【依田芳乃の好きな所まとめ】モバマス編①

初めましての人は初めまして。
そうでない人はいつもお世話になっております。
依田芳乃担当の家紋と申します。

芳乃の誕生日と言う事で、彼女の誕生祝いと僕自身のアウトプットを兼ねてこれまで登場した芳乃の全カードに対して僕がどう解釈しているか、どこを気に入っているかまとめてみようかと思い書きなぐってみました。

良く言えば芳乃の解釈、悪く言えばオタクの自分語りです。
あくまで僕の中の依田芳乃の話になりますし若干雑めに書いた方が書きやすかったので多少お見苦しいかもしれませんが、
それでも気にしない方は読んで頂けると嬉しいです。

とりあえず今回はモバマス編の前編になります。
続きはまた後日をお待ち下さい。
また、ゲーム内のアイドルギャラリーか依田芳乃Wikiを開きながらだと読みやすいかと思います。

1.N
特訓前
イラストの時点でもう好きです。
このカードは始まりでもあり、伏線をばら撒くカードであり、
後のテキストを読んでから見て感慨深くなるカードだと思っています。

具体的にどこかと言うと、Pとの出会いの場面です。
このカードではアイドルを探し求めるPの気持ちを察知して自ら出会いに来た特異な経歴について触れられてます。
Nだとこの一連はあくまでここではそこまで触れられていませんが、後々この時の心境について掘り下げが行われます。
それを見てから後々彼女の本心…「役目は役目として受け入れているけど、外の世界への憧れを持ち現状が変わる何かを探していた事」が判明してからこのイラストや台詞を見ると感慨深くなりますね。

掘り下げが起きるのは後のカードですが、そっちを見てからこの時の心境に想いを馳せるとより一層破壊力が増す時限爆弾的なカードだと思ってます。

特訓後

このカードの好きな点をお話しする前提として、これは後発のカードで描写された内容なので後付けで生まれた解釈になります

このカードはポーズがめちゃくちゃ好きです。

設定として特訓後の1枚はアイドルとしての初めての宣材撮影みたいな物だと思ってるんですけど、芳乃が一貫して掲げてる主張に「人の心に寄り添い、手を差し伸べ照らす存在でありたい」ってのがあるんですよね。

この2つの前提を踏まえてこの右手を自分にあてて、左手を差し出すポーズを見ると、「わたしはいつもあなたのそばにいますよ」って意味合いを持ってる気がして。
アイドルとしてこれから歩んで行く時にこのポーズでこうして主張してくる事がめちゃくちゃ嬉しく思ってる1枚です。
フォトスタジオの「芳乃ちゃんらしく!」ってオーダーで同じポーズを取るのも嬉しいですよね、そんな意味が込められたポーズを彼女「らしい」って捉えてくれてる事が最高に熱くなります。

後、芳乃にとってのアイドル観が語られるんですけどここでは「神もアイドルも人から崇拝される事は同じで、だからこそ自分には天職である」って捉え方を語ってるんですよね。
超然的なイメージが前に出てるから勘違いされやすいんですけど、芳乃は神じゃなくて神を降ろすかんなぎなんですよ。

つまりこの時点だとファンにとっての崇拝される存在であるアイドルを自分に落としてパフォーマンスする、みたいな感じでかんなぎとしてのやり方の応用でアイドル活動を行なってるんですよね、それはそれとしてアイドル活動自体を楽しむ気持ちは当然あるんですけども。

これがクソデカい伏線になって後々無限に芳乃Pの心をそれはもうグッチャグチャにします、詳細は後程。

2.TBチアーズ
特訓前
序盤のアイドルになりたての頃のカードと言う事あってか、アイドルになるまでの彼女の価値観や育った環境、文化圏について触れられている点が大きなポイントだと思っています。
また、後々芳乃と海の関連性について今回とは別の切り口で語られるんですが、その際にこのカードで語られた事との対比が効いてくる事もあってある種伏線を撒いてる事も大きいポイントだと思っています。

特訓後
海で実際に仕事をするってこれまでとは無かった文化と法螺貝って言う彼女自身の文化が混じった面白い一枚だなーって印象を受けますね。
カードでアイドルとしての仕事が明確として描かれてる物としては初なのでそう言った点でも感慨深くなります。
芳乃のトレードマークでもある法螺貝が登場したって大きいですよね、キャラとしてのキャッチーさの記号が増えたみたいな感じで。

