初めてのレッスン
なんだかんだでズルズルと今日になったが、生まれて初めて、クラシックの先生にレッスンをして頂いた。以前薦めて頂いた教則本はずっとやっていたが、いよいよ底力を上げようと、鉛のように重い腰を上げた。バンド活動が少し緩やかになったゆとりのお陰だ。
思えば、プロのクラシックの人と接する機会はほぼ無い。直接のお知り合い以外の接点だと、楽器屋で試奏してたら部屋の外から嫌味たらしく真似して吹かれたり、楽器屋で客より大切にされてたり、妙な思い出がチラつく。あまり触りたく無い世界だった。アレルギーである。レッスンを検討する時、PRIDEで青春のエスペランサー高田延彦が、ヒクソングレイシーを必要以上に大きな存在と捉えていたことを、いつも思い出す。
しかしそれを理由に手をこまねいていても先に進まない。せっかく時間も環境もある今しか無いと、地元神戸の楽器屋さんで体験レッスンを受けた。
当日、オープンな性格の良い先生が来てくれた。若い方だが進行もテンポよく、軽い解説も交えつつ、バンバン吹いていく。とにかく吹いて教えて欲しかったので、とても良かった。何からどう始めるのかも漠然としていたが、そこもクリアになった。何よりクラシック奏者アレルギーに引っ掛からなかった。事前の心配は杞憂だった。
ドスンと鳴って気持ちのいい音。あんな感じでしっかり鳴らしたいもんである。しばらくは基礎力とクラシックの取り組みの二本立てで、底力を上げていきたい。
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