【依田芳乃の好きな所まとめ】モバマス編②

※この記事は以前投稿した【依田芳乃の好きな所まとめ】モバマス編①の続編になります。

はじめに

当記事はこれまで登場した芳乃の全カードに対して、僕がどう解釈しているか、どこを気に入っているか等をまとめて書き殴った内容になります。

良く言えば芳乃の解釈、悪く言えばオタクの自分語りです。
あくまで僕の中の依田芳乃の話、かつ雑めに書いた方が楽なため文体が散らかっており多少お見苦しいかもしれませんが、
それでも気にしない方はお読み頂けると嬉しいです。

今回はモバで実装されている依田芳乃のカードの内、「恵みの甘雨」から「よろこびと巡り逢ふ」まで綴らせて頂きます。

また、該当カードの思い出エピソードや親愛度MAXの台詞に関してのネタバレが入るためご注意下さい。
それでは早速始めさせて頂きます。

恵みの甘雨(特訓前)

芳乃とPが改めて絆を見つめ直して、『出会えた縁に感謝しつつこれからも前に進んで行こう!
みたいな全体的にPと芳乃の関係性に改めて踏み込んだ文脈と、芳乃の中での写真に対する価値観の変化を前面に押し出した文脈の2つを両立させた、めちゃくちゃ好きな一枚です。
それこそモバだと3本の指に入るレベルで。

この思い出エピソードで語られてる『鍵を花壇に置いてくれた誰かの優しさのおかげで、探し物を見つけられた事』が、
『不思議な縁のお陰でPと芳乃が巡り会えた事』と重ね合わせて描かれている様に思えて。
「絆を再確認して、決意を新たにした今日の出来事を写真として残す事で思い出にしよう」、そんなニュアンスで直球に彼女なりの熱意をぶつけて来てくれる事、写真への価値観の変化を明確に感じさせてくれる事が本当に嬉しいですね。

デレステのメモリアルコミュ③や春光、6thアニバアイプロや太陽の絵の具箱、ほほえみDiaryのイベントコミュetcで一貫して描かれていた芳乃の写真に対する価値観の変化、
写真とは幸せを封じ込めるのではなく、幸せや思い出を保存して共有するための物である事」を理解して楽しむ様になる一連の物語を通した上で見ると、このカードで描かれている彼女の言動がいかに意味のある物か改めて感じられるかと思います。

親愛度MAX台詞

依田芳乃が心に持ってる直球でぶつけて来る情熱と熱い意志が大好きなので、この辺の『出会えた喜びと出会わせてくれた事への感謝の気持ちをパフォーマンスに込めて、ファンの皆に届けて行こう』
そうして生まれた感謝の気持ちを届けて、それによって生まれたファンからの感謝の気持ちを受け取って、更にそれを芳乃が届けて…みたいに
互いに幸せな気持ちの贈り合いを繰り返して生きて行こう、2人でならそれが出来る」ってまっすぐ言い切るこの辺の発言がめちゃくちゃ嬉しくて。

依田芳乃と言うアイドルとしてのあり方と彼女の情熱、ファンへの真摯さ、Pへの信頼と彼女の魅力が多方面に詰まった本当に素敵なセリフだと思ってます。

また、上記の関係性の文脈を踏まえた上でイラストを改めて見ると
花=人の目を引く華やかな物=芳乃
花壇=花を支え、育む物=P

みたいに取れるな〜って思えて。
更にその解釈の前提で話を振り返ると、花と花壇の間に鍵=「錠を開いたり閉じたりする物」がある描写も「誰かの善意で巡り合わせてくれた」テキストと一貫して、Pと芳乃の関係性を見つめ直して、絆を改めて再確認する描写に見えるな〜って思うんですよね。
Pの「探し物」である鍵を「花」と「花壇」の間で見つけた事も、黄昏で言及されていた「Pと芳乃は互いに探していた物を見つけた」事と被ってる様に思えて。