3.湯浴み
特訓前
冷静に考えて初SRの衣装がタオルonlyってどゆこと???
後この子思い出エピで普通にPと混浴しようとしてるんですよね、どういうことなの…(困惑

今回は自分が温泉って自然の恵みを受け取った様に自分もファンの皆に恵みと幸せを届けよう、ってスタンスなんですけど、これも後々一貫して挙げてる主張なんですよね。
初SRって事もあって、このカードも後々その側面を掘り下げるための伏線を撒いてる部分は大きなポイントだと思ってます。

特訓後
神楽を舞う王道なイラストで実に良いですよねー、ラーメン食いに行ってちゃんとラーメン出てきたみたいな。
顧客が求めてる物みたいな運営への安定感と信頼感が凄いです。
芳乃とP、片方がもう片方を引っ張るだけじゃなくて二人三脚で共に歩むスタンスである事はTBSから触れられてるんですけど、ここら辺からそれが確立されたのも大きなポイントですね。

話は全く変わるんですけど、7th名古屋の会場に設置されてたライブ看板には各アイドルのダンスコンセプトのイラストが印刷されてたんですが、芳乃は「踊り子」であるこのカードのイラストが使われててめちゃくちゃテンション上がりました。
わかってんねぇ!!みたいな

4.歌詠み
特訓前
4枚目にして洋装で演劇の主演とかそんな事やります????
何よりもイラストがめちゃくちゃ可愛いんですよね。
シンプルに衣装と素材の良さでぶん殴ってくるこの感じが大好きです、この手のやつは2021年7月の時点でも中々見ないんでもうちょい出てくれると嬉しいなぁと思ってます。

役柄を意識したセリフが多いのも嬉しいですね、このカードに対して思う所はイベントエピソード含めて完結する物だと思ってますので割と短めです。

特訓後
前後編通して芳乃はある事に気付きます。
今回役柄として演じた赤ずきんと自分が過去やってきたかんなぎと言う職業は似てるんじゃないだろうか、と言う事です。
そして、彼女が演じた公演は従来の童話から大きく乖離した展開を迎えて完結しました。
この事は、彼女に「物語は時と共に変化していく物であり、それが受け入れられるならそれは変化としては良い物である」と言う答えに結びつきます。
これはもう特大の伏線を張っており、後々非常に大きな意味を持ちます。
詳細に関しては後程!

5.ラブリーメイド
特訓前
やーもう純粋に可愛いですよね。
このカードもTBS同様彼女の生まれ育った環境を窺い知れる部分がポイントかな〜って感じがします。
でも何より可愛いです。(2度目)

特訓後
このカードに限った話じゃないですけど、ほんとにこの子は爆弾発言ばっかしてるな〜って毎回思ってます。
前回、前々回同様未知の概念であるメイドを彼女なりに咀嚼して自身の認識とすり合わせて落とし込んでる部分が偉いですね。

6.春光
特訓前
Pと共に歩む関係性についてフォーカスされた部分、 具体的に言うと二人三脚で前に進んで行こうとする意志をめちゃくちゃ伝えてくる点が好きです。
LIVEバトル時の「はんぶんこするのでしてー」って部分とかめっちゃ良くないですか???
厳しい道のりや楽しい事、色々な事を共有して共に歩んでいこう的な意味に取れて。

また、思い出エピ後編もヤバいです。
人混みが凄くてはぐれない様に手を繋いでいこうか~みたいな話なんですけど、人混みではぐれない様に手を繋ぐ事を自分とPが互いに手を取り合えば迷わずに進んで行ける、アイドルとしての道のりをこれからも共に歩んで行こうぜ!みたいな熱い信頼の比喩として使ってるのがそれはもうめちゃくちゃに偉いです。

後、これも後付けの結果論なんですけどこのカードが2015年の暮れに出て、4か月後の選挙でボイス実装内定してSSR出て総選挙曲歌って~みたいなめちゃくちゃ色んな事があった後でこの時の盛り上がる新年を予感させる台詞を見るとめちゃくちゃ感慨深くなっちゃいますね。

