僕が有馬記念でエフフォーリアを無印にする4つの理由

■はじめに

早いものでもう年末!12/26(日)の中山メインレースは有馬記念(GⅠ)ですね!
https://race.netkeiba.com/race/shutuba.html?race_id=202106050811&rf=race_list

有馬記念のエフフォーリアは、どんな馬場でも(渋ろうがそうでなかろうが)・どんな枠条件でも(内枠だろうが外枠だろうが)、軽視します。
本投稿ではその理由を4つ挙げて、文章にしてみます。

僕自身競馬歴1年半の素人ですし、大した内容ではないので、生暖かい目で見てくださいね。

■理由その1 ~コース~ トビが大きいので広いコース向き

トビが大きく美しい走りをする馬ゆえに、広いコースの方が向いていると考えます。

また、レース動画観る限りでは左回りの方が相対的に得意と見ており、東京コースがベスト。実際、東京1,800m~2,000mコースで無双しています。

一方で、皐月賞は(小回りコースの)中山芝2,000m戦でしたが、見事な勝利。
ラチ沿いにしっかり脚をためてほぼ差のない追走をしており、最終コーナーで仕掛けてしっかり勝っています。ここは横山武騎手が素晴らしいポジション取りをしての好走だったと思います。

ただ、今回は中山芝2,500m戦でコーナーを6つもまわる必要が出てきますので、小回り要求度がさらに上がります。
https://www.keibalab.jp/yosou/coursedata/nakayama/t2500/

今回のコース形態は、エフフォーリアには確実にマイナスでしょう。

■理由その2 ~距離~ ベストは1,800m~2,000m

多くの方が同意見かなと思うのですが、距離は1,800m~2,000mがベストの馬だと考えます。

共同通信杯(東京芝1,800m戦)では、シャフリヤールを0.5秒差/3馬身差で完封勝利。一方のダービー(東京芝2,400m戦)では、シャフリヤールにハナ差で2着の惜敗と、距離を伸ばして相対的に成績を落としました。

また、皐月賞(中山芝2,000m戦)で1着でしたが、この際2,3着につけているタイトルホルダーとステラヴェローチェは、距離を伸ばした菊花賞(阪神芝3,000m)で好走する実績を示しています。

このように同じ3歳馬同士との比較から見ても、2,500mへの距離延長は、エフフォーリアには確実にマイナスでしょう。

■理由その3 ~騎手~ 負けん気の強い横山武騎手が裏目に出るリスク

コースと距離については多くの人が考えている内容だと思いますので、このポイントを個人的に一番強調したいです。

過去6走経験している3歳馬のエフフォーリアですが、全て横山武騎手が騎乗しており、彼らしく好位に付けて最後差す競馬をしています。
つまり、ハナを切った馬を含めた先行勢から絶妙な距離を保ってポジションを取り、「1着を狙いに行く」競馬をしているんですね。

さて今回の有馬記念ですが、伏兵パンサラッサが大逃げする展開を想定しています。(※前走+前々走と逃げて連続の1着)
さすがにこのパンサラッサの大逃げのペースに付き合ったら自分自身がバテるので、各馬はパンサラッサがバテることを信じてそのまま行かせるしかない競馬になるでしょう。
このときに横山武騎手がどのくらいガマンができるか。

想像できる展開として、パンサラッサがハナ、タイトルホルダーが離れての2番手。このタイトルホルダーを実質のハナと見立てて好位追走する可能性は高いと思います。
しかしその場合でも、タイトルホルダーという馬は菊花賞(阪神芝3,000m戦)で見事な逃げを決めましたので、パンサラッサまでは行かなくとも結構ペースを飛ばしての持久戦に持ち込むはず。頑張って追走し過ぎると、スタミナを消耗してマイナスにはたらきそうです。

さらに言っておくと、横山武騎手は中山2,500mがそこまで得意でなく。
生涯成績は、[1-0-0-11]です。(1着1回、その他は全て馬券圏外。)
唯一の馬券圏内は今年3/27日経賞(GⅡ)のウインマリリン1着(コーナー通過順位:3-3-3-2)。

まあ確かにそこまで強い馬に乗っていないから、というのもありますけどね。
でも、今年の戦績だけに限って見ても、こんな感じでした。
・3/6 中山9R 潮来特別(4歳以上2勝クラス) クロスセル 2番人気6着(コーナー通過順位:2-2-2-2)
・4/18 中山12R サンシャインS(4歳以上3勝クラス) バイマイサイド 4番人気6着(コーナー通過順位:4-4-4-2)
・9/18 中山7R 3歳以上1勝クラス ヴォリアーモ 5番人気4着(コーナー通過順位:4-5-5-6)
・9/25 中山10R 九十九里特別(3歳以上2勝クラス) メイショウラツワン 5番人気4着(コーナー通過順位:2-2-2-1)

潮来特別のクロスセルなんか彼の騎乗の典型で、ハナを切ったワンダーコノシュアを好位追走で付き合い過ぎて、最後垂れて6着に沈んでいます。
つまり距離が長めのレースにおいて「馬の距離適性」や「脚を溜めて(無理に1着でなくとも)馬券圏内を狙う可能性の追求」といった考慮が弱い騎手で、あくまでも負けん気とともに1着を狙いに行くスタイルゆえにそれが裏目に出てしまう可能性を多分に感じています。

あらためて、今回の有馬記念がパンサラッサ大逃げの展開になるならば、負けん気が強く「1着を取ることに拘る」騎手にはマイナスに働くと考えており、エフフォーリアは横山武騎手の騎乗が裏目・マイナスになるリスクが高いと考えます。

■理由その4 ~人気・オッズ~ 有馬記念の注目度+エフフォーリアの馬柱が過剰人気させる

色々揚げ足とって申し訳なかったですが、エフフォーリアはとても強い馬だと思います。
ただ、オッズとのバランスを見ての回収期待値を取るなら、過剰人気する馬は軽視したいところです。

僕自身まだ競馬歴1年半程度なので有馬記念も2回目なのですが、普段競馬をそこまでやらない人も含めた注目度がすごいです。Twitterの有馬記念に関するツイートに対するインプレ/ファボ数見るだけでも実感できます。

そうなると、当然馬柱がキレイなエフフォーリアが相対的に確実に人気になります。
現状クロノジェネシスと拮抗しての単勝2倍前後のオッズ。
僕はここまで挙げてきた不安要素も勘案して、エフフォーリアは単勝オッズが5倍ついても買いたくないくらいなので、このオッズでは到底重い印は打てません。

「有馬記念の注目度の高さ」と「エフフォーリアの馬柱のキレイさ」が理由でここまで人気を押し上げるなら、今回は軽視すべきターンだと考えます。

■おわりに

以上です。
これだけマイナス要素が揃ったので、エフフォーリアは今回は軽視したい、というのが僕の結論です。

結構思い込みの激しい内容とも言えますが、全く皆さんに意見を押し付けるつもりはないです。色んな意見を自由に言って、各自が取捨選択するのが良いと思いますので。
また、押し付けがましい意見は個人的にも嫌いです。なので、その意図は一切無いとご理解ください!

お読み頂きありがとうございました。
では年末の競馬の祭典、有馬記念を皆さん楽しみましょう!

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