曜日ごとのごはん

フィンランドでは木曜日は「豆スープ」の日だ。
ブラジルのサンパウロでは、
豆と肉の煮込み料理「フェジョアーダ」を
水曜日と土曜日の昼食に食べる習慣があるという。

デンマークに仕事で行ったときに、ユトランド半島の小さな村に泊まった。
土曜日の朝、地元のおじいさんに食事に誘われて、家にお邪魔した。
そのとき「これは土曜日に食べるケーキ。ミルクといっしょにね」と
甘いケーキをごちそうになった。
それがチョコレートだったか、
果物が入ったドライケーキのようなものだったか、
残念なことに細かい部分は忘れてしまったのだけど、
ただ甘かったことだけを覚えている。
日本でも、海上自衛隊では、長い海上勤務でも曜日感覚を失わないために、
毎週金曜日がカレー曜日らしい。

世界には、もっと曜日ごとのごはんというのがあると思う。
個人的に月曜日にコレを食べて、
火曜日はコレと決めているひともいるだろう。
我が家ではという、家ごとの習慣もあるかもしれない。

「食べたいものが食べたい」という食いしん坊には、
決まった曜日に決まったものを食べるというのは、
きっと難しいと思うが、この曜日にはこれかな? と考えるのは楽しい。

例えば月曜日。
週の始まり。
やっぱりパワーをつけたいし、前向きに行きたいので、
ここは卵料理じゃないだろうか。
明るい黄色に赤いケチャップのオムライス。
具だくさんのスパニッシュオムレツもいいかもしれない。

では火曜日。
いろいろな連絡をしたり、あちこちの対応をしたり、作業をしたり、
仕事をしていると、結構忙しい曜日。
そんな忙しい時間が終わってほっとしたいときは、
ビールと焼き餃子で。
白いごはんと卵スープがあってもいい。

水曜日
週末まではまだちょっとある。
ここらで甘い物補給をしておきたい。
甘く煮たりんごを入れたパンケーキや蒸しパンなんて
どうだろうか?
ちょっとおしゃれすぎるか。
甘めの汁のうどんもいいかも。
ねぎと鶏肉、かまぼこなどを添えて。

木曜日
ちょっと気分をリセットしたい曜日。
野菜も肉もモリモリ食べたいので、
ポークソテーを。
しょうがやにんにくをきかせた肉とたまねぎ。
グリーンサラダも欲しいところ。

金曜日
一週間、お疲れさまの気持ちは、
温かな料理で。
鶏肉やきのこ、えびなどを使ったグラタンで
満腹&リラックス。
イワシやじゃがいもにチーズをのせて、
オーブン焼きにしても。
赤ワインで小さく乾杯。

土曜日
あまり決め込まず自由に好きなものを
好きな時間に食べたい日。
鍋いっぱいにカレーを作っておいて、
好きなだけよそって。
らっきょうや福神漬け、ゆで卵、
チーズなど薬味に凝っても楽しい。

日曜日
夜更かしして朝寝坊。
パスタを茹でて、冷蔵庫にある
野菜や肉を炒めて合わせて、ゆったりブランチ。
ハム、チーズ、レタス、目玉焼きをはさんで、
ボリュームのあるサンドイッチにしても。
簡単にできるコンソメのスープを添えて。
バターを塗ってカリッと焼いたトートストに、
クリームチーズとマーマレードというのも幸せのメニュー。
食後は大きめのマグにたっぷりのコーヒ−。

ちゅらちゅらちゅら、ちゅらちゅらちゅらら〜♪
ちゅらちゅらちゅらちゅ〜ら〜ら〜♪



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