あなたは、運がいいですか?
こちらの記事もオーストラリア滞在中に書いている。
海外に来ると、なぜだか内省が進む進む(笑)
この問いも、オーストラリアはケアンズ、キュランダ行きの観光列車の中で出たテーマだ。
窓から絶景を眺めながら、「自分は本当に運がいいな~」と。
キャリアに対してもそう、プライベートに対してもそう。
大尊敬の上司と、気の合う同期が職場にはたくさんいて、
チャレンジングな目標を追いかけている。
プライベートでは、フラッと旅する愉快な仲間に囲まれて、いつも人生を彩ってくれている。
アメリカ横断に、アジア周遊。どれも1人では生み出せない思い出で溢れている。
今回は1人旅。と思いきや、これまた愉快なお友達が現地に住んでいて、
ケアンズのあれやこれやを紹介してくれている。
自分は運が良い。
世の成功者は「成功した理由は?」と尋ねられると、
往々にして「運が良かっただけ」と答えている。
果たして運が良いというのは偶然なのだろうか。
揃いも揃ってフューチャーされる人が「運が良い」というのには、
やはり運が良くなる必然性を感じずにはいられない。
パナソニックの最終面接では毎回決まった質問があるらしい。
「あなたは、自分自身のことを運が良いと思いますか?」
あなたの回答はいかがだろう。
もしもこの質問にNO!と答えたなら、パナソニックからはお祈りメールが届くことでしょう。
というわけで、今回は「運が良い」ことの必然性に関して考察してみます。
「運が良い」は作り出せる
運が良いは創り出せると思います。
鍵は、「出会い・機会の最大化」。
かなり抽象的な言葉にしてしまったので少し具体例を。
この2人の違いはなんなのか。
つまり、出会い・機会を最大化するための要素はなんなのでしょうか。
個人的には以下2つの要素が必要だと考えます。
①なりたい姿(to be)が明確であること
②投資思考であること
一つずつ解説をしていきます。
①なりたい姿(to be)が明確であること
これはどちらかというと、出会いの最大化を実現する要素。
そもそもまた話したいなと思うコミュニケーションには
「未来に対してワクワクするか」が超重要な要素だ。
この人と話していて楽しい、ワクワクするという時、大抵の場合面白い未来が垣間見えている。そのロードマップもなんとなく見えている。
この状態に至るカギは「Give & Give」の状態であることだ。
そのためには同じ土俵で話せすための経験・知識量・人とのつながり・想像力などなど必要な要素は無限大。
鍛えておくべきことは山ほどある。
よく見かけるパターンは、軸は明確だけど実が伴っていないケース。
これだと到底「Give & Give」のコミュニケーションはできず、次につながることはない。出会いが最大化できない状態だ。
つまりこの①は条件付きなのだ。
なりたい姿が明確で、実が伴っていること。
つまり「運が良い」の一つの要素を満たすためには、
多大な経験をしていて、
知識が豊富で、
想像力(やったことないことでもなんとなく想像がつくこと)があるなど、
人間力を高めることに貪欲である人物像が必須条件である。
②投資思考であること
これはどちらかというと機会の最大化を実現する要素。
購買行動を「投資」と考えている人は、幸福度が高いように思う。
この価値観を初めて聞いた人向けに、少し具体例を挟む。
これは「モノ」だけではなく「コト」も同じだ。
・ここに行きたい
・これがしたい
にお金と時間の投資をする。
投資ということはリターン(学び)を得るということだ。
この「リターンを得る」ことが投資思考最大のポイント。
この基準を明確にするために、実が伴ったなりたい姿が必要であり、
投資判断の基準になる。
この経験をすれば、どんな学びや気づきがあるのか、それが将来的にto Beの実現にいきてくるのか。
ただお金と時間を使って経験するだけではなく、その先のゴールが見えているか・見えていないかで、同じ経験でもその効果は雲泥の差になる。
ただ、どんな時でもこのゴール設定が必要かと問われればそうではないと思っている。
目的もなく、計画もなく旅に出ちゃう自分だから、「絶対に」ゴール設定が必要なんて言われたら生きづらいことこの上ない。
ただ、意識はしていても良いと思う。
目的がなくても、行ってみて気づくことはたくさんある。
振り返りをするだけでも、かなりリターンは得られるので、
僕は時間やお金をかけたものは振り返りをするようにしている。
「運が良い」人は上記のことを理解して、機会の最大化をするために、
事前にリターンの定義、あるいは振り返りを行っているのではなかろうか。
何はともあれ「運が良い」の言葉の裏には
多くの努力が見え隠れする。
当人の努力と未来を見据えた戦略があるからこそ、
出会いの最大化と、機会の最大化が実現でき、
まとめて「運が良い」という言葉に行き着くのだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?