自分が定年間際に思い出した老父母の讃岐弁「いっちゃくしゃ」
1. 昔、老齢になった父母から聞いた言葉
とっしょりが、いつまでも、「いっちゃくしゃ」でやることない。そろそろわかいしに、みちゆずらな。
みなさんこの「いっちゃくしゃ」という言葉の意味、判りますか?この「いっちゃくしゃ」、一番役者や主役という意味でしょうかね。
2. そういう意味だとすると、この老父母の言葉は、標準語に訳すと
「年寄りが、いつまでも、一番役者でやることはない。そろそろ、若い衆(若い人)に、道を譲らないといけない。」
3.自分が定年間際にようやく実感する言葉かな
今年(平成30年(2018年))3月に、定年になる私が、急に思い出した昔聞いた老父母の讃岐弁です。自分が、この年になって、両親の複雑な気持ちがわかる昨今です。若いもんには負けんと言って、生涯現役を貫こうという人もおられますが、後進に道を譲ったり、後進を育てることに力点を移すことが、世間の正常な世代交代につながりますよね。皆さんはどう思いますか?
平成29年(2017年)7月3日 随筆
令和5年(2023年)10月28日 加筆
*なお、冒頭の歌舞伎役者のイラストは、下記のURLのフリー画像を使用させて頂きました
https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=460306&word=%E6%AD%8C%E8%88%9E%E4%BC%8E
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