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宝塚記念 考察

はじめに

いよいよ、春のグランプリ。
あなたの夢が走ります。
ミッキーロケットの年は鳥肌が止まりませんでしたね。
ワーザーの猛追を凌ぎ切るあの姿は素晴らしかったです。
さて、今年のグランプリですが、人気投票1位のアーモンドアイは出てこないものの、なかなか良いメンバーが揃ったように思います。
怪物と言われ続けたサートゥルナーリアの久々の戴冠か。
怪物の影に隠れ続けたラッキーライラックが名牝となるか。(もう十分名牝ですけどね笑)
それともクロノジェネシスの逆襲か。
グランプリホースブラストワンピースの復活!?
それともグローリーヴェイズが国内も制覇?
まさかまさかの伏兵悲願達成か?
どの馬が勝ってもそこにはドラマがありそうな予感でワクワクしますね!!

傾向

①馬場
やはり、開催4週目と梅雨という時期も相まって例年重たい馬場で開催される事が多いです。
今年も例外なくしっかりと雨は降っています。
内回りというのもあり、キレキレの瞬発力と言うよりは長く良い脚をどれだけ使えるか。だと思います。
当日も雨は降りそうで、稍重くらいならば更に顕著になるのでは?と思ってます。
ただし、注意したいのはBコースになること。
これでどこまで傾向が変わるか。

②血統
これだけタフだと言われているにも関わらず、ステイゴールド産駒は過去10年で4勝しているが、ゴールドシップの連覇とオルフェーヴル、凱旋門2着直前のナカヤマフェスタで、馬券圏内もこの4頭のみ。意外な結果となっている。
更に面白いデータとして、ディープインパクト産駒だ。
過去10年で7頭馬券になっているが、内6頭は牝馬だった。
サンデー系を狙うなら長く良い脚を使えるハーツクライ産駒などがいいだろう。

③脚質
追い込みは決まらないものの、展開次第では十分に差しまである。
タフな馬場に適性ががあるかないか。
逃げ馬候補も今回はキセキ、スティッフェリオ、ダンビュライトがいるし、極端なスローはスティッフェリオが逃げた時くらいか。そうすると今度はキセキが掛かるからやはり極端なスローは無さそう。
ただし、先ほども言った通り、今週からBコース替わりで例年とは異なる事は頭に入れといた方が良さそう。

④前走
一昔前は鳴尾記念からの馬がよく絡んでいたようだが、最近はG1、G2からの馬が占める。
前走着順に拘るよりはやはり、適正だろう。
もちろん、能力が足らないと話にはならないが、阪神2200mと言う日本のG1に於いては特殊なレースに対しての適正が強く求められる。

有力馬 考察

サートゥルナーリア(C.ルメール)

前走時は、左回り不得意説も懸念されていたが、これではっきりわかった。
東京競馬場がダメなんだ。笑
恐らく長い地下馬道でテンションが上がってしまうと言うのが最有力。
東京競馬場以外では連対を外さず強いのは間違いない。
去年の有馬記念。斤量はキセキと2kg差。着差は2馬身弱。
これは、所詮1つの説だが、斤量1kgで1馬身の差が生まれるらしい。
と、言うことは。。。うん。
休み明けはさすがはノーザンで問題はなく、1戦1戦ちゃんと仕上げているのはわかるが、それにしても大幅な馬体重増加はなく、大きく成長している感じがない。
元々完成度の高い馬なので、どこまで要求するかだが、昨年の有馬記念からの成長という意味ではあまり期待できない。

ラッキーライラック(M.デムーロ)

まずは面白い話から。
牝馬で宝塚記念を制したリスグラシュー、マリアライトの共通点とは?
前年のエリ女勝ち馬と言うところ。
近年ではミッキークイーンも両方好走している。
恐らく2200mという距離設定と近年の牝馬限定戦のレベルが上がってきているということなのかもしれない。
つまり、去年のエリ女を制したラッキーライラックはチャンスがある。
牡馬相手でも引けを取らず、安定した先行脚質。
増え続ける馬体重。
デビュー戦では、480kgだったのが今では520kgと驚異的な成長を見せている。
問題はステイゴールドの系譜であること。
パパや叔父さんと肩を並べられるか?
ステイゴールド系とは思えない馬格に正確を持ち合わせていていい意味でらしくないので、大丈夫だと思いたい笑

