人の役に立つ仕事とは

数年振りに祖母に会いに行った。
90歳になる祖母は、食が細くなり同じ話を少しだけ繰り返すようになった。

祖母は週に2,3日デイサービスに行き、月に1,2回訪問看護師さんのお世話になっているとのこと。
たまたま私が泊まっていた期間に、訪問看護師さんが自宅に来る日が重なった。

数年に1度しか来ない孫としては居心地があまり良くなかったので、ご挨拶だけして看護師さんが祖母を看る様子を少し離れて見守った。

明るく朗らかな調子で健康状態の問診、血圧や体温等の検診を行っていく。
過去の健康状態を記録してあるノートに細かに記録し、本人や同居する家族の話を聞く。
問診を終え、看護師さんは肌の弱い祖母の手足にベビーオイルを優しく丁寧に塗ってくれた。
祖母は「キレイじゃないなら申し訳ないよ。」と恥ずかしがった。
看護師さんは「とんでもない。肌の調子が少しでも良くなって何よりですよ。」と、ニコニコ話を続けた。
訪問時間は40分程度だったが、看護師さんが来てから祖母と家族は明るくなった。

私も仕事柄色んな職業の方に会うが、訪問看護師さんの仕事を間近で見るのは初めてだった。

なんて凄いんだろう。

同じく個人宅に訪問し、資産運用の提案をする私の仕事がどうでも良いことの様に感じた。

医療行為をするわけでもなく、祖母に寄り添う時間を作ってくれた看護師さんの仕事振りに感銘を受けた。



とまで書いてあった下書き。
途中まで書いてあって綺麗にまとめたかったのかな…
3年ほど前に祖母は亡くなったからそれより前に書いてあった化石日記。
備忘録だし、中途半端だけど投稿しといちゃお。



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