これは果たして沼落ちブログなのか?「はじめまして、森本慎太郎くんのファンです」

慎太郎くんって本当にかっこいい。かわいい。愛おしい。恋。メロ。

初々しいはずの沼落ちブログ。その冒頭から、馴れ馴れしく「ファーストネームくん」と呼ぶのをやめろ。
許してほしい。彼を紐解くのにあまりにも膨大な時間を費やした。葛藤を繰り返し、本能に抗い、丁寧に足の親指で沼の水温を確かめ続けて約1年。
「森本くんが気になる…」なんて甘ったれた沼落ちブログじゃあねぇ。「慎太郎くんのビジネススキル、スター性、マインド、ビジュアルが心を刺してくる」って、すでに随分思想の偏った話をする。
どうして全アイドルオタクは「森本慎太郎」を見逃しているんだ?(いいえとんでもない著名人ですよ)


私という人間

20代ペーペー社会人女性。
ネコが好き。天文が好き。回りくどい言い回しを好む。(松村北斗ほどではない)
血筋がジャニオタ。母もジャニオタ。姉もジャニオタ。叔母もジャニオタ。手の施しようがないやつ。
初めての担当はすでに妻子持ち。2人目の担当は中堅らしく足元固めて楽しそうにやってます。両者とも現役。
事務所のことは好きでも嫌いでもないけど、「Eternal Producer:Johnny H. Kitagawa」のエンターテインメントは毎年全ての演目を拝見します。
既存ユニット(デビュー、ジュニア問わず)のライブも全部行ったことがある。多分。担当G以外は広く浅くなので解像度は低いです。
ゆえにSixTONESについても、基礎知識がある程度は入っているけれど、実態と外野には大きな解離があったので、まだまだ勉強中。


印象

天使のような慎太郎くんを知っている。本当に0番がよく似合っていた。上は左手を挙げ下は右手を挙げる時に、両手を挙げるあなたの姿勢が美しかった。身体の軸がないと似合わない。顔が原色でないと似合わない。心が華美でないと似合わない。辞めないでくれと思っていた。

後列サイドの慎太郎くんを知っている。化粧水を贈りたかった。「抜いた踊り」は、基礎が叩き込まれていないとできないんだよ。大切な仲間だけに笑う子。自分なりの美学がある子。辞めないでくれと思っていた。

SixTONES(結成当時)の慎太郎くんを知っている。ずいぶん骨が大きい。やんちゃ。警戒心。ゴリゴリ踊るのにずっとアイソレーションが綺麗なままで嬉しい。どうか幸せであれと思っていた。

SixTONES(デビュー直前・直後)の慎太郎くんを知らない。別に目を逸らしていたわけではないけれど、首を突っ込むような場所ではなかった。実際、先人たちによる当時のブログを読んで頭を抱える。一方で、今となってはこの時間を共有していないことが悔しかったりもする。特別な絆だろう。この時間を生きたオタク、数十年後も絶対に生き残っていて欲しい。

他のメンバーに対してもほぼ同様。【パブリックイメージ + ある程度年季の入ったジャニオタとして面倒な考察をしたがった故の偏見】で成り立っていたと思います。


転機

ツイッターのトレンドで「ラジオ中にメンバーに電話をかけているSixTONES」を知る。(豆まきジングル回)
ものすごくグループの雰囲気が良いんだな、良かったな、元々仲良しではあったんだろうけど、そこから先は確実に意図的な譲歩や努力が必要になる。アイドルグループの魅力を表現する「仲が良い」という月並みな言葉が浸透した世だけれど、息の長いグループは実際にその通りだから。いとも簡単に「なんかええやん、SixTONESの関係性」になった。


