それぐらい自分でやれというけれど

僕自身の経験からもそうだが、周りの色んな人からも「それぐらい自分でやれ」問題はよく聞く。

これ、案外根深い問題だし放置しておくとどんどん夫婦関係が悪くなると思っている。「それぐらい自分でやれ」という心理には、

  1. 自分の負担のほうが大きくフェアではない

  2. 自分なら簡単にできることをなぜやらない?できない?

という2つの要素が存在していると思う。これを解決するには、

  1. 家事や育児などの作業分担を明確にする

  2. 同じ作業を二人で分担しない

という2点を守る合意が大事である。

仕事の分担が話し合いの時点でフェアだと合意できれば、妻が受け持つAという仕事は、たとえ夫が暇を持て余していても妻は「手が空いてるんだからAをやってくれればいいのに」とはならない。なぜなら他の場面で夫は相応の仕事を引き受けてるからである。

また、同じ作業を時間や曜日などで分けないことが難しいものも多々あるが、極力分けることが大事である。例えば風呂掃除は夫がやると決めたら夫がやる。月・水・金は妻で、それ以外は夫、みたいな分担は避けたほうが良い。他方で、食事を作るのは妻、食器を洗うのは夫、みたいなのはオッケーである。「やってくれればいいのに」という気持ちを起こさせないことが肝要だからである。

究極の役割分担である専業主ふ家庭でさえもうまくいかないことが多々あるので完璧な解決策とは程遠いが、それでも試してみる価値はあるし、むしろ共働き家庭ほどこの方法が機能する可能性が高いであろう。

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