特訓後
クソデカ伏線回収その1!
同時にメチャクチャターニングポイントになるカードになります。
どうターニングポイントになったかと言うと、
彼女にとってのアイドル活動のスタンスに変化が現れました。
具体的に言うと、これまでのアイドル観の「人々にとって崇拝される存在であるアイドルを自分に落とし込んで表現する」のではなく、「等身大の1人の少女である依田芳乃自身」としてアイドル活動に臨む様になりました。

親愛度upと親愛度maxの台詞を見てもらうと分かるんですが、
「そなたの目に映るわたくしはー、そなたの望む姿でしょうかー」とか、「わたくしの笑顔が、そなたの思う笑顔であるなら、幸いでしてー」とか割と自信無さげな発言が目立つんですよね。
そしてそれまで芳乃はアイドル活動の中でそう言った要素を出す事が無かったんですよ。
その理由は前述の通り「芳乃にとってアイドルとは人々にとって崇拝される物である」からです。
そう言った後ろ向きの物を出す事は彼女のアイドル観と矛盾するんですね。
この台詞はそう言った感情を出す事、自分自身として一歩踏み出す事への戸惑いや不安の現れでは無いのかなぁと思います。

また、自分自身として一歩踏み出す動機としては歌詠みの赤ずきんで触れていた「物語は時と共に変化していく物であり、それが受け入れられるならそれは変化としては良い物である」事を知った事が芳乃の心境の変化を産んだ理由だと思っています。
『自分と合い通じる物を感じる赤ずきんと言う物語が時代に合わせて移り変わるのであれば、自分も拝み屋としてのあり方だけでは無く時代に合わせて変わっても良いのではないか?』
僕の中の芳乃はこう思った訳ですね。

また、逆説的にはなってしまいますがこのカード以降芳乃の中で変化が起きた事が明らかに感じ取れるカードがボカスカ連発されまくる事もそう考える根拠のひとつです。

個人的に達磨が一緒に映ってるのもこの解釈の厚みを増す要因の1つです。
神や皆の理想としてのアイドルの器としての立場からの自立、アイドル依田芳乃自身が自分自身として一歩踏み出して行く事の暗喩みたく思えたらめちゃくちゃ熱くないですか?
僕は熱いと思います。

更に、このカードで写真に対しての芳乃の価値観が描写されますが、芳乃の写真に対する価値観の変化もこの先複数のカードやイベントにて描かれます。
詳細は後ほど!

6.ひと結び
特訓前
詳しくは台詞を読んで貰うと分かるんですけど、アイドルとしての自分を石に例え、分厚い信頼をぶつけてくる所がめちゃくちゃ好きです。
ススメオトメやStar!!みたく基本シンデレラで比喩表現として使われるのは宝石とか星とかキラキラした物が多いんですけど、敢えて石ころに例えるのは彼女らしくて良いですよね。
個人的にこのカードの「そなたに選ばれし石はー、磨けば光るなりー。肌身離さぬようー」って台詞とピッタリ嵌まるからオレサファの落ちサビを芳乃と高田さんにライブで歌って欲しいなーと思ってます
そもそもひと結びってカード名からしてもう良いですよね、特訓前はPと、特訓後はファンとそれぞれ縁を結ぶ事を的確に表現してて。

特訓後
「ひと結び」って名前の通り、ファンやPと縁を結び、楽しい時間を作る王道としての芳乃を見る事が出来る1枚だと思っています。
洋風の一般的なアイドル衣装を着ている彼女が初めて描かれたこともそう思う理由のひとつですね。
また、自分が良い縁に恵まれた様に皆にも良い縁が訪れることを祈る描写がある事も大好きな理由の一つです。
そして、上述の描写は後々また描かれます。
実に見事な伏線回収になっていますのでそちらもぜひ…!!

