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歳を重ねるということ

27歳になりました。

振り返りは好きだけどいつも避けてしまうから、年末と誕生日は立ち止まって轍を眺めるタイミングにしていたりします


今年もつらつらと振り返ってみようと思います。

以下、ただの自己満ですが、もしお付き合い頂けるのであれば、どうぞ私の26歳を擬似体験してください



実家で普段の1日として特別感のないまま誕生日を過ごしていた1年前。

新入社員歓迎イベントのメンターしてた気がする(チームのみんな元気かな。

5〜6月は仕事含めて15〜18時間くらい画面を見てたんじゃないかってくらい。

13型の画面の中にひきづり込まれそうになりながら、野比の海と家族の温かさで現実の美しさを忘れないでいることができた。

18歳から志木に住み始めて、10年弱ぶりの家族との生活は、控えめに言って幸せだったし、「暮らすこと」を今一度考え直させてくれた。

(この風景が本当に大切)


だからこそ、歩みを止めないでいれたのだと思う。

6月はオンラインイベント出してもらったり、新入社員向けに毎日配信?したり笑

どんな状況下でも爆速で動き続けるスーパーサイヤ人達がいて、クリリンにもなれない自分ながらもいろいろなチャレンジをしてこれたと思う。

宣言の隙間に念願のバンジージャンプも。
人はテンパると変な声が出る。


夏。
人生で初めての「異動」。
ヨックモックを渡しながら一人一人にお礼が言いたかったけど、結局全員には会えなかった。
オンラインでの寄せ書きが後日届いた。
ちょっと寂しかった別れの季節。


社内転職とはよく言ったもので、まあ元々新入社員に毛が生えたレベルの自分はプレゼンスのぷの字も発揮できるわけもなく。

少し、自分のフィールドに逃げてた気がする。
し、何もできない自分が嫌いだった。

自分で好きになれない自分を誰かに好きになってもらえるはずもなく。

今思えば、そりゃそうなるなーという別れ。
(簡単に言うと、フラれた)

一休みしろって言われてたのかもね。



冬までは、「あ、自分は今下りカーブにいるなー」て認識だけあって、抜け出せない時期。

「自分の不調に誰よりも早く気づくことがプロ」的なことをイチローが言ってたけど、天下のヒットメーカーは打席に立てない時の不調の抜け方は教えてはくれなかった。

年末に2つ結婚式があって、高校大学の同志達に会って、昔を思い出していたら逆に吹っ切れた気がした。

過去の自分、ありがとうとも思った。



そして年は明け、2021年。
転勤転勤て言われ続けた可能性が一旦低くなり、引っ越しを考え始めた。
(元から男3人ルームシェアを探してたけどさすがに叶わず)

やっぱり、暮らすって大切なんだなと。

1日10時間働いた残りの時間(テレワークならその中の時間も)って「生活」な訳で。

その時間は生活の時間として削りようはない訳で(し、削りたくない)

その時間を誰かと分かち合えるって幸せだなと。

約束をして行う「ハレの日」ではなくて「ケの日」を一緒にいれる人。


そんなことを思ってると、まずは仕事がマンネリ停滞イヤイヤ期を脱し、時はまさに大航海時代。

イーストブルーかと思ったらいきなりリバースマウンテン登るところから始まる感じ

突然の新世界


そんな有難いくらい忙しい荒波に揉まれ始めると、なぜか暇なときよりもチャレンジがしたくなるのが性。

気付いたら4月になってたし、気付いたら共同生活をしてた。本業以外の仕事が2つ増えていた。


そして気付いたら、27歳が目前に控えていた。




26歳最後の週。仕事で初めて泣いた。

形としては1年越しの、想いとしては3年くらいの、ずっと感じていた会社、仕組みへのやるせなさ。


でも、絶対変わらなきゃいけないし、変えられると信じて今までぎゃーぎゃーわめきながら動いてきた。

でも拭い切れなかった自分の無力感、これでいいのかという焦り、周りからの目線。


そんなまとわりついてたものが一旦全て報われた気がして、制度発表のオンライン配信を部屋で聴きながら涙が止まらなかった。


ほんのわずかな、小さなうねり。

でも、自分が信じてきたものが一つ形になったことって、こんなに幸せなんだなと。




表題に戻りたいと思う。

歳を重ねるって、いろんなものを背負うことなのかもしれない。

「周りの人が幸せであってほしい」
よく、お祈りするときに思っていた。

26年間、気付いたらたくさんのものを背負っていて、だけどそれは量に反比例して身体を軽くしてくれていた


もしかしたら、余計な荷物もたくさん持ってきてしまったかもしれない
(実際リュックはいろいろ入ってて汚いタイプだし)

でも、それも全部含めて、自分だと思うし、何か一つ欠けていたら自分は自分でなかったと思うと、全ての無駄すらも愛おしい。

少しだけ遠回りもしてきたかもしれない。
けど、自分なりに過去最高を更新できるように歳を重ねてきた。

たまーに重いものがあったりして、転びかけそうになる。

でも最近は、一緒に持ってあげるよ、と言ってくれる人も増えた。

この人の荷物を持ってあげたいな、そんな人にもたくさん出会った。


歳を重ねるって、いろんなものを背負うことかもしれない。

でも同時に、いろんな背負い方もわかってくるのかもしれない。


27歳も、ひとつひとつていねいに、歳を重ねていきたいと、思った。

2021.05.02

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