見出し画像

ニューハルピン参内 その3 -Halpinistize 3

冠雪した立山連峰を見ながら北陸道をひたすらハイペースで突っ走る。

車も少なく、快適な道路だ。

富山、黒部の市街地を避け、再度海岸線に出たところで降りる予定だったので、親不知ICで降りた。

画像1

そこから再度ニューハルピン店主のルーツであるR8を東に走っていく。ここも敦賀のところとは異なるものの、アップダウンと海岸線の入り組んだ3次元コーナーが続く快走路だ。ただ、交通量は割と多く、入り組んだ地形と相まって、慣れていないと前走車をパスするのに少し手間取るのが難点か。

画像2

時期がよく、桜と冠雪した立山連峰という組み合わせも見ることができ、まるで夢の世界だ。

画像3

後輩に「日本一遠い場所」と言って来た直江津駅に、まさか自分のマシンで来る日が来るとは思わなかった。

画像4


-----------------------

そして友人P。

ツイートを見てみると「行くぞ!このやろう!」とスズキのマシンのメーター。

んん????何が起こった?友人のマシンでも借りたのか?

後から聞いた話をまとめると、こうだ。

エンジンが逝ったペネで家まで帰ってたら当然、閉店時間14:30には間に合わない。おまけに250で高速ひたすら走るのもキツいし遅い。

で。何にせよペネを修理に出したらGWまでに戻ってくることはないだろう。となればGWの予定は全てパーだ。んじゃその金置いておく必要もねぇだろ、ってことで帰りの道中でレンタルバイクの店に飛び込み「一番速い奴貸してくれ!!」と頼んだらしい。ペネも預かってもらえるよう交渉し、成立。そいつで今、こちらに向かっているとのことらしい。

トラブルが発生すると、当然、物事は予定していたようにはいかない。

こういう時こそ、経験と、人間力が試される。諦めるのは簡単、遂行するには知恵と工夫と、無理を通す、「penetrateする」だけの信念が必要だ。正に友人Pの得意とするところ。いかにしてトラブルを解決するか、というのは言わば脳内パズルであり、失ったピースをどのような形でフォローし、補うか。ここでちまちまと隣のピースを入れ替えたりなどという事を彼はしない。全部バラバラにしてしまうのだ。そこでもう一度やり直す。これが最も効率的で最も効果が高いことを経験的に知っているのだと思う。

そして。

Just arriving at 14:00

画像5


-to be continued...

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?