コーンスープの日。

白いごはんとお味噌汁はセット。
それは毎日のお約束だけれども、ときにはその約束が破られることもある。

例えばハンバーグ。つるんとなめらかな白い陶器のプレート。
粗みじん切りの玉ねぎいっぱいのハンバーグがごろんとのっていて、
付け合わせにはにんじんのグラッセ、ほうれん草のバターソテー、
そしてポテトフライ。

例えばステーキ。楕円形の木枠にはめ込まれた黒い鉄製のプレート。
厚切りのお肉がどんとのっていて、
肉汁と油が混じってじゅうじゅうと音を立てている、
付け合わせはやっぱりにんじんのグラッセ、ほうれん草のバターソテー、
そしてポテトフライ。

そんなときは、お味噌汁ではなくてコーンスープがセット。
スープはコンソメでも、チャウダーでも、トマト味でもなく、
断固としてコーンスープ。

作り方はとっても簡単。

用意するのはコーンクリームの缶詰。
我が家はアオハタ一辺倒。
小さいサイズのホールタイプの缶詰も用意。
これもアオハタで。
あとは牛乳、卵、コンソメ、塩、こしょう、バター。

鍋に缶詰のコーンクリームを入れ火にかけます。
牛乳はあき缶にちょうど2杯分。計って鍋に移します。
コーンクリームを牛乳でのばすように、
ゆっくりとかぎませ、ぷくぷくと煮たってきたら、
キューブのコンソメ1コを投入。粒のホールコーンも鍋に入れます。
塩、こしょうで味を整え、バターをひとかけ。
沸騰しないように弱火で煮込みます。
最後にざっくりと黄味と白身を混ぜておいた溶き卵を回し入れます。
これで出来上がり。卵を入れたら、あまりかきまぜないこと。
卵のぷるんとした食感も楽しめます。
ドライのパセリがあれば、パラパラと散らして彩りに。

コーンスープは、ハンバーグやステーキなど、
ちょっとスペシャル気分な肉料理のときの定番だけれど、
餃子のときも出番。

食卓の真ん中にはホットプレートがお待ちかね。

中の餡は合い挽き肉、キャベツ、ねぎ。にら。
にんにくは入れない。
酒、塩、しょうが汁、ごま油で下味をつける。
餃子の皮は、いつも2袋。
昼間からせっせ、せっせ、包んで、包んで、こちらもスタンバイ済み。

ホットプレートの端から端までぎっしり並ぶ餃子。
扇のようなひだ。底はどっしり平らに。
ときどき、破裂そうなおデブちゃんや、
ひだの枚数が少ないものもあるけれど、それもご愛敬。
白い皮が少し透けてきて、香ばしい香りと音が食欲をそそる。
ふたを取って焼き具合を確認したら、水を入れて蒸し焼きに。

さあ、焼けたらどんどん召し上がれ。
餃子は熱いうちが美味しいのだから。

タレはおしょうゆ、ラー油、お酢はたっぷり。

そして白いごはんと黄色いコーンスープ。

餃子のときは潔く。他におかずは無用。

ホットプレートから餃子を取る。
タレにつけて、ひと口かじる。残りは白いごはんの上に置く。
口の中に熱さと肉汁が広がる。タレがちょっと染みたごはんを食べる。
箸をレンゲに持ち替えて、スープをすくって飲む。
コーンと卵のまろやかな味。

餃子、ごはん、コーンスープ。
完璧な三角食べ

餃子、ごはん、コーンスープ。
相性ばっちりの三角関係。

餃子、ごはん、コーンスープ。
餃子、ごはん、コーンスープ。

1.2.3 1.2.3.リズミカルに食事はすすむ。








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