ゴルフをやるべき6つの理由

ゴルフについては書くことがありすぎて頭の整理どころの話ではない。なので、話をいくらか限定して僕が人にゴルフを勧める理由について書こう。

まず最初にゴルフを勧めない人を書いておこう。いまでは障害者ゴルフがあるぐらいで身体的なものはあまり理由にはならないが、やはりゴルフは体を使うスポーツなので、体を動かしたくない人には向かない。歩きたくない、というのは僕的には論外である。また、カネと時間にゆとりの有りすぎる地主にもゴルフはやってほしくない。大抵彼らはゴルフがうますぎるし、人間的に問題がある(偏見)

1 高潔な精神を滋養できる

今年ゴルフのルールは大幅に変更になって、僕のお気に入りの第一章がずいぶんと変わってしまったけど、その精神に変わりはない。

ゴルフは通常審判の立ち会いのない状況でプレーされるため、プレーヤー自身が洗練されたマナーと高潔さを持って臨まなければゲームとして成立しない。これがゴルフが紳士のスポーツであることの真髄である。誠実さと他者(他のプレーヤーやコース)への配慮がルールブックの冒頭に明記されている。

2 老若男女が一緒にプレーできる

上級者が一切の手加減無しで一緒にプレーし、かつ楽しめるスポーツはゴルフの他にそうめったにない。僕の父は84歳になるが、まだ毎週二回ゴルフをしているし、タイガー・ウッズや宮里藍など3歳、4歳からゴルフを始めている。家族がみんなで楽しめる屋外のスポーツはゴルフぐらいであろう。

3 運動神経に依存しない

ゴルフは運動神経が悪い人でも上手くなれる稀有なスポーツである。逆に運動神経が良くてもゴルフが全然うまくならない人もいる。地道な練習と冷静さを保てるメンタルが上達の秘訣だ。

4 カネがかかるがそれほどでもない

ゴルフは金持ちのスポーツと言われるが、ゴルフ人口が多いので中古市場が整備されていて、道具は案外安く調達できる。一回あたりのプレー代も少し遠くまで行けばかなり安く、釣り船に乗るよりも安く済むだろう。クルマがほぼ必須であるが、免許を持っていないプロゴルファーを知っているのでなんとかなる。正直東京の人には不利なスポーツで、東京23区在住者でゴルフの上手い人は少ない。なぜなら練習にカネがかかるからだ。田舎に住んでいれば練習は安く済むし、ゴルフの練習は実はかなりのカロリーを消費できるのでダイエット効果もある。

5 知り合いが爆発的に増える

ゴルフは基本的に4人でやるものなので、ひとたびどこかのゴルフコミュニティに所属できれば芋づる式に友だちが増える。話をする時間も長いので気が合う人とはすぐに仲良くなれる。ツイッターは「おっさんの出会い系」といわれるが、ゴルフはその元祖的存在だ。しかしながら近年は若者が少ないので婚活には向かない。

6 なにより楽しい

400m離れた小さな穴にボールを4回打って放り込むという単純なゲームだが、心技体が揃わないとうまくいかないので、超えるべきハードルのバリエーションや難易度が様々でハマる人が多いのは納得である。また、普段人工物に囲まれて生活している現代人にとって、広々とした自然の中を歩くだけでも気持ちがいい。ギアも毎年各社から新商品が発表されるため、ギアにハマる系も諸氏もハマれる。

マイナス面もある

ゴルフは楽しすぎて悪い人をも惹きつけてしまうため、悪い政治家が密会に使う伝統がある。これはマイナスだ。悪いのはゴルフではなく悪い政治家だ。

ゴルフは楽しすぎていろいろ理由をつけてやってしまう。接待に向いているため仕事と称してゴルフに行って会社や家庭で問題になるケースが後を絶たない。

僕のように朝が弱い人間には朝が早いのはマイナスだ。早起きはきつい。しかも次の日ゴルフだと思うとワクワクしすぎて前夜寝付けず寝不足でゴルフ場へ向かうことになる。

これらのマイナス面を考慮してもゴルフは多くの人にとって魅力的なスポーツだと思う。

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