明けましておめでとうございます。-今年は新たな夜明けの一年に-

明けましておめでとうございます。新年を無事に迎えられた事を嬉しく思います。

昨年はコロナが世界を席巻した一年になりました。盤石に思えた政権が一瞬にして瞬間蒸発してしまい、コロナでは平常性バイアスに掛かったように無為無策になり、続々と倒れていく国民に責任をなすりつけ、自分たちはおいしいものを夜な夜な食べ歩くという、貴族と貧民を思わせるような悪魔のような格差を見せつけられた一年だったと思います。

アメリカでは大統領選が行われ、大方の予想通りでしたが世界を振り回し続けていたトランプ大統領が破れるという結果になりました。敗北の要因はたくさんありますが、中国から発せられたコロナによるダメージがトランプ大統領の敗北につながったのはまず間違いがないと思います。つまりはトランプ大統領は中国に敗れた。習近平国家主席が笑いが止まらないんじゃないでしょうか。アメリカファーストを掲げ、偉大なるアメリカの復活を目指したトランプ大統領ですが、つとまるところ、荒らすだけ荒らしてそのアメリカの復活は成し得る事が出来ず、敗退していったという事でしょう。私自身、トランプ大統領は支持しませんが、もし本当の意味でアメリカの権威を取り戻す事が出来たとしたら、彼は再選していたんだろうと。それが成し得なかった事も大きいと感じます。

日本の周辺諸国では、中国の習近平国家主席はコロナに対する世界的な批難の声にもびくともせず、その椅子に君臨し続けていますし、ロシアではプーチン大統領が大統領任期を延長する憲法改正を行いました。そして自身や家族に対して不逮捕特権をつける憲法改正をすら実現させ、圧倒的権力を保持し続けています。北朝鮮の金体制も2020年は表面上は維持を続けています。これら周辺諸国の状況を考えても、日本はアメリカとタッグを今以上に組み、バイデン次期大統領と緊密な連携をしていかなければならないのは間違いがありません。必ず、今のアメリカの隙をついて彼らは権威を強化していくに違いがないからです。菅政権で果たしてそれが出来るかのか。パフォーマンス的な強行姿勢や、イージスアシュアに代表される、本質を突いていない表面上の安全保障政策を見ていても、「これが日本を守るという保守の仕事か」と愕然とせざるを得ません。「民主党では安全保障の議論はできない」と自民党へ行った先生方、一体どんなお仕事をされてらっしゃるんでしょうか。

2020年のコロナ対策を見て、政府は国民を守る気がない事がはっきりと分かりました。この期に及んで「自助」と言い切る彼らの冷血ぶりには驚きを隠せざるを得ません。なのに野党の支持率は上がらない。このままでは永延にこの自民党政権が続く事になります。それは誰にとって得になるのでしょうか。

今年は総選挙があります。政権を交代できる唯一のチャンスです。我々の命を守るつもりがあるのならば、野党の方々にはぜひその気概を見せてほしいと思います。新年の幕開けと共に、本当の意味での日本の夜明けを今年は見せてほしいと心からそう願っています。そのためにできる事を全力で成し遂げていく。自分自身にもそれを課していきたいと思います。

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