップなどで商品を販売するようなビジネスモデル、外壁塗装の見積もりの申込みなどの顧客の情報やメールアドレスを獲得したいというビジネスモデルに至るまで多岐にわたります。

店舗型のビジネスであれば店舗への予約電話の獲得するために広告に使うことも可能ですし、「まだお店に来たことがない周辺で働いている人」だけに向けた店舗の認知度を高めるためのFacebookページの「いいね!」を増やす広告の配信というのも効果的です。

商品を販売するビジネスモデルの場合は、商品をより広いターゲットに向けてAIに配信を任せ販売層の拡大に繋げることもできます。また少し変わった使い方だと、カートまで商品を入れたけど購入に至っていないユーザーに対して、3日間だけ別の広告を表示させて購入完了に至ってもらう、という広告配信をすることが可能です。

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こうした広告配信を応用することで、メルマガ読者の獲得や見積もりの申込みなどの顧客の情報やメールアドレスを獲得したいというビジネスにも応用は可能です。

すでに顧客リストがある場合、顧客のメールアドレスをFacebook広告の配信の際に利用することで、購入済みユーザーと類似したユーザーのみに広告を配信させるということも可能になります。このときに顧客のメールアドレスや、すでに購入したユーザーを除外するような設定もFacebook広告にはあるため、無駄な広告費をかけずに潜在的な顧客の集客だけをするという配信の方法もあります。

本書では様々なビジネスモデルに対応できるように、詳しい事例も出しながらFacebook広告の活用方法を解説していきます。

なぜリスティング広告よりもFacebook広告のほうが利益が残りやすいのか?


Facebook広告とリスティング広告の違い
Facebook広告は商品の必要性や自分自身の悩みにまだ気がついていない潜在的な悩みを持つ人、つまり潜在層の集客を得意とした広告です。潜在的な悩みを持つ人という言葉だけではイメージしづらい方もいるかも知れませんが、身近な潜在層向けの広告はテレビCMを例にするとわかりやすくなります。

こんな経験はないでしょうか?ふと流れてきたCMでマクドナルドの新商品を知り食べたくなった、子供と一緒にプールに入って撮影しているCMを見てiPhoneが防水だということを知り欲しくなった。

こうしたきっかけで消費行動を起こしたということは、テレビCMによってあなたの潜在的欲求や悩みが掘り起こされたということです。こうした潜在的な欲求をウェブ広告で行うことが得意なのがFacebook広告です。AIが判断し、その人が興味を持つであろう広告をそれぞれに表示させていくため、無駄な配信を抑えることができます。

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Facebook広告とは対象的にすでに欲しい商品がわかっている、悩みの解決方法を探しているユーザー(顕在層)の集客が得意なウェブ広告がGoogleやYahooの検索エンジン上に出稿できるリスティング広告です。

顕在層を集客できる分、購入までのハードルは低いので多くの企業が利用していますが、リスティング広告はキーワード毎に入札を行い、高い入札額をつけた企業に集客が集中し、コストも大きくかかってしまうというデメリットがあります。

またリスティング広告で主に集められる顕在層は潜在層に比べユーザー数が少ないので、ライバル会社との入札合戦で広告費が高騰しやすい環境のため、リスティング広告での集客は広告費を潤沢に持っている会社に向いている広告とも言えます。

逆にFacebook広告は潜在層の集客を得意としていて、少額で売上、利益を出していきたい費用対効果の高さを求める人、企業向けの広告と言えます。費用対効果の高さはAIによるターゲティング精度が高いというFacebook広告の特徴が関係しています。

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Facebookは登録制のサービスだから配信精度が高い
Facebook広告が配信されるFacebookは登録しないと使うことができないSNSです。しかもFacebookに登録しているユーザーは氏名だけではなく、年齢や性別、学歴などを細かく入力される方も多く、登録ユーザーの個人の特徴が細かく分析しやすい媒体と言えます。

