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【絵本レビュー 冒険図鑑 ~野外で生活するために】


私はどっちかと言えばインドア派で、臆病者です。
野外活動は、臆病者にはコワイ。

だけど、自然に触れる、よい空気を胸いっぱい吸い込む、冷たい水に触れるのは大好きです。子どもの頃は活動的な親に連れられて、休みのたびにあちこち山川海に行きました。しかも友達をいっぱい誘って(誘うのは親なんですけど)。

だから、この冒険図鑑は私にちょうどいい本です。
いや、実際に役に立つんですけど、ながめているだけで、お外の空気を吸ってリフレッシュできるっていうことで。


丁寧なイラストで、野外生活において知っておかなければいけないことを、キチンと説明してくれます。

靴の選び方、くつひものしめ方
雨が降ったら
テントを張る場所の選び方や、よく眠るための工夫
道に迷ったら、
雷から避難するには
おぼれそうになったら
気分が悪くなったら
動物・植物のこと・・・

絵本のようにながめていても楽しい、でも日常生活にもおおいに役立つ。


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いっきに秋も深まり、土の匂い枯れ葉の匂いに五感が癒される感じがします。

明日は満月
ハンターズムーンと呼ばれるそうです。
キャンプしながら満月の光を受け取るなんて素敵ですよね。

筆者も都会のどこかでまるい月を楽しみたいと思います。


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今日は、幼馴染の友人と会うのですが、彼は私の両親の企画する休日アウトドアに、どこにでも付いてくる少年でした。

結婚、転職やらで、引っ越した私は、不義理な人間だったので、40年以上も音信不通でした。でもひょんなことから再会し、お互いに孫もいる歳になってからの飲み友達です。

きっと、あの頃、秋に行った山登りやキャンプの想い出話に花が咲くことでしょう。彼は当時、私は彼のことを好きなんだと思っていたそうです。
「いや、うちのお父さんが君のことを好きだったんだよ!」と訂正しておきました。元気に遊びまわる子どもが大好きな父でした。

彼と再会した時には、すでに父は亡くなっていました。
嬉々として当時の想い出を語る、かつての少年に、会わせてあげられませんでした。

でも、想い出を語りまくる彼をみていると、幼少時の自然とのふれあいは、ほんとうに人の一生に大きな影響を与えるんだなぁ、としみじみ思います。

今日もお読みいただきありがとうございます。
秋の冷たい空気を、胸いっぱいに吸い込みましょう。



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