7.黄昏
特訓前
このカードはエモポイントがはちゃめちゃに多いんです。
思い出エピ後編で16歳の等身大の少女としての芳乃の本音が描かれたりとか。
芳乃が歩く通学路と芳乃の生きる道、踏切で道が隔てられる事を芳乃の心と周囲との境界線をリンクさせた比喩表現とか。
選挙で入賞して初までボイスが付いたカードで現実とリンクした台詞やこれからも共に歩んでいこう、みたいな熱い想いが聞けたりする所とか。
芳乃の仕事以外の日常生活が描写された初のカードである事とか。
思い出エピ前編でサラッと信頼を寄せてくる事言ったりとか。
まあもうとにかく伏線回収とぶっ込みが多いクソデカターニングポイントになった1枚です。
これ1つで全然記事1個書けるレベルのやつなので、一部は以前書いたこっちの記事を読んで頂けると嬉しいです。

とりあえず今回は16歳の等身大の少女としての芳乃の本音が聞ける点についてだけ解説します

芳乃はPがアイドルになってくれる子を探してる気配を読み取って自ら会いに来たってNで話してましたよね。
でも、実は探していたのはPだけじゃなかったんです。
芳乃は故郷の島にいた時、自分のやるべき事を受け止めて拝み屋としての役目をこなしてました。
でも、実は心の中ではそれはそれとして自由に生きる事に対して憧れてて寂しいと思ってたし、クラスメイトと自分との間には生い立ちの違いって超えられない壁を感じてたんです

そんな時転機が訪れます。
それが、Nで描かれたPとの出会いだったんですね。
アイドルへの道が開けた事により、芳乃は越えられない壁の先の自由を得る事が出来ました。
最初はPはアイドルになってくれる子を探してて、芳乃がそれに応えたみたいに見えてました。
けどと実際は芳乃をアイドルとしてPが連れ出した事で、
「私は自分が求めていた自由や心を埋める物を見つけてたんだよ、私を見つけて、アイドルにしてくれてありがとう」って内面をここで告白するんです。
そしてこれからも共に歩んで行こう、って語りかけて来るんです。
これが総選挙後初のボイスが実装されたSRの思い出エピです。
いやそんなん無理でしょ?????

アイドルになる事はPと芳乃互いに探し物を見つけた様な物だ、とは春光の時に実装されたぷちデレラでも言及されてはいたけど、「アイドルになれて良かった」位のニュアンスで捉えてはいました。
でもここまで内面をさらけ出してぶつけてくれたのは初なんですよね。
こうした節目にこんな気持ちを全力でぶつけたカードを出してくれる事が本当に嬉しいです、本当に。

若干話は逸れますが、6th名古屋の2日目で全体曲ででalwaysを歌った時にサビの「私を見つけてくれてありがとう」って歌詞を聞いた瞬間このカードを思い返して涙腺が大決壊しました。
ついでに終演後の計画退場で自分たちの番が来るのを待ってる時に連番相手の芳乃Pにこの思い出エピを見せて泣かせました。自分も泣いたけど。

話は逸れましたが、本当に熱い要素が詰まった芳乃のカードの中でも特に自分が好きな1枚です。

そして何と、このカードで触れられた「依田芳乃と〇〇の境界線」の下りは今後複数回登場します。
こんな節目のカードでこんな伏線をまた敷いてるんですね、凄いですよね!
詳細はまた後述!

特訓後
ド王道のイラストですけど、特訓前であそこまで本心を色々と語ってくれた分ド王道に芳乃がアイドルをやってる描写に意味があるカードだと思ってます。

特訓前と後で同じだけど明らかに違う意味に取れるセリフってモバだとよくあると思うんですけど、個人的にこのカードは特にそれがめちゃくちゃ顕著なんですよね。
「わたくしの声が、届きましてー?」と「わたくしはここにおりましてー」って2つなんですけど
特訓前はPへの呼びかけだったり、初めてボイス実装された際のメタ要素だったり、踏切を境界線と捉えると自分の立場について口にしてる、みたいな意味合いに取れる(と勝手に思ってる)んですけど、特訓後はファンへの呼びかけだったり、「今、アイドルとしての依田芳乃は確かにここにいるんだ」って噛み締めて宣言してるみたいに思えてめちゃくちゃ大好きです。

親愛度maxセリフでアイドルとしての日々も宝にしていこう〜みたいな事を言ってくれるんですけど、それも上記の捉え方をより後押しする要因に感じてます。
この子のサラッとこんな感じに熱い事を言えるのも強みの1つだな〜って実感しますね、このカードに限った話では無いですけど。

