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Studio Visit : LRNCE

ヒシャム・ベノフードとの取材を終えて、彼のスタジオ近くの適当なレストランでタジンを注文して待っていると、ずっと心待ちにしていたメールが携帯に届きました。
「連絡遅くなってごめん!展示会前で超バタバタしてて。もしタイミング合えば今日これからスタジオに来ません?」
「タイミング最高。割と近くにいるから、タジン食べたら向かいます」

運ばれてきたタジンそっちのけでメールを返信したのは、マラケシュ滞在中に会いたい人候補筆頭だったLaurence Leenaert(ローレンス・リーナート)。ライフスタイルブランド『LRNCE』を運営するベルギー・ブリュッセル出身のデザイナーです。
毎号5人のイラストレーター、アーティストを紹介する雑誌『WRAP magazine』最新号“The Nude”のカバーを飾ったりとヨーロッパを中心に、近年密かに注目度を上げています。日本でも確かCasa Brutusで取り上げられていたような気がします。

LRNCEは、ベルギー出身の服飾デザイナーのローレンス・リーナートが2013年に始めたブランド。リーナートの描くプリミティブで奔放なラインと、アーシーな色あいがたまらなくエキゾチックです。「ここが自分の帰る場所と感じた」彼女がモロッコ南部の砂漠に滞在した際に得たインスピレーションが今もテキスタイルやセラミックをはじめ様々なインテリアプロダクトに反映されているのだそう。
彼女には、原点となった旅の話や、そこから得た感覚をどのようにものづくりへと変換しているのか、その辺の話をうかがってみようと思います。


それにしてもダメもとでレストランのお姉さんにwi-fiのパスワード聞いてて良かった。ネットワーク大切!
まだまだ熱々のチキンタジンをどどどっと胃に収め、なんとかタクシーを拾ってLRNCEのスタジオがある郊外の工業エリアSidi Ghanem(シディ・ガネム)へ向かいます。

LRNCE (Website | instagram





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