昔からの友だちにSixTONESの1stアルバムを借りる。(ジャニオタのネットワークはすごい)シンプルに「令和デビューのジャニーズが出した初めてのアルバム」が聞きたかった。
「Curtain Call」でめった刺しにされた。松村北斗の声が色っぽいことは知っていたはずなのに、彼の歌い出しで不随意に飼い猫を抱きしめてしまう。松村に続いたのが髙地だということに驚き、サビの音の美しさにトロトロ溺れる。「心の隙間吹き抜ける潮風」を聞いた時、「勘弁してくれよ」と声に出して言った。誰だよこんな声で歌ってるの。世界で特別1番好きだろうが。いとも簡単に「本気や、SixTONESの音楽」になった。この後すぐ「Call me」で発狂することになるとは、微塵も思っちゃいない。


パフォーマンス

資料はいくらでもある。大型音楽特番やカウコン、少クラ、日々容量警告を鳴らすレコーダーから、ありとあらゆるSixTONESを探す。
貫禄が違うと感じた。自信があるのだと感じた。格好の付け方が上手すぎる。佇まいがスマート。生半可ではない表現者だと感じた。
これまでもSixTONESのパフォーマンスは何度も目にしていたはずなのに、「Curtain Call」で私の目にかかった(カーテンだけにね!)フィルター越しのSixTONESは、これまで気付けなかった覇気に満ちていた。

森本慎太郎の踊りが好きすぎる。身体で音を拾う人。踊りの中で垣間見える「余裕感」「余白」は、最大限の筋力を酷使してロックをかけている&トップレベルの体幹で全身を支えているから成せる業。(SixTONES体幹エグない???と思ったら半数が空手出身で、手を叩いて喜んだ)

  1. YouTube「Special Order」3分間の激走のラストスパートで、全てを解放しステージスレスレまで滑り込んでいった慎太郎くん 

  2. 「PARTY PEOPLE」ソロアングルで、軽さと重さの二律背反が「夏の踊り」だと教えてくれた慎太郎くん

  3. 少クラ「Call me」1サビの「Even if there ain't any room for me inside of your heart」で、太いはずの軸から身体のラインが見える軽やかな踊りを魅せた慎太郎くん

以上が、今パッと思い返せる特別興奮した瞬間です。


芝居

「武士スタント逢坂くん!」を見た。「ナンバMG5」を見た。「監察医朝顔2022スペシャル」を見た。どれも「最近お気に入りの慎太郎くん」が出演しているから。
器用な芝居をする人だと思った。造り出した他者であるはずの人物に、違和感や嫌味を全く残さない。ナチュラルの星に生まれている。選ばれしビジュアルを活かして、世に名を轟かす俳優になれ。


ライブ

「Feel da CITY」静岡公演に行った。(きょうのわんこ回)一応言っておくが、この時点においても、全く自分は森本担だと認めていないのが怖い。
SixTONESという団体を見たのは、祭りとジャニアイと諸々で、3.4回目くらいだったけれど、この状況下において、そんなものは無いに等しい。
慎太郎くんが目の前に来た時、「がっっっごいい………(泣)」が搾取された。人間窮地において常シンプル。揺れる金髪、広い背中、整った目鼻口から自然に編み出される表情、全てに艶があって若い。声と踊りについても、私が気付き直した魅力が確実にそこに存在した。「LOUDER」の記憶なんてない。帰りの新幹線で、「松村北斗、これまで見た人類の中で一番美しい」と呟いた気がする。


担当

私のオタク人生において新たな「担当」が生まれるというのは、かなりハードルの高いこと。「担当」と言ってしまえば、精神的・時間的・経済的に、責任を持つ必要があると認識しているから。
別に専用のアカウントを作らなくても、雑多の鍵アカで好き語彙ツイートを拝見し、実況せずともラジオを楽しみ、時間がある時にだけ出演番組をチェックする。自分好みのエンタメを提供してくる若手アイドル「お気に入りの慎太郎くん」という距離感が良いと思っていた。実際に1年間そうやって過ごしてきた。

