私が事業の計画を止めた理由
病院実習もひと段落して、やっと紡ぎだしたかった言葉たちをこうして外に出せます。嬉しい。
ちゃんと文字にしたかったし、ちゃんと応援してくれている皆さんに知らせたかったし、まあ後は根気がなくて諦めた弱虫と思われたくなかったので、noteにすることにしました。
私は、ここ数か月で実現に向けて力を入れてきた、医療キャバクラ計画をいったんストップすることに決めました。
もちろん、医療キャバクラがやりたくなくなったわけではないし、社会のためにはなるのももちろん分かってます。
ただ、やっぱり理想と現実がかけ離れすぎていました。自分自身実際にその世界を見てみて、辛いものをたくさん見て、いろいろなものを失って、いろんなことに気づきました。この状態じゃどうもまだエンジンがかけられない。
「キャバクラの本質は、美しい女性をめでることではない。男性が自分より弱い女性という存在をいじめることだ。」
この言葉を聞いたり、このことを身をもって実感したりする中で
「自分がやりたいのは、自分が馬鹿にされる仕事なの?自分が大好きな、誇れる仲間が苦しむ姿を見ることなの?」
という思いばかりで頭がいっぱいになった。私は、医療が軽視されることも、ケアのプロフェッショナルである看護師が軽視されることも起こしたくない。でも、いくら考えても今は解決策が見えない。
それに、その世界で苦しむ女性もたくさん見てきて、ほんとにこんなに理不尽なことが認められる世界でいいんだろうかって思った。
綺麗になるためにたくさんのお金をかけて、たくさんの努力をしたとしても、そんなところには目もくれずに「近づくな、一生眼中に入るな」などの罵声を浴びせられることも多い。いくらお金をもらったとしても、人権を奪われていいとは私は思わない。
これほどの劣悪な労働環境が残っていることを知って、本当に悔しかったし、この世界で苦しむ「働く女性」の心の支えになりたいという思いが生まれた。もちろんめちゃめちゃ大変な話なのは分かってる。バックにはたくさんの敵がいるし、何より、女性が弱い立場であるという認識が世の中には残ってる。街を歩いていて突然知らない男の人に手を引っ張られたり、ついてこられたりすると、こいつみたいに女性は自分の思い通りになる存在と思ってるやつは世の中にごろごろいるんだろうなと思う。
そんなこんなで私は、もう少しジェンダー問題について、自分なりに考えて、答えを出してから医療キャバクラの実現を目指します。このままだと、私は自分への劣等感や無力感に苛まれ続けると思うので。今は、現実と理想のはざまで苦しんで精神がすり減ったので、ゆっくりお勉強しながら復帰します。
女性の権利も保証されつつ、男性も楽しめるそんなキャバクラ病院が作れそうだったら、私はまた再出発します。
いつか、必ず実現させる。
長々書きました。読んでくれてありがとうございます。
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