強化委員会推薦チーム選考会
約1ヶ月ぶりです。瞬きすると時間が過ぎてますね。noteから、更新したら10ヶ月連続になるよと教えられ、おおそうか更新するか、とかれこれここ数ヶ月続けています。
そう、忘れていたわけではない。わけではないですが、7月4~7日で強化委員会推薦チーム選考会なるものが稚内で開催されていました。書くのが遅くなっただけということにしておいてください。
選考会前の話と余談
前回日本MD選手権3位で、まだ日本MD選手権の出場権を獲得していない私たちとしては、ここで勝って秋の海外遠征に行きやすくするぞ、と息巻いてました。5月くらいまでは。
今回の推薦枠は6つ。昨年度は12チームくらい(うろ覚え)参加していたと思いますが、日本MD選考会開催時期の変更や、いよいよ冬季オリンピックが近づいてきて男女4人制各チームのチーム方針が4人制に専念という流れの影響を受けたかと思います。
もう1つ現時点で微妙にわからないのが、4人制とミックスダブルスの代表掛け持ちについて。これも影響あったかな?と思います。こちらは掛け持ちの可否がまだ示されていません。おそらく各カテゴリーのオリンピックポイントの獲得状況によって、2025-26シーズンの大会数やハードさが変わるためではないかと勝手に思っています。
例えば、全てのカテゴリーが世界最終予選に回った場合、前回同様だと12月頃にミックスダブルス▶4人制の世界最終予選が連続して開催されます。その場合、ピークを12月にミックスダブルス、4人制、更に勝ち進んだ場合は2月にミックスダブルス、4人制ともう一度持ってくる必要があります。さらの4人制のレギュラー選手であった場合、大会直前にチーム練習が出来なくなります。このあたりをどう調整するかは難しい問題だと思います。
同じ問題がオリンピック本番でも出てきますが、日本が3つのカテゴリー全てで出場できた大会はいまだかつてありません。みんな少しでも多く、チームが、あるいは自分がオリンピックに出場できる道は残しておきたいですよね。
ルールが明示されていない場合、メリットとしては柔軟に対応できるというというのがあります。しかし選手としては、動きやすくもあり、動きにくくもあります。気軽にチャレンジしやすい反面、本気で狙っているのであればルールを前提に逆算して自分たちの強化をしていくため、その前提条件がないと活動の方針を決めるのが難しい側面もあります。
日本でスポーツ選手として活動している多くのカーリング選手は、4人制のチームとしての活動に対して支援を受けている場合が多いんじゃないかと思います。となると、4人制チームの意向は重要ですし、「ミックスダブルスをやることによってこういったメリットがある」ということを示せなければ、そもそもミックスダブルスでの活動が難しいということもあるかもしれません。(かもしれないくらいでお願いします)
7.26追記―――――――――――――――――――――――――
特に誰かから指摘があったわけではありませんが、4人制とミックスダブルスの掛け持ちについて、投稿してからもう少しよく考えてみました。
日本カーリング協会から発表されているオリンピック日本代表選考方法には掛け持ちをすることを「否」と明記していません。ということは「可」ととるのが現状かな、と。
あまり自分自身の活動に、直接的に影響のある話ではないので、可否はどうなるんだろうな?と考えていたくらいで深く検証していませんでした。
心配になった方などいましたら、申し訳ありません。
本当に全カテゴリーが最終予選に回って、さらに掛け持ちで出場となった場合に、
「日本として戦略的に戦う必要がある」
というのと、
「大なり小なり困難な点がある」
という私の考えは変わりませんので、そのまま投稿した内容は残しておきます。
また「日本として戦略的に戦う必要がある」場合になったとしても、その戦略を判断するのは選手ではなく、それを統率する組織が決めることだと思います。
私たち選手がやることは変わらず、「目の前の1投を、あるいは1試合、大会で自分にできる最善を尽くす」ことですし、それがあるべき姿だと私は思っています。
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とっても話が逸れましたが、諸般の事情により(たぶん)、なんとぴったりの6チームになったわけです。
