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画像控えめでかつて乗っていた車について語る試み(その1)

はい。仏製右ハンドルMT車という狭めの選択肢から、シトロエン2台、プジョー2台と乗り継いで来たところで、車検切れを待たずにプジョー206が飲酒運転野郎の餌食(常習犯だったらしく、相手方保険会社のアジャスターから100%相手方有責を申し出られました。)となり、心ならずも次のクルマを探すことを余儀なくされました。亡妻の喪も明けない盆前とかタイミング最悪。1年後に発売されるであろうルノートゥインゴのMTモデルを考えていたのですが、1年間待っているどころじゃなくなったので、少し前にトゥインゴの情報収集のために訪問したルノーディーラーで試乗させてもらったルーテシアZENのMTモデル(3気筒900cc)を発注しました。実はこの時に、カングーに6MTモデルが存在することを知ってしまい、ちと悩みました。ただ、ひとり乗車メインで、当時住んでいた家の屋根付き車庫に収まるかについて一抹の不安もあったし、サイズ的に持てあましそうな気もしたので、盆前に即決。納車まで1月半待ちなので、その間レンタカー乗り継ぎ生活と相成りました。夏休みなので長期間借り出せる車両がなかったので、その間、レンタカー屋さんのハシゴ生活でした。その手間も事故の相手方に押しつければよかったな(笑)。でも費用は相手持ちだったし、空き車両を探す作業も楽しかったと言えばそうかも。法事やら、家事のために在宅勤務に切り替えたり毎日料理したりと、まあその間ドタバタもしておりましたが。

納車まで乗り継いだレンタカーは、トヨタ車がパッソ、アクア、プリウス、日産車がノート、スバル車がトレディア、スズキ車がスイフト、マツダ車がデミオとアクセラスポーツ。こんなとこか。以外だったのが、パッソが割としっかりしていたこと(個人の感想ですが。)。カタログ数値で騙せない女性ユーザー向けのクルマだからかな、等とゲスパーしてみる(2ちゃん風)。あとは、ユーノス時代からお世話になる機会が多かったマツダ車の印象は総じてよかったです。デミオはカーシェアでさんざん乗っていたので、帰って来た感満載でしたが、アクセラはよかった。MTなかったっけ?

それはさておき、納車されたルーテシアは赤。シトロエンは黒、プジョーは青だったのですが、206の一件で、これまで敬遠していた視認性が高い色を敢えてチョイスしました。この赤はとてもいい色で、高速道路のPAで知らない人にいきなり話しかけられたこともありました。

このモデルから随分デザインコンシャスになり、日産車とプラットフォームを共有し、ダウンサイズターボエンジン搭載等々、一昔前とは随分モダナイズされた感のあるルーテシアですが、運転してみると、クラッチのつながり方等も含め、以外にも以前乗っていたシトロエンAXにも通じる乗り味があるようにも感じました。所有したことはなかったものの、1998年に1年間ヨーロッパに単身赴任していた頃、レンタカーで初代トゥインゴと2代目ルーテシア(現地名はクリオ)で何度か長距離移動した経験があり、当時からルノーは気になるメーカーではありました。右ハンドルMTモデルがあるなら買わない手はないですね。

トゥインゴの写真が見つかったので追加。

当時同居中だった娘が運転することも考慮して(奇特にもMT免許を取得。結局一度も運転しませんでしたが)、カーナビとバックモニターを装着しました。おかげですっかり道に迷わなくなりました。というか、どこに行くのも帰るのもナビ頼りになっちまいました。大いなる堕落?

プジョー206と比べるとかなり大ぶりな車体にちっこいエンジンの組み合わせですが、思いの外よく走るクルマでした。車格より大きく感じるボディーに軽自動車みたいな3気筒エンジンの音というミスマッチ気味なところも、なんとも言えない風情がありました。タウンサイズターボエンジンは小排気量な分軽いので、ハンドリングは軽快でした。いいところばかりではなく、高速道路の上り坂などで少しパワー不足かなと感じるところはありました。あと、ポンピングロスが少ないせいか、下り坂などでエンジンブレーキの効きがやや物足りず、結構ブレーキ踏まされるのはちょっと残念でした。

車内も1人で乗る分には十分すぎるほど広いし、文句のないクルマでしたが、ホルンカルテットの4人で移動する機会が増え、もうちょっと積載量が欲しいなと思うようになったので、4年半ちょっと、70000kmを超えたところで手放すことになりました。

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