そんなここまでの複数の解釈を踏まえてスキル名の「よすが(縁)の鍵」って名前を振り返ると本当に噛み合った秀逸なカード名だと実感しますし、全てが一貫した素晴らしいカードを頂けたと思っています。

恵みの甘雨(特訓後)

特訓前と同様に前に進む意志をぶつけてきてくれるのが嬉しい1枚です。
ただ、手にしてる金平糖についての自分の解釈とイラストの空気感から特訓前よりもより共に未来へ進む見据えた主張が前に出てると思ってます。

金平糖は製造する際にゆっくり時間をかけて美しい形になる事から、家庭を築き上げる事と掛けて結婚式とかでよく贈られてるらしいんです。
後は保存が長持ちしたり口の中で長続きすることから、『永遠の愛』とかの意味合いもあったりするみたいですね。

その複数ある意味合いの中でも僕は「精製に時間をかけて美味しいお菓子になる事」を金平糖の解釈とし、「アイドルとしての過程」とリンクさせて捉えています。
時間をかけて美しい形になる事」と「アイドルとしての道を一歩一歩歩んで行く事」を掛けている様に感じたり、金平糖を過程の象徴として捉えるなら、金平糖を味わう事は結果だけではなく一緒に歩んで行く様々な過程もじっくりと味わって楽しんでこう、みたいな意味合いに思えるんですよね。

マイスタジオ(親愛度MAX)台詞
親愛度MAX台詞

この辺の台詞もこの解釈を裏付ける物になるのかな、と思ってます。
楽しい時間だけではなく、そこに繋がるまで過程をも楽しんで行こう、みたいな意味合いに思えて。

親愛度MAX台詞とか、金平糖を上記の解釈で捉えると文字通り色んな過程を共有して共に歩んでこう、みたいに思えて熱くなりませんか、僕は熱くなります。

祈りの六花(特訓前)

そもそもな話イラストが良い…イラストが良くない?
これまでもカードや楽曲で冬テーマの出番はそこそこ貰えてたけどスタンダードな洋装の防寒具を着てるのはめちゃくちゃ新鮮で嬉しいですよね。

親愛度MAX台詞

同じく雪をテーマにしてる「山眠るかみのくら」だと雪を寒さや厳しさみたいな困難の象徴として捉えてたんですけど、今回は上の画像みたく「一歩一歩雪に足跡を残そう」とか「雪は消えても記憶や思い出は消えない」みたいに時間や時の流れみたいに表現されてるなーって思って。
その解釈を意識した上で上述の親愛度MAX台詞や思い出エピソードを読むと「これからも一緒に歩んで行く意志」をぶつけてくる台詞の熱さと厚み、彼女が持つ情熱をより一層感じられる所が好きです。

個人的に祈りの花の歌詞に出てくる「花」は「楽しい時間」の事だと思っているので今回の雪の解釈と似てる様に思えるのも嬉しいポイントですね。
(そっちの詳細については以前書いたこっちの記事
http://blog.livedoor.jp/kmn_blog/archives/8792714.html
を読んで頂ければと思います。 )

後この子は「氷or雪が消えても楽しかった時間は消えない」って言い回しをめちゃくちゃよく使うんですよね。
うなさかとかみのくら、そして今回で通算3回目になるんですけど、氷と雪って未知の物やそれを通して得た思い出がそれだけ彼女の中で大切な物として残ってるんだな〜って思うとめちゃくちゃ感慨深くなりますね。

祈りの六花(特訓後)

以前からホワイトデー等で一貫して描写されてた文脈であり、僕も主張の1つにしてるし、昨今高田さんからもアウトプットして下さる事が多い「芳乃が人に笑顔と幸せを届けるなら、芳乃に笑顔と幸せを届けるのはP」って考えをより明確に描写してくれてる点がめちゃくちゃ嬉しい一枚です。
俗な言い方ですけど解釈の一致とでも言うか、言いたい事をちゃんと言ってくれてると言うか。
(舞台でファンからも笑顔を貰う描写は普通にあるけど、その舞台を用意してあげられるのはPなので…と言う事にしておいて下さい)

