一般学生のアルバイトさんがニットCADでデータ作成にチャレンジ!

「”アフターコロナ・ウィズコロナ”で本当に大切なのは・・・
と考えた時に、
もしも、心の支えである小さな家族と、
”ずっと一生一緒に居られる時間(の疑似体験)”を
実感することができたら、
今後いつ訪れるかもわからない
孤独な”おうち時間”の潜在不安を抱える方への
安定剤のような役割や、
穏やかな平常心keepへの一助になれるのではないか…
それがペットの写真を変換するにいたった動機です。」

私たちは、
10PCS-Knit Factory(10ピースニットファクトリー)の
仕組みを使って、
世界でたったひとつだけの究極の完全オーダーメイド
ニット製品製作への挑戦を始めました。

個人の方から大切なペットなどの写真をお預かりし、
自社保有の専用CG-CADでニットデータに変換し、
プリントなどでは決して出せない独特な優しい風合いのある
クッションカバー・ピローケース・センターラグなどに
編上げて、世界中でたったひとつだけの製品にします。

専用CADと工業編機の両方を自社で所有していること
+今回自社独自に監修したオリジナル図案作成テキストで、
美術系大学やIT系の専門学校などの経歴がなくても
数時間で一定のクオリティの図案を作成することに成功しました。
この動画は、まさに初出勤の学生アルバイトさんが、
初めてCADを使ってデータを作成してくれているところです。

恐らく世界でも稀な、真に「個客から生産」を意味する
C2Mビジネスモデルの先駆けとも言えるサービスです。
 ※C2M=Customer(顧客) to Manufactoryですが、
  私たちはConsumer(消費者) to Manufactoryと考えたいです

コロナの蔓延が起きる前から、
アパレル界には大量生産による低価格化・大量消費・在庫の大量廃棄ー
というビジネスモデルに既に限界が来ていたのに、
みんな見て見ぬふりし、騙し騙しで延命していました。

ーでも、その大量廃棄コストは、
結局エンドユーザーの購入価格に折り込まれていますし、
海の向こうの低所得層労働にしわ寄せられた賜物です。

毎年新しいデザイン・トレンドを打ち出し、
プロモーションを行う中で生まれる「消耗品的購買」動機に
ようやく疑問を感じ、
本当に大事なことってなんだろう…に気づき始めました。

だからこそ、例え非常識と言われようと
工業ニット製造業業界でも極小ロットのものづくりが
できることを証明したいと思っています。
そして、手にした商品を長く愛用してもらえるようなものを
つくり続けていきたいな、と思います。

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