まっすぐ編むメリヤス編みのカーディガン。平編み、偶数段の怪。

こんにちは。ニットアンドスノウのnoteへようこそ。

前回、作り目について書いたまっすぐ編むカーディガン。作り目を終えたら、余っている糸端をまとめて結んでおきます。わたしはいつもちょっと長めに糸端を残しているので、たまに間違えてこちらの糸で編み始めてしまうことがあるのです。

2、3段目で戻るのは、実はちょっと難しいのです。まだ編み地に伸縮性が乏しく、うまく目が拾えないこともあったり・・。

何度やり直しても大丈夫な手編みですので、そんな時には気にせずほどいてしまえば良いのです。でも、先を急ぐ思考回路のわたしはできるだけ戻らないようにしたいので、糸端をしっかり確認して、編み始めます。


指でかける作り目を終えて、2段目の編み始め。実質、表目と裏目を編み分けていくゴム編みの編み始めになります。


編み始めから、ちょっとした難解ポイントがあります。編み図は表側でだけ書かれているのです。

・・・と、いうことは、偶数段(裏面)を編む時には、書かれている図記号と反対の編み目で編むことになります。

TOHOKU 山色03あやめ_後身頃-A2

編み図は上図のように書かれます。この図では、空白の方眼は表目記号を省いて表記しています。

作り目の1段目は、左から右に進んでいきます。作り目は表目で表記されます。作り目が終わった2段目は、右から左に編み進み、さらには模様図記号を反対に読まなくてはいけません。

2段目ですと、左側から初めて「表・表、裏、裏」と書かれていますので、編むのは「裏・裏、表、裏」になります。


ややこしいですね。


ゴム編みの場合には、偶数段で図記号反対にして編む、と覚えておけばいいですし

慣れてきたら、裏面を編む際には、前段と同じ記号で編むと覚えていてもわかりやすいです。偶数段だけ、カラーマーカーで色分けしておくのもいいです。


慣れるまで、少し時間がかかりますが、人の脳味噌はとても優秀にできているので、繰り返し考えているとなんとなくわかってきて、複雑な模様図の表裏脳内変換もできるようになります。


わたしは、いまだに裏面で模様操作する場合にとてもよく間違えてしまうので、偶数段の怪・・・と思いながら編み目を一目一目修正して編み進めます。

自分の作るパターンでは、殆どを表面だけで操作するようにしています。


暑くなってきましたが、年中冬ものを編んでいます。


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