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あなたは、運がいいですか?

こちらの記事もオーストラリア滞在中に書いている。
海外に来ると、なぜだか内省が進む進む(笑)

この問いも、オーストラリアはケアンズ、キュランダ行きの観光列車の中で出たテーマだ。

窓から絶景を眺めながら、「自分は本当に運がいいな~」と。

キャリアに対してもそう、プライベートに対してもそう。

大尊敬の上司と、気の合う同期が職場にはたくさんいて、
チャレンジングな目標を追いかけている。

プライベートでは、フラッと旅する愉快な仲間に囲まれて、いつも人生を彩ってくれている。
アメリカ横断に、アジア周遊。どれも1人では生み出せない思い出で溢れている。

ルート66のオールドタウンにて

今回は1人旅。と思いきや、これまた愉快なお友達が現地に住んでいて、
ケアンズのあれやこれやを紹介してくれている。

自分は運が良い。

世の成功者は「成功した理由は?」と尋ねられると、
往々にして「運が良かっただけ」と答えている。

果たして運が良いというのは偶然なのだろうか。
揃いも揃ってフューチャーされる人が「運が良い」というのには、
やはり運が良くなる必然性を感じずにはいられない。

パナソニックの最終面接では毎回決まった質問があるらしい。

「あなたは、自分自身のことを運が良いと思いますか?」

あなたの回答はいかがだろう。

もしもこの質問にNO!と答えたなら、パナソニックからはお祈りメールが届くことでしょう。

というわけで、今回は「運が良い」ことの必然性に関して考察してみます。


「運が良い」は作り出せる

運が良いは創り出せると思います。

鍵は、「出会い・機会の最大化」。

かなり抽象的な言葉にしてしまったので少し具体例を。

Aさん、Bさんが、Cさんに出会ったとしましょう。

AさんがCさんと出会った時、当たり障りのない会話をしてそのまま終了。
一方Bさんは、Cさんと出会って意気投合。将来のことについて話こみ、継続的にコミュニケーションをとるように。
数ヶ月後には2人でイベントを開催し、見事大成功。
Bさんはイベント後「Cさんと出会えたことがラッキーだった」なんて答える。

この2人の違いはなんなのか。
つまり、出会い・機会を最大化するための要素はなんなのでしょうか。

個人的には以下2つの要素が必要だと考えます。

①なりたい姿(to be)が明確であること
②投資思考であること

一つずつ解説をしていきます。


①なりたい姿(to be)が明確であること

これはどちらかというと、出会いの最大化を実現する要素。

そもそもまた話したいなと思うコミュニケーションには
「未来に対してワクワクするか」が超重要な要素だ。

この人と話していて楽しい、ワクワクするという時、大抵の場合面白い未来が垣間見えている。そのロードマップもなんとなく見えている。

この状態に至るカギは「Give & Give」の状態であることだ。
そのためには同じ土俵で話せすための経験・知識量・人とのつながり・想像力などなど必要な要素は無限大。

鍛えておくべきことは山ほどある。

よく見かけるパターンは、軸は明確だけど実が伴っていないケース。
これだと到底「Give & Give」のコミュニケーションはできず、次につながることはない。出会いが最大化できない状態だ。

つまりこの①は条件付きなのだ。

なりたい姿が明確で、実が伴っていること。

つまり「運が良い」の一つの要素を満たすためには、

多大な経験をしていて、
知識が豊富で、
想像力(やったことないことでもなんとなく想像がつくこと)があるなど、

人間力を高めることに貪欲である人物像が必須条件である。


②投資思考であること

これはどちらかというと機会の最大化を実現する要素。

購買行動を「投資」と考えている人は、幸福度が高いように思う。

この価値観を初めて聞いた人向けに、少し具体例を挟む。

例えば、スーツを買うとき。
とりあえず2万円くらいのスーツを間に合わせで買う「消費」をする人と、
数年後の自分が成功するための「投資」と捉えて良いスーツを買う人。

後者は、このスーツがある種自分との約束となり、モチベーションとなる。

これは「モノ」だけではなく「コト」も同じだ。

・ここに行きたい
・これがしたい
にお金と時間の投資をする。
投資ということはリターン(学び)を得るということだ。

この「リターンを得る」ことが投資思考最大のポイント。

この基準を明確にするために、実が伴ったなりたい姿が必要であり、
投資判断の基準になる。

この経験をすれば、どんな学びや気づきがあるのか、それが将来的にto Beの実現にいきてくるのか。

ただお金と時間を使って経験するだけではなく、その先のゴールが見えているか・見えていないかで、同じ経験でもその効果は雲泥の差になる。

ただ、どんな時でもこのゴール設定が必要かと問われればそうではないと思っている。

目的もなく、計画もなく旅に出ちゃう自分だから、「絶対に」ゴール設定が必要なんて言われたら生きづらいことこの上ない。

ただ、意識はしていても良いと思う。
目的がなくても、行ってみて気づくことはたくさんある。

振り返りをするだけでも、かなりリターンは得られるので、
僕は時間やお金をかけたものは振り返りをするようにしている。

「運が良い」人は上記のことを理解して、機会の最大化をするために、
事前にリターンの定義、あるいは振り返りを行っているのではなかろうか。

何はともあれ「運が良い」の言葉の裏には
多くの努力が見え隠れする。

当人の努力と未来を見据えた戦略があるからこそ、
出会いの最大化と、機会の最大化が実現でき、

まとめて「運が良い」という言葉に行き着くのだろう。

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