0才からの影絵でおはなしクラシック「ブレーメンの音楽隊」

7月21日(土)午前の部に参加。
私はクラシックには疎い。曲さえわかればという程度にしか耳が慣れていない。
2才の息子が音楽が好き(よく歌ったり踊ったりしているだけ)そうだし、ワヤンカンチルには就業中お世話になったこと、知り合いが音楽に関わっていることなどの理由で行ってみた。

最初の30分が影絵の物語で、15分の休憩を挟み後半が歌のおねえさんよろしいソプラノの方がMCをするお歌の時間。
影絵は、その特徴が最大限活かされていた。インドネシアの世界観を何度も応用させてきた熟練の技という感じ。ナナンさん、このためにワヤンを新作したのかな、、一つどのくらいの時間で作るんだろう、すごい。あれらにも美しい装飾がついているなら、見たい。
音楽は物語に従って作曲されているようで、子供の五感を刺激するような擬音も兼ねた構成になっていた。「おかあさんといっしょ」でお馴染みのあの曲が流れるもんだとばかり思っていたものだから、少し残念にも思った。あの曲が割と好きなのだ。
動きと音楽の連動というのはとても大変だと思うし、その成果がきっちり現れていて素晴らしかったです。周りを見ても子供は結構集中して見ていたし、うちの息子もショベルカー片手に思ったより楽しんでいたように見えた。

15分の休憩はなが〜〜〜い!子供の集中力どうしてくれんねん!
演奏は体力を使うし、休憩をしっかり取った方がいいのはよくわかります。「一旦抜けたら絶対外で遊んじゃって戻るのゴネるな…」とその場でなんとか時間稼ぎを考える。できれば寝ないように工夫するのも一苦労なんですよ…親にとってはね…

後半はバイオリンとソプラノについて高度なトークが始まり、「0才からのという割にこの内容は…」と心配になった。実際一番会場がざわついていたのがこの時間だったと思う。息子もお腹が空いたと言っておにぎりを食べ始めてしまうし(ごめんなさい)、このまま収束かと思われたのですが、最後の20分弱は「おもちゃのチャチャチャ」「小さな世界」「さんぽ」と子供らしいメドレーを連発してくださり、会場も盛り上がったように見えました。
うちの息子は唯一、「小さな世界」の後半から気持ちが盛り上がったのか、突如踊り出した…他誰もそんなことしなかったのに…「さんぽ」も独特のステップを踏み「ちゅんちゅん、たんぽちゅち!」と報告してくれましたよ…天使…
この様子にMCソプラノの方も微笑ましく視線を向けてくれていたのがちらっと視界に入りました。

最後の最後で息子が楽しんでくれたな〜!という実感がありましたので、よかったなと。クラシックは本当に門外漢で聴きに行くのが気後れしがちですが、子供と一緒に今後も自分の世界を拓いていきたいな。

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