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実はGoogleやYahooなどのキーワード広告でもAIを使い、ユーザーの性別や年齢を予測して配信していますがGoogleやYahooは登録しなくても使えるサービスが多く、40代男性向けの広告なのに、20代の女性に広告が表示されるということも多々あり、そういった意味でも無駄なコストが発生してしまいがちです。

Facebookの場合はユーザーが自分の情報をしっかりと登録しているので、GoogleやYahooに比べ、3倍以上もユーザーの情報を正確に特定できているとも言われており、無駄な配信を避けられ、その分利益率が高くなるというメリットもあります。

またFacebook広告の独自のFacebookピクセルというユーザー行動を収集する仕組みを世界中の広告を配信している企業のサイトが採用しているため、登録ユーザーがどのサイトでどういったニュース、商品に興味を持って、検討中なのか、購入に至ったか?ということまでFacebookは把握できています。

Facebook広告に限った話ではないですが、AIというものはそれぞれに性能の大差はないと言われていますが、正確な情報をどれだけ多く蓄積するかでその能力を高めていきます。Facebook広告のAIは正確な登録情報とユーザーの行動履歴、世界中で配信された広告のデータを元に、あなたの広告が誰に届けばより良い反応を示すかを理解し、広告を配信する仕組みのため、潜在的なユーザーの集客を低コストで行うことができるのです。

面倒なキーワード選びが不要
Facebook広告は広告の配信をスタートするときにキーワードの設定も不要です。広告を出稿するサイトURLを準備し、広告用の画像、広告用の文章を準備するだけでAIがその広告画像やテキストを分析し、どういったユーザーに配信すれば良い反応が得られるかを計算し、配信結果を見ながら自動的に広告を配信するべきユーザーを絞り込んでいきます。

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キーワードによってユーザーを絞り込まないFacebook広告は、ウェブ広告につきものだった面倒な作業を行う必要もありません。リスティング広告のようにキーワードごとに広告用のテキストを変えたり、キーワード毎の単価の調整を細かく行うということもする必要もないため、広告を配信して売上は伸ばしたいけど、広告の調整に時間を大きく割くことができない、という場合でも集客手段として取り入れやすい広告媒体と言えます。

膨大なキーワードを管理する手間もないということは、作業コストが低く抑えられるということにも繋がっていきます。作業コストが低いということは少人数でも管理できるということですし、専属スタッフを用意するという必要もありません。僕がFacebook広告での集客方法を教えている方でも一人で5社以上の案件、月1000万円近くを1人で管理しているという方もいらっしゃいます。

インスタグラム広告の同時配信で認知度を上げ販売層を広げよう


インスタグラムにも配信できる
Facebook広告はFacebookだけではなく、登録者数が伸び続けているInstagramにも広告を配信できるという大きなメリットがあります。

Facebookだけでも日本国内でも2600万人(2019年7月時点)の登録者数がいますが、Instagramは発表があった2019年3月時点で国内で3300万人を突破していて、その利用者がまだまだ伸び続けています。

少し前まではFacebookは30代以上の人たちがよく使っていて、Instagramは若者のものと言われていましたが、最近の広告の反応を見ていると、そういった年齢の垣根はなく、40代以上向けの美容商品でもInstagramで売上を伸ばしているものもありますし、20代向けの学習系の商品ではFacebookのほうが売上が良いという事例もあります。Instagramのような流行りものを追いかける30代以上の人も増えていて、就活などで過去の活動がわかるようにFacebookを積極的に使う若者も多いのがその要因となっています。

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こうした世代を超えた売上の結果もAIに配信を任せてわかってきたことなんですが、これまでのウェブ広告の常識に従い、配信先を年齢によるターゲティングで若者向けだからFacebookは除外する、40代向けだからInstagramは除外するということをしていたら、作れなかった売上ということになります。基本的にはFacebookに登録する人はInstagramにも登録している人が多いのでFacebookではスキルアップ、仕事に関する繫がり、Instagramはよりプライベートな繫がりを求めているというだけであって、年齢によってサービスを使い分けているというイメージは持たないほうが良いでしょう。

もちろんInstagramへの配信に関しても、Facebookと連動しているアカウントが多いので、配信精度はかなり高く、併せて使うことで費用対効果はかなり高くなります。

