【ネタバレ注意!】劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』視聴感想。
再警告:当内容は劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の感想としてネタバレが含まれます。ご了承ください。
個人評価点 80点/90点満点
はい、まずそもそもなんで100点満点でないのかについては、明言は避けますが好きじゃない人がキャストに居たということです。
ただ、これは完全に私自身の好みなので分母の方を減らして95点満点としました。
また個人的に推しの活躍が割愛されて残念で更に分母を減らし90点満点です。
残りの10点について説明しますと。
・ネタがくどい -8点
・似たシーンが多い -1点
・説明に不足がある -1点
といったところでしょうか。
1.ネタがくどい
これも正直個人の感性ではあるんですが。
3期の頃から「とにかくネタを詰め込みまくれば面白いと思っている」というか、初心者のゆっくり実況とか配信者の方にありがちな「無音があってはいけない」教に囚われるんじゃないかという位常に音が飛び交ってて、特にその中でも「アドマイヤベガ」は耳につくというか、なんか『「ふわふわ」ネタを喋らせれば面白いだろwww』みたいなニュアンスが控えめに言ってくどかったです。
これ本当に個人的になんで入れたかったのかわからないんですよ。
だって、物語の表面ではアグネスタキオンとジャングルポッケの「先に去った者と後を追う者」をやってるんですよ。
そしてフジキセキも史実馬では叶わなかった「再びの走り」を始めようとしている。
それなのに「アドマイヤベガ」は出るたびに「綿あめがふわふわ」だの「旅館のふとんがふわふわだけど柔軟剤がどうの」だのくっだらないことを垂れ流してるだけで。
じゃあ「先に去った者」である「アドマイヤベガ」はもうダービーで勝って、テイエムオペラオーもナリタトップロードも走ってるのに画面の端で「ふわふわ」言ってて、もう「再びの走り」すら興味なく満足して区切りが付いたってことなんですかね?
2.似たシーンが多い
正直これは減点なしでもいいくらいなんですが、ただ夏合宿入る時のポッケがアクセを投げてキャッチするシーンとか「それ、いくらなんでもそんなに繰り返してアピールする必要ある?」みたいな部分が散見されました。
ちなみになんでこのシーンを挙げたかと言うと、プリズムの乱反射が個人的にめっちゃ眩しかったからです。
3.説明に不足がある
これもまあ、そもそもこの映画単品ですべてを説明しようってわけじゃないのはわかるのでほぼ減点なしでもいいのですが、特定のウマ娘を育成しないと全容は多分伝わらないし、そのウマ娘を育成してると結末が予想できるというなんともな感じでした。
全体的な感想
以上、減点分を先に書いた上で全体の感想をざっとまとめて書いていきます。
まず、今回の映画は『マンハッタンカフェ世代』の01世代の物語ということで史実のレースも実際に見ていた身としてはとても楽しみにしていました。
……この入りだけで分母が5点減ってる理由を察していただけると思います。
まあまあまあ、主役は表面がジャングルポケット、裏面はアグネスタキオン。
そしてジャングルポケットと言えばやはりフジキセキとそのトレーナーは切っても切れない関係ということでこの辺が主要メンバー。
その脇を固める役として、マンハッタンカフェと新登場のダンツフレーム、やはり実名ではこれなかったペリースチーム。
そしてラスボスポジションとして覇王テイエムオペラオーの布陣の映画でした。
まあ、分母点除けば実質90点だし、減点分も個人的な好みの範囲なので全体的には素晴らしい作品であることは間違いない。
物語としてはスポ根の王道を突っ走っているものだし、少なくともウマ娘の根幹である
夢を胸に抱え、誰かの期待を背に駆け抜ける少女達の舞台。
が好きであれば問題なく感動し、楽しむことはできるだろう。
個人的には史実勢故に一番印象に残ったシーンはポッケとトレーナーが会話をしていてフジキセキがそれを隠れて聞いているシーンだ。
誰も怪我なんてしたくないし、させたくもない。
それでも運命は突然やってくる。
この映画を見る前に今年のダービーに出走予定だった馬が辞退する記事を見た。
それ故にことさらこの台詞が刺さったとも言う。
さて、普段なら時系列的に並べて感想を書くのだが、今回はやめておこうと思う。
まだ自分の中で消化しきれていないというのもあるが、正直ウマ娘のストーリーは史実競馬を時系列にしているようなもので、意味がないからだ。
なので今回はあっさりとこの辺で終わろうと思う。
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