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ニューハルピン参内 その4 -Halpinistize 4

「あーーー疲れたーーー!!‪( ;´Д`)‬」

「お疲れ(笑)」

1年ぶり?の挨拶もロクに無く、お互い500kmクラスの道中を走破してきたことへの労いと、無事を喜ぶ言葉が先に口を衝いて出る。(笑)

そんな挨拶もそこそこに、夢にまで見た念願のニューハルピンで、チョースケとチャーハンを注文。

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…美味い。

あまりグルメレポは得意ではないのだが、良質な脂が少し縮れたやや太めの麺に絡んで独特の風味を生み出す。何ともオーソドックスなようであるのだが、それでいて唯一無二の風味。これは想像以上だ。

意外と衝撃を受けるものというのは、その喜びは長くは続かない。バージンインパクトと言って最初のそれっきりである事も多いのだが、そうではなく、長く、歴史を重ねて尖ったところを落として残る部分を磨き上げてきた、まるで革製品を愛でるかのような、そんな味わい深さ。正直、驚いたと言うか、いい意味で期待を裏切られた。正直、多少美味くなくたって「高いラーメンだったな(^∀^)ゲラゲラ」と笑えりゃそれでいいかと思ってた所もあったのだ。

「何が違うのか分からない」。コレこそがプロの仕事だと常々思う。トライアルをやってる選手を見ると誰でもできそうに感じる。でもやってみたらできない。本当のプロの仕事ってのはそう言うもんだと思ってる。チョースケを食いながらそんな事を考えていた。

友人Pを待ってる間、店主さんとご挨拶させて頂いたのだが、そのルーツを聞きながら遠くまで足を運んだにも関わらず「あー、久々にバイク乗りの所に『帰って』来たなぁ」と感じた。凄い方なのに威圧感は無く、とても親しみやすい方で、更にはどことなく、「同じ匂い」がする(笑)

チョースケを食って「なるほど」と深く頷いた。

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…その後、Pと他愛もない話をしながら彼がぶん取ってきた(笑)カタナを試乗させてもらったりしながら「日本一遠い場所」の直江津のひと時を楽しんだ。

まだ翌日、限定の「ぶためし」を食うミッションが残ってるので早々にホテルに引き上げ、休憩することにする。

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で、チェックインの手続きをしていて、財布を出したところで、ふと気がついた。

「なぁ、P、金払ったっけ?」

P「((((;゚Д゚)))))))」

無銭飲食、コンプリート…(Pは2回目…)


-to be continued...


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