クロノジェネシス(北村友一)

この馬好きになってしまうくらい面白い成長をしている笑
オークスまでは、バゴ産駒らしくセンスだけで競馬をしている。
中団あたりから瞬発力にものをいわせて馬券圏内へと飛び込んでいる
様子が変わったのは、休み明けの秋華賞。
馬体重を20kg増やし、京都記念でも12kg増
何がそんなに変わったかと言うと、先行して長く良い脚を使うようになった。
あそこまで瞬発力に偏っていた馬が、成長して先行できるようになっただけでなく、タフな競馬にも対応出来る様になったのはほんとに驚いた笑
前走ラッキーライラックに負けはしたもののその差はクビ差
相手は内を通りこちらは外を通ったことも考えると前走の評価としては、通った場所が逆なら着順も変わった可能性はあると見ている。
それだけこの馬の能力は買っている。

ブラストワンピース(川田将雅)

この馬も好きな馬の1頭笑
勝つか飛ぶかとわかりやすい馬ではある。
大型馬だからか、ストライド寄りの走法だから、もしくは両方だからか、外をぶん回す事が多く、内前が残るような展開はまず届かない。
ここがかなり今回ポイントになりそう。
Bコース替わり初週でどれだけ内前にトラックバイアスがかかるのか。
例年の宝塚記念なら高い評価をしたいけど、この馬は特に当日まで考える必要がありそう。
大阪杯は2年連続これに泣いている。
この馬に向く馬場なのかどうか。それに尽きる。

グローリーヴェイズ(D.レーン)

香港ヴァーズを勝ちながらもこの人気にとどまるなら美味しいかもしれない。
というか、この馬よくわからない笑笑
ディープインパクト×メジロ牝系で、スタミナよりかと思えばそうでもない。
実際良績は平坦に集まる。
陣営もそこはもしかしたら気にしているのかも。
そして休み明けよりも2戦目の方が成績はいい。
間隔を開けて春天で好走はしているが、3着以下は。。。ね。
状態も含めて検討の余地ありだが、恐らくなんやかんや人気しそうなので、今のところ消しの1頭。

気になる穴馬

キセキ(武豊)
この馬を穴馬として取り上げるとは。
終わった馬と言えばそうなのかもしれない。
しかし、前走は落鉄のまま1周走る。
前半武Jが抑えようとするとそれに反発。仕方なくいかせる。
これだけ敗因があるのなら、まだ見限らない。
人気もないし、終わったと思われてるなら抑えておいても。

ダンビュライト(松若風馬)
虚勢明け2戦目。通常だと虚勢明け3戦目からパフォーマンスが向上するらしい。
しかし、陣営もここを睨んで春天を使ったと考えると脚質的にも面白い。
タフな競馬になれば。。。

ペルシアンナイト(和田竜二)
叩き良化型だが、最近のパフォーマンスを見ると京都の方が。。。
スピードを求められるよりこちらの方が向いてるは向いてる。

モズベッロ(池添謙一)
前走は明らかに距離が長く、距離短縮歓迎。
逃げ馬候補たちの後ろに陣取って足が溜まれば。
ベストな舞台ではないが、持続力はあり。

ワグネリアン(福永祐一)
正直いまだに怖い笑
思い切って内枠引いてくれたら。。。笑笑

まとめ

現段階では、Bコース初週の影響がどれほどなのかわからない。
8枠の勝率が異常に高い事からも、例年なら内よりも外なのだろうが、今回は異例。なので、印に関しては大きな変更もあるかもしれません。

◎ラッキーライラック
◯クロノジェネシス
▲サートゥルナーリア
△ブラストワンピース
穴キセキ
大穴ダンビュライト、モズベッロ