8うなさか
特訓前
とりあえず君距離感近くない?大丈夫?
それはさておき、このカードは黄昏に引き続き「依田芳乃の境界線」についてスポットをあてた部分が個人的に好きです。

黄昏では芳乃にとって拝み屋からアイドルへの境界線を飛び越えた事が描かれてましたけど、
このカードでは海で遊ぶ描写で拝み屋からただの少女への境界線を飛び越える事が描かれてます。
TBSとかわだつみのセリフ見れば分かるんですけど、芳乃にとってそれまで海は禊とか儀式の厳かなイメージでした。
でも今回は海でかき氷食ったり遊んだりみたいな一般的な楽しさを知って、それまでの拝み屋としての価値観から少女としての新たな価値観を得たって言う部分がポイントだと思ってます。
それに加えて、海での遊び方を知りたがって芳乃が自ら進んで境界線を越えようとしてる点や未知の楽しみをPと共有したい、新たな世界を知った感動を共有したいと思ってくれる点がめちゃくちゃ嬉しいんですよね。

後、思い出エピの「かき氷はすぐ溶けてしまうけど、シェアして思い出にしたらずっと残る宝物になる」って例えも個人的に凄い気に入ってます。
そう言ってくれる事自体が嬉しいですし、アイドルとしての活動でも同じ様な事が言えると思うんですよね。
ライブみたいな楽しい時間はすぐ消えてしまうけれど、楽しい気持ちを分かち合う人(ファンとP)がいればその人の心の中にその時間は思い出として永遠に残る、みたいな。
そう思うと新たな世界を知って感動と思い出を得た彼女にもっと様々な景色や世界を見せてあげたいですし、僕自身も彼女と一緒に見に行きたいなぁと思うんです。

特訓後
こっちも「依田芳乃の境界線」についてスポットをあててるのが個人的に凄い事だと思ってます。

このカードでは魔物の役を演じる事で拝み屋からいちアイドルとしての境界線を飛び越えた様子が描かれてます。
でも、魔物の役を演じる事って「アイドルとは人々から崇拝される物である」って考え方だった頃の芳乃だと出来ない事だと思うんですよね。
じゃあなぜ今は出来るのか?って言ったら、前述の春光と赤ずきんでも触れられた「皆にとっての理想の姿である神を降ろすのではなく、等身大の依田芳乃自身を見せるスタンスを彼女が選んだから」だと思うんです。
こうした芳乃が一歩踏み出す事、拝み屋から少女とアイドルへの2つの方向性で芳乃の変化を観測出来る点がこのカードのめちゃくちゃ好きなポイントです。

カード名「うなさかの水影」の「うなさか」は「海神の国と人の国とを隔てると信じられていた境界」って意味なんですが、特訓前後とも当てはまる本当に秀逸なカード名である事を改めて実感しますね。


9.6thアニバアイプロ
特訓前
アニバアイプロと一緒に読んで意味が増す物だと思ってるので、単体だとそこまで思う所は無いです、今の所は。
このカードだとライブ前で、立ち絵がアイプロで使われてるのがライブ後なんでその辺の時系列が噛み合わない事もあって…(小声

ただ、このカードが5thツアーからちょっとしてから出た事もあって、「並んで歩けば幸せは見つかる」とか「Pの隣はぽかぽかする」とかその辺の信頼関係を伝える台詞がこれまでの歩みについて振り返って一息付いてる様な気がして落ち着きます。

特訓後
こっちはアイプロと時間軸がモロ噛み合ってるので、アイプロの色んな台詞も相まっていちアイドルとしての依田芳乃を感じさせてくれる1枚だな〜って感じです。
信頼を伝えつつ、1人のアイドルとしての強い自信だったり芳乃にとってのアイドルがどれほどの物なのか〜、みたいに胸に秘めた情熱をどストレートにぶつけてきてくれる台詞が多い点もたまりませんね。

好きな台詞は沢山あるので割愛しますが、前述の通り5thツアーが終わってひと段落着いた時期だったのも相まってストレートに熱い気持ちをぶつけてくれるこのカードは歩んできた道のりがあったからこそ描ける内容だと思って胸に刺さりましたし、いつ見返してもこれからも頑張ってこう、真っ直ぐやろう!みたいに前を向く力をくれるカードとイベントコミュだと僕は思っています。