親愛度MAX台詞

このカードで触れられてる「プレゼントを渡す」事って芳乃の本質である「人に幸せを届ける事」の比喩だと思ってて。
んで、上の画像のPが芳乃からプレゼント…幸せを渡された時にPは芳乃を望む一連のやり取りが正に上述のそれだと思うんですよね。
芳乃とPの関係性にフォーカスしたカードって結構多いと思うんですけど、その中でもPの方から明確に発信する事ってそこまで多くない分、このカードで描いてくれた事の大切さが際立って感じられる気がします。

また、人の幸せを芳乃が願って、芳乃の幸せをPが願って。
互いが互いの幸せを祈り合う関係性ってクリスマスのプレゼント交換みたいで情景とマッチしてるなー、とかも思ったりします。

闇照らすともしび(特訓前)

・ホタルの命は短い事とアイドルとしての存在や思い出は決して消えない事の対比。
・日本古来の文化に残り、光り続けてきたホタルと日本古来の文化の中で育ち、人を照らす芳乃との共通点。
・自らの存在を示し、相手を探す為に光を放つホタルとアイドルになる存在をPが探した事により、出会えた事を振り返って自分の居場所を見つめ直す共通点。

それぞれ順にアイドル、拝み屋、少女としての別々の文脈を込める形で、ホタルと依田芳乃の共通点と対比を多角的なアプローチで描いてくれた様に感じる大好きな1枚です。

お仕事(親愛度MAX)台詞

ホタルの命との対比としてはこの台詞が特に気に入っています。
うなさか、かみのくら、いのりの六花で描かれてきた「雪や氷は消えてしまうが、楽しかった思い出、歩んできた軌跡は決して消える事が無い」文脈と相通じる物を感じますね。
またこの台詞では「わたくしの火もまた」と「ホタルの火は決して消えない」と取れる言い回しですが、個としてのホタルの命では無く年月をかけ次の世代へ命が受け継がれていく事に対しての台詞と捉えると、芳乃からホタルと言う存在に対してのリスペクトを感じられる点もポイントです。

お仕事台詞

前述の台詞と共に日本古来の文化に根差す物であり、はるかな年月を照らしてきたホタルの輝きをここまでリスペクトを込めた台詞で芳乃が表現している点が大好きです。
受け継がれてきた文化に触れて育ってきた依田芳乃の個性の表現としても、彼女自身としても重なり合う物を感じさせてくれて。

親愛度MAX台詞

光を見つけ、巡り会えた…そう表現されてる事もあり、冒頭の解釈「自らの存在を示し、相手を探す為に光を放つホタルとアイドルになる存在をPが探した事により、出会えた事を振り返る」解釈の裏付けになる様に思えました。
シンデレラガールズの中でも一際特殊な出会い方をしているからこそ、出会いを振り返り様々な形で表現出来るのは彼女ならではの魅力ですね。

アイドルコメント

この台詞も「ホタルにも~」と芳乃とホタルを重ねる言い回しが取られている事から同解釈の裏付けとして捉えています。
Pと出会いアイドルとして、依田芳乃個人としての今の居場所を改めて表現した非常に感慨深い台詞ですよね。

イラストの落ち着いた空気感も良いですよね。
こずえちゃんのSSRで同じ浴衣で和気藹々とした空気感が描かれた分、このカード、ひいてはモバマス特有のPとアイドルの一対一の関係性と空気感を引き立たせている様に感じます。

闇照らすともしび(特訓後)

王道of王道、人に笑顔を届ける事とこれからも進む意思が織り交ぜ、依田芳乃らしさをとことん突き詰めた最高のカードだと思います。
この手のストレートなイラストは久しぶりな分嬉しいですね。
「闇照らすともしび」ってカード名も彼女のアイドル性そのものを指し示している様に思えてたまりません。

お仕事台詞

お仕事台詞全般がまるで彼女の心そのものを表現した様な、凛々しい内容が多めでまとまっている点も良いですね。
依田芳乃は陽だまりの様に優しくもあり、こうして凛々しく人の心を震わせて導く事もできる。
イラストも合わさり、彼女の可能性と方向性はどこまでも広がって行く事を強く実感させてくれます。

