【劇場版からかい上手の高木さん】これも!これも!ポストクレジットへの伏線
1.虫送りの当番で小さい子の相手をしていた西片に対して
高木さんの「かっこよかったよ。お父さんみたいで」
確実に西片の父性を感じ取っていましたね。年下の子に自分のこと「お兄さん」って言える中学生の男の子なんて、そうそうおらんですよ。
伏線と言えるかは微妙ですが、「お父さんみたい」な西片に対して、
「お母さんみたい」な高木さんの所作に着目したツイートの引用です。
2.西片と高木さんが境内でハナのお母さんネコを探すシーン
西片の「お母さんどこー」
これは完全に妄想ですが、親になった西片と元高木さんはちーを連れてショッピングモールに行ったときに毎回のようにお父さんvsお母さん&娘のかくれんぼ対決をしてそうですよね。
3.2人でハナのお世話をするのは親になって家族を持つことの疑似体験
引用になりますが、たとえばこのツイート。
ハナを2人の間に寝かせて添い寝するのも家族っぽくていいですよね。
あと、ちょっときわどいですが、映画のPV初公開時に話題になった膝枕のシーン。高木さんが妊娠した時に、お父さんになった西片がやってそうというツイートをお見かけしたことがあります。
4.「高木さん家の子になったらお転婆は封印だぞ?」
ちっちゃい子に話しかけるような西片の口調。若くてやさしいお父さん感がすごいですよね。
高木さんに子どもができるという暗示になっております。
5.「いい夫婦だなー」
言わずと知れたペットグッズのお店の看板インコ、カツオくんが西片と高木さんを見て放ったセリフ。一匹の子猫を2人で大事に育てる後姿は、鳥類が見てもわかるほど相性抜群の夫婦だったのでした。
ここで「しーっ!」とカツオを注意する太田さん。「冷やかさないの!」と言わんばかり。鳥が発した言葉なんて無視すればいいところを、わざわざ止めたということは、自分もこの2人が仲良しカップルにしか見えてなかったってことですからね。
6.「高木さんを幸せにする」のときの西片の顔
これ実は最初、私も西片の作画に違和感を覚えたのですが、高木さん制作陣が何の狙いもなく西片にこのような表情をさせたはずがありません。
これも他の方のツイートを見て理由が分かったのですが、このときの西片の顔は、お父さんになった西片の顔に近いんですよね。
つまり、西片から高木さんへの実質的なプロポーズが、西片が大人になる一歩を踏み出したんだということを、あの表情で示唆していると。
恥ずかしくって自分の思いに向き合えず、
高木さんからの好意には明確な返事をしてなくて、
でもこのままじゃほんとに高木さんも自分も前には進めない…
そう思った西片の勇気と覚悟の一言が「高木さんを幸せにする」でした。
西片、ほんとよくがんばったね。大きくなったね。
高木さんもうれしがってるよ。
と観客の心の声。
『劇場版からかい上手の高木さん』は制作陣の細かなこだわりやファンを喜ばせる演出があちこちにちりばめられている
いかがだったでしょうか?
『からかい上手の高木さん』をただの日常系ラブコメと侮るなかれ。この作品はキャラクターの魅力を最大限引き出す音楽、背景、脚本、、、すべての要素が美しく織りなされています。
6週間ほどの上映期間に10回以上観に行ったコアなファンも存在するほど、観るたびに新たな発見がある映画に仕上がっております。
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