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【株式会社リペアサービス】ワクワクする場所で、仕事に夢中になる

 knowthのアヤです。現在北海学園大学経営学部の3年生で、ゼミの就活支援プロジェクト「knowth」に取り組んでいます。趣味はNetfixでドラマや映画を見ることです。
  knowthは学生と企業をつなぐ目的で発足したプロジェクトです。今回は北海道の中小企業の魅力を発信していきたいと思います。「納得のいく就活をしたい!」という思いから始まったこのプロジェクト。“採用マーケティング”という経営学の観点から人材確保問題の解決に繋がる活動を目指しています。
 就活を控える学生のみなさんにとっては、中小企業は大企業に比べて魅力に劣るというイメージがあるかもしれません。そこで、今回は北海道の中小企業『株式会社リペアサービス』へインタビューに伺いました。インタビューを通じて感じた「仕事に夢中になれる会社」とはいったいどんな会社なのか?リペアサービスで働く魅力についてご紹介します。

修繕だけじゃない!暮らしの困りごとを広く対応

 株式会社リペアサービスは2009年設立の賃貸物件向け24時間修繕サービスを行う会社で、「水漏れしている」「建付けが悪い」などの問い合わせを受け、管理会社に代わり入居者からの”暮らしの困りごと”に対応しています。実際の仕事の流れはこんな感じです。


入居者や管理会社からの問い合わせ

外部コールセンターor リペアサービス
(問い合わせの内容に応じて対応を工夫)

担当業者を手配
(市内をエリア分けしエリアの担当業者を手配)

担当業者が写真付きで報告書をウェブ上に提出

リペアサービスが精査

報告書を管理会社へ提出


 リペアサービスは修繕を行うだけではなく、「入居者へ快適な暮らし」を提供することを目指しています。そのため、上記の範囲外の困りごと以外にも、例えば水漏れの際に階下の部屋の拭きあげも行う、のように通常業務からは少し逸脱するような仕事でも柔軟に対応することに力を入れています。こうした仕事の柔軟性に力を入れるのには、以下のような2つの理由があります。

①管理会社が入居者促進等のオーナー様の資産最大化に専念できるよう自社を「アウトソーサー[1]」として位置づけ、入居者の暮らしの質の向上につながるサービスを提供したい。

②壊れたところを直すだけの修繕サービスにとどまらず、入居者の"困りごと"を包括的に解決することを目指す。水漏れの修理に加えて濡れたり汚れたところの清掃や修繕ですらない害虫駆除や、届かない場所にある電球の交換など、範囲外の問題にも対応し、入居者の快適な生活を考えたサービスを提供したい。

 つまりリペアサービスは、修繕に限らず入居者のニーズをくみ取り、質の高い生活環境を提供するサポートに焦点を当てた事業を行っているということです。リペアサービスが修繕を超えて入居者の生活環境の整備を担うことで、管理会社には入居者促進等のより専門的な業務に注力してもらうことができるわけですね。「オーナーが経済的に潤った状態になってこそ、その物件に住んでいる入居者の快適な暮らしにつながる」んだという信念に基づいて、従来の業界では考えられなかったようなイノベーションを起こしたのです。

[1]アウトソーサー … 業務を外部委託するアウトソーシングに対し、受託企業側のこと

株式会社リペアサービス 富田 訓司 代表

職務内容と社員の語る魅力

 では、リペアサービスの実際の仕事はどのように行われているのでしょうか。 今回はサービス推進課の小林さんと運営部の清水さんにご協力いただき、お二人の実際の職務内容を紹介してみたいと思います。

サービス推進課 小林さん

 小林さんの所属するサービス推進課は、会社が新しく取り組もうとしていることを形にしていく役割を担う部署です。仕事内容には決まった形がなく、会社の新たな取り組みをどのように具体的な形にするかを考え、そのための調整や作業を行います。現在はLINE公式アカウントを利用した有人チャットの運用を試験的に始めているそうで、対応するオペレーターがわかりやすいフロー作りや返信する際の文言など試行錯誤しながらオペレーターが対応しやすく、電話よりも入居者が問合せしやすい環境づくりを行っています。それ以外の時間は相手との調整を行う仕事が多いためタイミングを見て連絡を行ったり、進捗を考え作業の優先順位をつけ、作業を行っているんだそう。
小林さんが感じる仕事のやりがいは、

  • やることが決まっておらず、求められることが変わるため常に新しいことに取り組めること

  • 自分の動きがダイレクトに会社の動きとして繋がっていると実感できること

とのことです。自分の実績が会社全体の実績としてより大きく反映されていると感じられると、さらに新たな取り組みに対するモチベーションが高まり、仕事を楽しみながら続けられるのではないかと思いました。

運営部 清水さん

 清水さんの所属する運営部は、入居者の方々からコールセンターのオペレーターさんが設備の不具合や困りごとを受けて、現地対応業者や管理会社等の

各所と調整をし、手配をする役割を担う部署です。問い合わせを受け、入居者が修繕だけでなく何を求めているかを傾聴し、どう寄り添うかを考えたうえで手配を行います。例えば、トイレの修繕の問い合わせがあった場合、実は入居者ごとにその緊急度合いは様々なんです。そのため、現在の状況や入居者の事情を自分なりによく理解し、必要に応じて様々な困りごとの優先順位をつけるなど、きめ細やかな手配をする配慮を行っているそうです。
清水さんの感じる仕事のやりがいは

  • 答えのない仕事で、問い合わせ内容が同じでも、毎回求められることは異なるためどうすべきか考えることが楽しい

  • 臨機応変な対応が求められ、自分なりに考えて仕事に向き合えること

 とのことです。答えのない仕事を楽しいと言えることに驚きましたが、考え抜いた先にある満足感は私も感じたことがあるので、それに近いものなのかなと感じました。しかも、考え抜いた対応だからこそ入居者や管理会社・オーナーに寄り添った、独自の課題解決につながるのではないかと思いました。