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Facebook広告を使う場合は、Instagramにも配信されるのでリサーチをする意味でも配信前に実際にSNSとしてどちらも利用してみて、どんな投稿が多いのか?どんな広告が配信されているのかを確認しておくと良いでしょう。どんなビジネスもそうですが、自分も利用者の一人としてそのサービスを一般の人よりも知っていないとその分野でビジネスを成功させるのは非常に難しいので、一利用者として登録しておきましょう。

1日数百円でスタートして利益を数百万円まで積み上げるフローチャート

少額からスタートしてもAIが学習を開始する
Facebook広告のAIは優れた機能を持っているため、少額の日予算からでも売れやすいユーザーに絞り込んだ最適な配信(最適化配信)をかけていくことができます。最適化配信の仕組みとしては、広告の設定の際に特定のURLやアクションを指定することでそのページに到達したユーザーと似た属性のユーザーをFacebookが探し出し、広告の配信が最適化されていくという流れになります。さらに指定した特定のURLやアクションに対して、週50回以上のアクセスを送ることで、よりその精度を高めていきます。

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配信を始めてすぐの段階でも広告の内容からどういったユーザーに反応が良いかをある程度AIが判断し、広告配信されるのですがこのとき広告費が高ければ高いほど、AIが色々なターゲットに広告を配信して予算を使おうとするので初めてFacebook広告に取り組む場合は1日500円ほどの少額から配信を始めることをおすすめしています。

1日500円ほどの少額から配信を始め、広告の反応を見ながら広告の修正や広告から遷移するサイトの修正を行い、反応が良くなってきたら広告費を2倍、3倍に上げていくことで、AIに確実に学習をさせながら、無駄な広告費の削減にも繫がります。

また、こうした配信にすることで最初の段階で大きな赤字を出すこともなくなるので、修正のための戦略をじっくり練りながら、焦らずに収益化していくことが可能になっていきます。

Google、Yahooなどのリスティング広告もAIを採用していますが、月に数十万、数百万を2〜3ヶ月続けることがAIに学習するための最低条件と言われているので、小規模から始めて、確実に利益を出せる状態で広告費を大きくすることができるFacebook広告は中小企業、フリーランスで商売をする人におすすめできる広告媒体と言えます。大きな予算がなくても1日500円ほどから大手企業と同じ配信面で集客を確実に行うことができますし、広告配信の改善に向けての対策を立てることができるのでぜひご活用ください。(※2020年5月現在500円から出稿可能)

広告と出稿ページの組み合わせが運用成功の肝
少額から始めて、確実な利益を生むために必要なのが広告の正しい知識と準備です。Facebook広告の正しい設定はもちろんですが、広告から商品販売ページに直接誘導するのではなく、ランディングページと言われるページを用意しておくことがとても重要です。

FacebookやInstagramを使っているユーザーは、商品を買おう、サービスに申し込もうとしている人ではなく、潜在な悩みを持った状態の人たちです。そのため広告を見せて、そのまま商品ページに誘導する、ということではただの売り込みになってしまい、広告をクリックされることも少なくなり、なおかつ売れにくいというデメリットだらけの配信方法になってしまいます。

そのデメリットを緩和してくれるのがランディングページと呼ばれる、商品に興味関心を持ってもらうためのサイトです。ランディングページの役割は商品ページに関連した情報をわかりやすく伝え、共感をしてもらい、悩みや商品の必要性に気がついてもらうことにあります。

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ランディングページでは潜在的に持っている悩みを放置していると、どういったデメリットがこれから起きるのか?この商品を持つことでどういった未来になるのか?ということを商品ページのように企業側の人間がかしこまった表現で伝えるのではなく、よりユーザーに近い目線のブログやニュースサイトの記事のような形で伝えていくことが大切です。

広告のみで誘導するところ、こうしたランディングページになることでよりユーザーに近い目線の広告に変わってくるので、ただの売り込み広告ではなく、共感を生む広告、悩みをに気が付かせる広告に進化を図れるため、ユーザーからの反応の高い広告になり、費用対効果も非常に高くなっていきます。

