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『カンパニーゲーム』 B/S P/Lから経営戦略を考えるルーティーンを手に入れる方法

ソニーが開発した『マネージメントゲーム』をご存知だろうか?



「ゲーム誕生は1976年。ソニー創業者の一人である故・盛田昭夫氏が、後継者育成を念頭に号令をかけたのが発端です。当時のソニーはエンジニアが大多数を占めていました。そうした中でも次代を担う経営層を輩出しなければならない。経営に関心が薄く、財務会計の素人であるエンジニアでも、短期間でマネジメントのノウハウを、効果的かつ楽しく身につけられるツールが必要とされたわけです」
https://president.jp/articles/-/20347

■盛田昭夫 副社長からの命令『明日からそこに座れ』

□私が初めて井深さんに会ったのは、昭和42年(1967)二月、ソニーに移ってまだ4ヶ月目の29歳のときだった。私は、三菱長崎造船所からソニーに移り、中間入社者の受け入れ研修担当を命じられて、毎日運動靴を履いて飛び回っていたが、ある日突然盛田副社長のところから電話が入り、六階の副社長室に飛んでいった。
行ってみると、部屋には、盛田さんのほか、私の上司のU課長がいたが、盛田さんが「明日から、ここの廊下に座れ」という。
「どんな仕事ですか?」
「井深さんや私に、毎日のように講演依頼や原稿、インタビュー依頼が舞い込むから、それを全部断れ」
「え、断るんですか。受けるほうなら喜んでやるんですが、、」
ということで、突然の秘書業務が始まった。

□昭和46年(1971年)から五年間、「意思決定」を勉強するため、直接部門である音響事業部に移った。主に計数面から、会社の経営というものを観察し、学んだ。計数だけでなく、会社とは何をしているのか、誰が、どんな基準で会社を動かしているのかをこの目で勉強した。

□昭和50年(1975年)11月、私は希望して、ソニーの子会社に出向した。MGの仕上げに携わり、特に情報面(会計情報・計数管理)の構築に心血を注いで、いまのようなMGを形作った。

□MGは、時に間違われるような、「経理」を勉強する研修ではない。それは、井深さんの思想、小林茂のY理論、ドラッカーの経営思想で作られている。同時に、戦略会計・マトリックス会計の科学的・数学的原理で作られている。
それと、私の15年間の会社生活、特に最後の五年間の事業部体験がゲームの形に整理され、結晶しているのである。
西順一郎 MGコラム
http://www.nishiken.jp/mg/20081119


マネジメントゲームMG研修は、1976年にソニー株式会社(以下ソニー)が開発し、マネジメント・カレッジ株式会社(以下マネジメント・カレッジ)が知的財産権を保有する経営者育成研修。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000042366.html

そして、『マネジメントゲーム』のライセンスを受け、ライトアップ社の『MGオンライン』が誕生し、個人向けのオンライン研修システムとなったのがこの『カンパニーゲーム』だ。月額3,000円のサブスク型のゲームとなっている。

https://youtu.be/Q13K7yRCo_w

1年の経営にあたり『1期』を30分ほどで回す。つまり、90分あれば、3年分の企業経営のシミュレーションができる。
ソフトバンクGの孫正義氏は『マネジメントゲーム』を熱烈に推奨している。『最低100期!リアルな経営感覚を身につけてくれ、100年もかける必要はない!』という。

筆者が『マネジメントゲーム』を経験したのは、『ソフトバンクアカデミア』に合格し、そのカリキュラムの中で初めて知った。

https://www.softbank.jp/corp/special/academia/スクリーンショット 2020-11-15 8.34.51

ソフトバンクアカデミア生で『マネジメントゲーム』を知らない人はいない。

実際にボクも自分の会社を経営していても、今まで『財務諸表』は法律で決められ、税金を支払うための『資料』としか活用していなかった。しかし、『マネジメントゲーム』を知ってからは、『B/S(貸借対照表)』や『P/L(損益計算書)』がとても身近に感じられるようになった。

実際に『手書き』の記帳も体験したくなり、『ライトアップ』の『MG研修』に出向き経験してから、これをもっと体験したくなった頃に『オンライン版』の存在を知った。

そう、時間さえあえば、世界のどこからでも『経営ゲーム』に何度でも参加できるようになったのだ。

現在、東京を離れ、コロナ禍でテレワーク中心のワークスタイルになった時期に、沖縄の北部のヤンバルから『カンパニーゲーム』のファシリテーションをしているのは不思議なものだ。

■昨日は『固定費20億円』縛りのゲームを実施

毎期、損益計算書と貸借対照表を見比べ、経営ポイントを探るが、1日のゲームを振り返ることによって、競合市場や環境変化によって千差万別の経営スタイルがとれることが学べる。

また、ゲームのルールにもいろんな縛りをつくり、経済環境の変化やデフレやインフレ時の戦い方もシミューレーションできる。

これは昨日の反省メモ 
参加者全員が同じルールを適用されても経営方法は人それぞれ。

研究開発チップの山積みメンバーに対して、とった戦略は価格上限単価『2.4億円』と低い『大阪市場』での薄利多売…だったが…。
2期目の経営ミスが大きかった…。固定費にゆとりがあったので『広告』チップを購入すべきだった…。

月間サブスクだから2日後にはまったチャレンジしなおすことができるのが、『カンパニーゲーム』の面白さ。
また、ファシリテーターがもっと増えれば、毎日でも参加できるようになることだろう。

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まずは『損益分岐点』の考え方が重要だということがとてもよくわかる。
売上総利益(粗利益)が固定費より勝っていれば、『経常利益』が生まれる。

□経営の基本は『固定費』分の『粗利』をどこで賄うのか?
むしろ『売上』や『個数』や『単価』や『仕入れ価格』はこれを賄うためのパラメータに過ぎない。

□利益が出すぎて、法人税が取られすぎるならば固定費をあげて、利益を希釈する。『カンパニーゲーム』の法人税は50%と…昭和の時代だ。

法人税を払った後の当期純利益の累積の『繰越利益剰余金』が黒字に変わると、株主配当金が払える。

・当期剰余金が6.1~12.0億円ならば、配当は3.0億円が期首処理 
・当期剰余金が12.1~18.0億円なら、配当は6.0億円が期首処理
・当期剰余金が18.1~ 億円なら、配当は9.0億円が期首処理

■ゲーム×ビジネス=『カンパニーゲーム』

毎週、火曜日(初心者会)、木曜日、土曜日、ボクがファシリテーターをやっています。まずは、火曜日ご参加ください。オンラインなので世界のどこからでも参加できます!

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https://writeup-5179987.hs-sites.com/cg01-knn



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自分の会社を経営していても、財務諸表は税理士さんにおまかせで、すでに経営の結果でしかないP/L(損益計算書)やB/S(貸借対照表)は、法律で決められ、税金処理の為にしか活用していないコストセンターでしかなかった。
しかし、この『マネジメントゲーム』を知ることによって、いかに日々の『経営』の振り返りが利益を生み出す体質になるのかを知った。
あれから10年、マネジメントゲームをやれる機会を探してて知ったのが、このオンライン盤の『カンパニーゲーム』だ。







































































デジタルを推進するソフトバンクが幹部候補を中心に、

孫正義校長は『最低でも100期は経営を学んでほしい』とテーブルを囲んだ。

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