リペアサービスの雰囲気

 その組織の雰囲気を測定するための方法の一つに、組織文化診断という方法があります。アンケート調査に基づき、その組織が抱える文化特性を「家族文化」「官僚文化」「マーケット文化」「イノベーション文化」の4つの軸で表現します。リペアサービスの現在の組織文化(富田代表によるアンケート回答に基づく)は「家族文化」傾向がもっとも顕著で、次に官僚文化が続く結果となりました。このことから、リペアサービスの組織の雰囲気は家族文化だと想像されます。『代表の作りたい会社像に共感し、従業員がついていく』スタイルを続けた結果、こうした組織文化が醸成されたのかもしれませんね。

家族文化が目立つ、富田代表の組織文化結果

 富田代表は目指す会社を次のように語っています。

「仲が良くないと会社は楽しくない。生活のために働いているだろうが、どうせなら社員が楽しいと思って働ける環境・雰囲気を作り、『仕事をがんばろう』と思ってほしい。」

 このような富田代表の考えから、給食の日と呼ばれる、月に一度みんなで昼食を作り食べるイベントや、リペア秋祭りなど社内で交流を行う機会が多く設けられています。普段の業務でも、もぐもぐタイムというおやつの時間が設けられていたりします。実は、取材に伺った日ももぐもぐタイムのおすそ分けでお菓子をいただきました。 取材の際も、冗談を交えながら取材に応えていただき、和気あいあいとした雰囲気の会社なんだなぁ、と私も強く感じました。
(交流の様子はリペアサービス様のインスタやフェイスブック、ブログからご覧いただけます。文末のURLから是非ご覧ください。)

私が感じた、リペアサービスの魅力

①評価される優良企業
 リペアサービスは様々な認定を受けている企業です。職場づくりにおいて、多様性の尊重や社員の健康に配慮した職場環境づくりが評価されています。

  • 第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」 審査委員会特別賞 受賞

  • 健康経営優良法人2023 (中小規模法人部門)

  • LGBTフレンドリー企業 登録

②不動産業界に新しい風を吹き込む
 サービス推進課の小林さんは「リペアサービスは入居者さん業者さんを始め、広くみれば地域など、かかわる人々の間に立つ存在。自分たちがどう動くかによって影響が変わって、良い動きをすれば関わる人を幸せにできる」と話されていて、このことがとても印象に残っています。事業設立の経緯にもなっている管理会社が入居者促進等の本来オーナーから求められている業務に注力できない課題に対しての事業という部分にもつながり、不動産業界の課題解決にも貢献し、その結果入居者を始め、管理会社やオーナーなどにポジティブな影響を与えられるのが魅力的だと感じました。

③自分らしく仕事に夢中になれる
 運営部の清水さんは『臨機応変な仕事で、毎日試されているようで楽しい』とおっしゃっています。臨機応変、試されているという言葉を聞くと、答えが見えず不安で苦しい仕事なのかな?と想像してしまいますが、それを楽しめているのは失敗を許容する文化があったり、積極的に仕事に取り組める環境が整っているからなのかもしれません。
自分らしいアイデアや考えを活かす機会があり、自己表現が可能であることは働く場所としてとても魅力的です。自分のアイデアが結果的に人を助けることになるので、どの職務も“素敵な仕事”になるんだなと感じました。

④暖かな雰囲気
 余談ですが、来客時のウェルカムボードを出していただいていたり、訪問時に出していただいたメニューに期間限定のお茶がありました。ウェルカムボードやお茶を出していただくことは他の会社にもあると思うのですが、遊び心を感じる心遣いにこの会社らしい温かさを感じました。

取材に伺った際に置いていただいたウェルカムボードです。 
緊張していたのですが、取材前から温かいおもてなしを受けリラックスすることが出来ました。

⑤新たな価値観や考えにワクワクする
 リペアサービスには身体や精神にハンデを抱えている従業員を始め、韓国国籍やシニアなど様々な人が在籍しています。様々な価値観が混在する多様性に富んだ職場となっていて、多様なバックグラウンドを持つ人々と仕事をすることができ、好奇心が刺激される会社だといえます。それに加え、獲得した知見を「入居者に寄り添う」という部分に活かすことが可能なので、毎日が新鮮でワクワクして過ごせそうだと感じました。さらに、自分の視野を広げることが出来る機会が身近にあることは社会人としての自分ではなく、自分の人生も日々新鮮なものになっていくのではないかと思います。

さいごに

 取材を通じて、リペアサービスは「優しさそのものを提供する会社」だと感じました。社是にある『優しさと成長』の”優しさ”には『相手の未来を考えた優しさ』という明確な定義があります。富田代表は、車いすで生活している社員について「車いすを押す力は生きていくために必要な力だから、平らなところは車いすを絶対に押さない。しかし、段差があるところは一人で登れないためみんなで抱えて移動する」という話をされていました。

優しさという言葉は単純なようで、甘やかしすぎやおせっかいにつながる場合もあり、曖昧な言葉だと思います。リペアサービスには、基準にすべき明確な優しさがあることで事業内容や職場づくり、職場環境を含め、会社の文化の根本に優しさが根付いているのだと感じました。明確な優しさの基準があるからこそ仕事に夢中で、楽しんで、生き生きと働くことのできる機会があり、自分の優しさが十分に生きる会社だと思います。気になった方はぜひ、リペアサービスの SNS や HP をご覧ください。


株式会社リペアサービス様
H P https://www.repair-service.jp/
Instagram https://www.instagram.com/repairservice_ok/
Facebook https://ja-jp.facebook.com/als.ok.service/


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