商材選びを間違えてはいけない
Facebook広告で利益をしっかり出すために大切なのが、商材選びです。広告という性質上、どうしても必要経費である広告費がかかってくるので商品単価が1件あたり数百円〜1000円前後の売上のものは費用対効果が合いづらいです。ただ、ネットショップやリストマーケティングであればメールアドレスや住所など顧客情報が取れるという副作用があるので、一度目の売上で完全に回収できなくてもその後の販売で利益に繋げていくという戦略を作ることもできます。大切なのは広告で集客した後の戦略もしっかり作った上で広告を配信することです。

リストマーケティングであれば今までどれくらいのリストを集めれば自分の商品が売れたか?ということをしっかりと統計を取った上で広告の配信をスタートしないと、集客はできてリストは取れたけど商品は全く売れない、という本末転倒な状態になってしまうので、そういった出口戦略も含めた商材選びがとても大切です。

また、アフィリエイトのような一度の売上で利益を出す場合は、報酬が5000円以上の商品を扱うことをおすすめしています。ただ、アフィリエイトの場合は注意したいのが商品の承認率です。アフィリエイトの広告主によってはアフィリエイト報酬の承認率が5割ほどというところもあるため、そういった広告の場合は5000円の報酬の5割、つまり2500円を報酬単価と考える必要があります。この承認率は固定してくれるアフィリエイトの広告主もいますが、多くの場合は承認率が毎月変動するので、利益が安定しないというリスクを含んでしまいます。そこで僕がおすすめしているのは、承認率を100%保証してくれるASPを使うことです。

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本書ではLink-Aを紹介していますが、Link-AのようにFacebook広告用に承認率を100%、特別な報酬額を用意しているASPも増えているので、アフィリエイトでFacebook広告を使う場合はぜひ活用してください。こうしたFacebook広告用の特別な報酬額を用意してくれた広告でアフィリエイトをした場合、利益が安定しやすいというだけではなく、売上から広告費を引いた割合、ROASが300%以上になることもあります。しかも短期的ではなく、半年、1年とほとんどメンテナンスすることなく配信し続けられている人が僕がFacebook広告の運用を教えている方の中でも数多くいらっしゃいます。使うASPを変えるだけでもかなり利益が変わってくるのでおすすめです。

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数百円からスタートし月数百万円の利益になることも
広告を使ってもしっかりと利益が出る商材を選び、ランディングページも準備してから実際に広告の配信をスタートしますが、最初から大きな金額で広告を出稿する必要はありません。

Facebook広告は1日の予算を設定すると、その金額を1週間分に平均で使い切るように配信をスタートします。この予算を使い切るという仕組みがあるため、最初から大きな金額を設定するとAIが最適な配信にはなっていない状態で予測をの幅を広げた状態で見当違いのユーザーにも広告を配信していきます。

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そうすると反応が悪いユーザーにも広告が表示され費用対効果も悪くなりますし、広告自体の反応が悪いという評価がFacebookのAI上でもついてしまうため、徐々にクリック単価、インプレッション単価という広告費に関連する指標も悪くなっていきます。

そういった悪循環な配信をさせないためにもまだ反応が良いかどうかわからない商品やランディングページを配信するのであれば、1日500円くらいの少額から予算を設定し、狭いAIの予測の範囲で反応良い広告のテストとランディングページなどの修正を行い、反応の良いものが出来上がったら広告費を徐々に上げていくというのがおすすめです。

Facebook広告ではまず反応の良い広告を見つけるということが運用を成功させるための第一歩です。Facebook広告は大きく分けて画像や動画とテキスト・見出しと文章部分で構成されています。

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広告で扱う商品や、広告の画像とテキストの組み合わせ(広告クリエイティブ)、配信される配信先が異なるので、配信先で自分の広告クリエイティブがどのように見えているかを分析し、より反応の良い広告クリエイティブを探していきます。広告の反応が上がることで広告費も下がる傾向にあるので、広告を出稿したら終わり、ということではなくしっかりと検証することが大切です。

