Princess Syndrome

あたしは　塔の上に住む　お姫様
今日も　王子様は　来てくれない
来るのは　意地悪な　召し使いたち
こんな生活　もう飽々

だからあたし　決心したの
こんな牢獄　出てってやる
召し使いたちが　離れた隙に
あたし　思い切って　飛び出した

少し痛むけど　自由になれるのなら
このくらい　へっちゃらよ
さぁ　王子様を　探さなきゃ

いくら歩いても　王子様はいない
いるのはあたしを
白い目で見る　無礼者たち

いきなり何よ　無礼者
あたしの王子様じゃないのなら
触るな　話しかけるな

あたしの王子様は　どこにいるの?
いつも窓の向こうから　微笑んで
あたしを　見てくれていたのに

あの笑顔は　嘘なの?　幻なの?

ずっと歩いていたら
やっと王子様に逢えたわ
いつものように優しく微笑んでくれたわ

でもどんどん王子様から離れていくの
私のまわりに白い蛇がまとわりついて
王子様から引き離すの

やめて!はなして!たすけて!
でも声は届かない

いつの間にか　あたし
また　塔の上
でも前いた塔とは　また違う塔

あたしは　塔の上に住む　お姫様
今日も　王子様は　来てくれない
でも窓の向こう　微笑んでくれる
あたしの　素敵な　王子様