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Appleの初代iPodの話

初代 iPod のキャッチコピー「1,000曲をポケットに」(出典:Apple Inc.)というのは今でも語り継がれるスティーブ・ジョブス氏が自ら考えたコピーです。

もし、商品詳細を一生懸命アピールしていたとします。
「iPodは容量が5G。重さはたったの185gの最新式MP3プレイヤーです」というキャッチコピーであれば、あれほど爆発的には売れなかったでしょう。
5Gってどのくらい?重さ185gって重いの?軽いの? 大きさも重さも容量も全く伝わってきませんね。
わからないと興味も持たれにくいのです。

商品のスペックは業者の最大の売りであったとしても、お客様の関心は「商品そのもの」ではなく、「商品を使っている自分」なのです。

「1,000曲をポケットに」と言われたら、それまで一般的であったポータブルCDプレイヤーなどより、容量も重さもどのくらい優れているか、一瞬で想像が付きます。

CDプレイヤーと数枚のCDをバッグに入れて持ち歩いていた人は、すぐにiPodを買いに行ったことでしょう。
何しろ、「ポケットに入る」くらい軽いというのは当時革新的でしたから。きっと友人たちからもうらやましがられたでしょう。<次回に続く>


究極の自社宣伝のバイブル
「売れた!たった数行のキャッチコピーの力!」より抜粋

<詳細WEBサイト>
https://atirail.jp/salescopy/


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