飲みの誘いを断って、明らかに時間を作って見ていた2022/10/23放送の「鉄腕DASH」で事件が発生する。慎太郎くんの初めての「0円食堂」。彼の優しさ、気遣い、愛嬌が存分に発揮されていて、自分の立つべき位置・求められる仕事を瞬時に見出すセンスの良さや、キャリアの豊かさが随所に滲み出ていた。仕事ができる男が好きだ。無理をせず自惚れず、淡々と真面目に仕事をする男が好きだ。
これだけなら「今日も慎太郎くんは可愛かった。孫タロー。」でお気に入りフォルダに収納されていたかもしれない。

リトルストーンに出会ったシーン、その時間が忘れられないのだ。
そもそもここ数日、慎太郎くんにメロのモードだったのが良くない。唐辛子を配るな。兄たちをひらがな表記するな。娘を愛でるな。そんな可愛さに加えて、「あなた達が幸せでいなさい。」のブログで、私がアイドルに求める聡明さの種が一致し、「どうか誠実な仕事に恵まれ、正当な評価をされる毎日であれ」「彼が仕事中に"ヨッシャ!"と思える瞬間が1秒でも多くあれ」と神に祈るモードだった。
そんな日々に突如現れた、「大好きな番組が"本物"だった感動」「アイドルにとって何よりやりがいを感じる光の眩しさ」「これが慎太郎くんに訪れるべき幸福だという確信」こんなものが入り乱れてどうしようもなくて、こんな心の揺さぶりを経験させてくれるアイドルの担当になりたくて、嗚呼、森本担が産声をあげた。


ひとりごと

沼落ちブログってもんは、「彼が入り口に立っていて、こんな経験をしてついに担当が見つかった」という流れが王道である。終始ただ1人に着目した"でっちあげ"にも思えるブログは、果たして沼落ちブログなのか?
長年のジャニオタ選手という肩書が、臆病さ・怠慢さを連れてきて、コロッと落ちる美しき沼落ちブログの誕生を阻害した。ただ、私がSixTONESを解剖する時、常に森本慎太郎を起点としていたことは紛れもない事実だ。

もちろんこの1年間でYouTubeは全て見たし、インスタのストーリーなんかも大変微笑ましくて、SixTONESの関係性の深さ・儚さ・潔さに惚れている。SixTONESでなければ慎太郎くんを好きにならなかった。
ジェシーを信仰しているし、ニュージーズを観に行ったし、ドリボを観に行ったし、カムカムを毎朝見たし、優吾のあしあとは更新2分後にチェックしている(仕事は?)
ブログ第2回の表題は「慎太郎くんとメンバー」だと決まっている。各コンビについて語らせろ。

こうまでしても、SixTONESのファンだとは、森本担だとは名乗らなかった。めちゃくちゃだなお前。しかし本日の私はもう、0円食堂出の森本担です。彼の仕事ぶりと、蕾が僅かに振れた瞬間の感動に腹を括った。こいつぁ確実に満開の花を見せてくれると気付いた。


そういえば

バリューの真実で類似性と相補性の話を聞いた。
しっかりめに末っ子(体質)であり、ただの甘えん坊とは違う末っ子ムーブを無意識に熟知しているところが似ている。ファッションや趣味に対する自分なりの美論が理解できる。感情が顔に出やすいところも共感できる。
一方で、私にはその正義感がない。膨大な経験値という武器が羨ましい。味は薄めが好きです。まな板からフライパンへはこぼさずに移してほしい。管理栄養士です。

正直「慎太郎くんみたいになりたい」とは思わないかもしれない。でも「自分にはないもの」に「尊敬」があってそこに「魅力」も位置する。…どうでもいい話でした。


表題

「はじめまして、森本慎太郎くんのファンです」というブログタイトルは間違っている。私は約1年前からすでに「ファン」だった。今日は、それなりに責任感を持って慎太郎くんを応援したいと覚悟を決めたという話じゃないのか。3人目の担当(この言い方はどうなん)は慎太郎くんだったという話だろうが。「はじめまして、森本担です」に表題を変更しろ。
ちょっとだけ、はじめましてだから、猫を被りました。


慎太郎くんって本当にかっこいい。かわいい。愛おしい。恋。メロ。
これから、どうぞよろしくね。

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