10.つはもの
特訓前
凛々しさや真剣さを感じさせてくれる台詞やイラストである事がめちゃくちゃ嬉しいです。
空気感からフワッとした印象を持たれがちですけど、僕の中の芳乃はその辺りの線引きや考え方がしっかりとしてるのでイメージと一致した物が出てきた事がなによりも有難いんですよねー、俗に言う公式との解釈一致みたいな感じで。

お互いにぶつかり合う事で互いの良さをもっともっと引き出して支え合って行こう、みたいにも受け取れる親愛度maxの台詞は心を熱くさせてくれてめちゃくちゃ良いですし、『武器である薙刀が武術になった事』と『拝み屋である芳乃にアイドルとしての一面を与えた事』を重ねて、現代としてのあり方に合わせた自分を見ててね、みたいに言ってくれるのもグッときますね。総じて絆を感じさせてくれる台詞が刺さるのも良さの一つだと思っています。

特訓後
特訓後も絆を感じさせてくれる台詞が多い印象を受けますけど、結んだままの髪型やNの出会いのセリフをもじった所、一部の台詞から等身大の芳乃自身としての芳乃の決意や絆を感じさせてくれるな〜って印象です。

アンパン=競走の先の成果や幸せ、みたいに捉えた上で「わたくしの足で、わたくし自身でー、そなたに辿りつきましょー」って台詞や「わたくしと縁を結んだ、このあんぱん…そなたと分け合いたくー。…さあ、半分こ、どうぞー」みたいな読むと、等身大のままの自分で挑んで、幸せを分かち合いたいな意味に捉えられるな〜っておもうんですよね。

11.かみのくら
特訓前
鍋をシェアするって行為に意味があるカードだと思ってます。
鍋を恵み、幸せの象徴として例えてる事を前提として読んで下さい。

このカードでは互いに温もりや熱、恵みを共有して絆と巡り合いに感謝する、って事が描かれたんです。
んで、熱を共有するって事は寒さや厳しさみたいな困難を乗り越えて進む力を共有するって事なんじゃないかなーって思って。
改めてそう言った絆を感じさせてくれる事がめちゃくちゃ嬉しいカードだと思っています。

で、僕がそう捉える根底にはうなさかでの「楽しい時間は共有して思い出にする事で宝物にしていこう」ってやり取りがバックボーンにあって。
それを踏まえて見る事で、楽しい事を共有する様に前へ進む力も共有していこう、みたいに捉えられるな〜と感じました。

特訓後
特訓前とうなさかの特訓前、2つのカードの延長線上に位置するカードだと思ってます。
特訓前を感じる要素はアイドルコメントの「温もりを求める皆に対して、寒さを越えて芳乃が歌を届けよう〜」の部分ですね。
寒さ…苦労や厳しさみたいな困難を乗り越えて幸せを届ける事が出来るのは特訓前で描かれていた様に「Pと温もりや熱…寒さを越えて先に進む力を共有したからこそ」なんじゃないかと思ってます。

また、雪がいずれ溶けようと、あたたかな思い出は残りましょうー」とかはうなさかの特訓前で触れられてた「楽しい時間はすぐ消えてしまうけれど、楽しい気持ちを分かち合う人(ファンとP)がいればその人の心の中にその時間は思い出として永遠に残る」って部分と一致してるなー、と感じますね。

衣装も純粋にめちゃくちゃ良いですよね、伝統文化と現代が融合してる所とか芳乃のあり方と同じで見ててウキウキします。

以上、とりあえず11種22枚について僕がどう思ってるのかざっくりご紹介させて頂きました。
割と時間が経ったら捉え方にも変化が生まれたりするので、まあこいつはこんな風に思ってんだな〜位に思って頂ければと思います。

また、ご存知の通り芳乃のカードはこれだけではありません。
デレステ含む残りのカードについても順次記事に起こしますので、よろしければそちらも読んで頂ければと思います。

質問、苦情等は僕のTwitterアカウント(@kmn_comeom)までお願いします。

最後になりますが、ここまでお読み下さりありがとうございました。


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