というわけで、やってやんぞと息巻いてた私としては少々残念でしたが、全体スケジュールとしては好都合でしたので、色々予定を変更しました。
当初
6月上旬までトレーニングメイン▶7月に小ピーク▶9月に中ピーク①▶11月に中ピーク②▶12月に大ピーク
という流れでシーズン前半を過ごそうと思いましたが、
変更後
7月末までトレーニングメイン▶8月に練習開始▶9月に中ピーク①▶11月に中ピーク②▶12月に大ピーク
といった形にすることにしました。勝ち進めば最大12大会出場することになる今シーズンを良い状態で過ごすためには、オフアイスの時期の過ごし方は重要です。
というわけで、今回の選考会に向けては、稚内に2日早く入って、選考会の事前合宿をするということで落ち着きました。
総当たりの予選
やっと選考会のパートに入ります。
今回の選考会は、申し込みのあった6チームに加え、前回日本MD選手権優勝と準優勝チームも参加し、計8チームで行われました。
まずは8チームの総当たりで、予選の順位を決めます。
VS 上野・山口
9-3 WIN
1日目の第1試合はこちらでした。前回優勝のチームで、世界MD選手権の代表ペア。
お互い荒いところはありましたが、地味なショットを積み重ねてこちらの勝利。
VS 北澤・臼井
9-2 WIN
日付変わって2日目の第1試合。今シーズン新しく組んだチーム。皆さんご存知2人とも違うペアで活動してそれぞれ活躍していました。
今回は組みたてホヤホヤでしたが、たぶん12月はもっと仕上がってそうな感じでした。
VS 小野寺・前田
7-4 WIN
2日目第2試合。私が筋肉痛と1番戦ってた頃です。
いつも楽しそうな前田選手、この日も楽しそうでした。
VS 田中・佐藤
7-6 WIN
ユースオリンピックの代表だったピチピチの高校生ペア。今合宿唯一のエキストラエンドに突入した試合でした。筋肉痛マックスでしたが、ギリギリ意地で勝てました。しんどかったー
VS 札幌国際大学MS(三浦・佐々木)
8-1 WIN
世界ジュニアチャンピオン三浦選手と同じくジュニア時代に日本ジュニアめっちゃ勝ってた佐々木選手で、昨年から継続しているペアです。
寝て回復したのでそこそこいいパフォーマンスでできました。
VS 札幌国際大学TA(敦賀・阿部)
12-1 WIN
札幌国際大学の1、2年生の、たぶんどちらもジュニア世代の新しいペアです。先にアイスコンディション合わせられた結果、点差がつきました。ちなみに敦賀選手には娘とたくさん遊んでもらいました。ありがとう。
VS 松村・谷田
7-5 WIN
3日目の3試合目という1番きっついタイミングで、こちらのペアと。何だか新しい作戦を試していたのかな、いつもとちょっと違う試合展開でした。試合配信なくて残念。面白い試合でした。
というわけで、予選は7勝の1位抜けで順位決定戦へ。
順位決定戦
VS 松村・谷田
6-7 LOSE
なんと再びこちらのペアと。実は前日からわかっていましたが、2試合連続でした。
流れがあっちいったりこっちにきたり大波ザップンな試合でしたが、最後にちょっと悔やまれる情報共有ミスで敗戦。
慢心しないで細かいところまで気をつけて試合しなさいよ、という良い教訓になりました。
というわけで、選考合宿は2位で終了しました。
合宿に関連するあれこれ
昨年同様の場合、この順位はおそらく日本MD選手権のブロック分けに使われるかと思います。まあどこのブロックに入っても、優勝するならやっぱり全勝するくらいの勢いが必要だと思うので、早くあたるか遅くあたるかの差くらいです。
ちなみにアイスコンディションはとても良かったです。曲がりは4.5~5.5ft。少しブレイクポイントが早い氷だったので慣れるまではコールが難しかったですが、合宿の最後まで曲がっていました。滑りは時間帯やシートによって少しバラツキがありましたが、ずっと同じ速さよりは、これくらい差があった方が合わせる練習になります。
いくら最北端の稚内とはいえ、夏なのでそこそこ暑かったです。真夏に良いコンディションのアイスでプレーさせてもらえて、感謝です。
まとめ
今年のスケジュール的に、日本MD選手権前に稚内でプレーできるのはおそらく今回が最後。次は直前合宿になりそうです。次に稚内でプレーする時までに更にパワーアップできるように、夏のトレーニング、秋の海外遠征(修行)、頑張ってきます。
おまけ
おまけ②
おまけ③
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