広告クリエイティブが決まったら次に行うのがランディングページの見直しです。運用開始当初作ったランディングページと広告クリエイティブの内容が異なっている場合は修正し、販売ページに誘導する確率を上げていきます。広告クリエイティブ、ランディングページともに検証、改善のために指標となる項目をおさえていくことで広告の費用対効果が上がっていきます。

広告クリエイティブ、ランディングページともに検証、改善は時間がかかりますが、少額配信の場合、見当違いのユーザーにも広告を配信するようなことも起きづらいですし、広告費がどんどん消費される焦りも少なく、広告クリエイティブの調整、ランディングページの見直しをすることができます。

Facebook広告のAIの性質上、広告費の大きな変更をした場合は最適化がリセットされてしまいます。そのため広告費の上昇は日予算の1.5〜2倍が妥当な数値になりますが1日数百円の配信からリスクを少なく始めて、費用対効果を上昇させながら1日数万円、数十万円の配信に育てていくことも可能です。

日予算の上昇でROASが大きく崩れない限り予算を上昇させることも可能なので、日予算を徐々に上昇させてROAS200%で1日3万円の日予算になる頃には、月数百万円の利益を狙えるようになるので、これからリスクをなるべく少なくウェブ広告を始めたいという企業やアフィリエイトをしている方はぜひFacebook広告を取り入れてみてください。

第1章の内容は以上となります。

本書ではこの第一章(Chapter1)に続き、以下のような内容が書かれています。

Chapter1  Facebook広告で顧客獲得と売上UPを加速させる
01 Facebook広告は潜在的な顧客と売上を集める集客手段
02 なぜリスティング広告よりもFacebook広告のほうが利益が残りやすいのか
03 Instagram広告の同時配信で認知度を上げ販売層を広げよう
04 1日数百円でスタートして利益を数百万円まで 積み上げるフローチャート

Chapter2  Facebookページを作成して コンテンツを充実させよう
01 Facebook広告を出稿するために必要なもの
02 ビジネスマネージャを準備しよう
03 Facebookページの役割と作り方
04 Facebook ページのコンテンツを充実させよう

Chapter3  Facebook広告の集客を 成功させるための準備
01 Facebookページにいいね! が増えると得られるメリット
02 Facebookページのいいね! の増やし方
03 Facebookページへの効果的な投稿方法
04 Facebook広告で使用するべきキャンペーンの目的とは?
05 いいね!を増やす広告の出稿方法とポイント
06 広告アカウントの作成方法
07 広告アカウントの増やし方とは?
08 ビジネスマネージャから 他のユーザーに権限を付与する

Chapter4  Facebook広告で売上を増やすための運用方法とは
01 広告が最適に配信されるためにやっておきたい3つのこと
02 Facebookピクセルを使って売れるユーザーを集めてもらう
03 Facebookユーザーを見込み客にするための仕掛け
04 ランディングページを作るための準備と作成ツール
05 コンバージョンを狙う広告の出稿してみよう
06 見込み客の購買意欲上げるために準備しておきたいツール
07 メールアドレス獲得にリード広告ではなくコンバージョンを使う理由
08 Facebook広告でLINE公式アカウントの友達を増やす方法

Chapter5 広告の費用対効果を上げるための広告の改善手段を知ろう
01 運用を成功させるために理解するべき数字とフローチャート
02 反応の良い広告の画像の選び方、テキストの作り方
03 誰でもできる運用上達の秘訣
04 Facebook 広告の意外なポリシー違反について

Chapter6 利益率を飛躍的に上げるためにやるべきこと
01 配信数が多い縦型の動画広告を簡単に準備する
02 訪問者と類似オーディエンスを活用しよう
03 アカウントが停止にされてしまったら?
04 世界に向けて広告を配信しよう
05 利益を倍増させるための運用テクニックとは?
06 情報をアップデートできる環境を作っておく

Facebookを運用するまでの流れも解説していますが、実際に運用する中で得た「利益の出るノウハウ」も盛り込んだ1冊になっております。

ぜひ手にとっていただき売上アップにお役立てください。

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