また、このカードを語る上で絶対に外せない物としてJAMの正式加入エピソードが挙げられます。
(全部貼ると多いのでモバマスのイベントメモリーか芳乃wikiを見て下さい)

このエピソードでは共演した礼さんから芳乃のスタンスに対し「色々な物を背負う事は辛くは無いのか?」と踏み込んだ問いが投げかけられます。
芳乃は「困っている人を助ける様に言われて育つ中で、人を助けて導く事はいつの間にか自分の喜びになってたから、辛くは無い」そう返すんですが、本当にこのやり取りには価値があって。
礼さんの質問はP以外の第三者目線の大人だからこそ聞ける事であり、その部分へ踏み込んで敢えて描写してくれた事が本当に偉大なんです。Pだとそんな事は聞かないし聞けないから。
そして、依田芳乃の軸となる事…TmTyのイベントコミュ等で描かれた「環境は変わっても彼女がやる事の本質は変わらない」点を芳乃の口から改めて言葉として答えてくれた事が本当に嬉しくて。

アイドルとしても依田芳乃個人として色々な事を経験したからこそ、王道のやり取りをより深みが増して描けた、依田芳乃と言うアイドルの本質、変わらない原点はそこなんだと言う事を改めて実感する、彼女の在り方に切り込んだ本当に最高のカードとイベントコミュだと思います。

ことほぎの祈り(特訓前)

元々逆輸入カードは文脈のアプローチが変わるとは前々から聞いてたんですけど、全体的に『Pと芳乃の関係性』にフォーカスを当てて話を広げたモバマス風の味付けなテキストにちゃんと仕上がっている点が本当に素敵な1枚だと思ってます。
また、更にその中でも「それっぽい」じゃなくて、歴代の中でも群を抜いて厚い信頼と熱い意志を伝えてくれている点が特にお気に入りです。

アイドルコメント

この台詞とか凄くないですか?
彼女は願いが形として叶う事を確信してるんです。
けれどその根拠はスピリチュアル的な物とか拝み屋としての経験からじゃなくて、アイドルとして「Pが芳乃の幸せを願い、実際に形にしてきた事実を見てきたから」って言い切ってるんですよ???
これまでの歩みを振り返って積み重ねへの信頼の情をこんなサクッとぶつけてくるのエグいですよね…
担当に直でこんな事言われたら普通に賑わってる神社の境内でも人目を憚らず声出してボロ泣きする…ボロ泣きしません?
僕はします。

マイスタジオ(親愛度MAX)台詞
お仕事(親愛度MAX)台詞
親愛度MAX台詞

この辺の台詞とかも凄いですよね。
ただただ真っ直ぐに熱い気持ちをぶつけ合う二人三脚の関係性や、芳乃の情熱に踏み込んだ本当に素敵な台詞だと思います。
ここまで言ってくれる彼女にもっと沢山の幸せを届けてあげたい、色んな景色を見せてあげたい。
読み返す度に背筋を伸ばしたくなる1枚ですね。

ことほぎの祈り(特訓後)

基本は特訓前同様の文脈がメインですが、それに加えて特訓前で触れた「芳乃がPの想いも引っくるめて舞台に立ち、幸せを届けている様」を実際の形として見せてくれている点がこのカードのポイントだと思っています。
特訓前の「Pが願いを形にしてくれる様に〜」って台詞との対比みたいに思えて。

お仕事(親愛度MAX)台詞

実際にファンへ笑顔を届け、想いと想い…幸せを重ね合わせている様子を感じ取れつつ、キミそばのCメロの歌詞を思い返す良い台詞です。
前述の芳乃がステージに立っている事の意味を踏まえて考えると、幸せだけでなく、これからも未来へ進み続ける意志、幸せを届けて行く決意をPと重ね合わせる様にも思えますね。

親愛度MAX台詞

この台詞も凄いですよね。
わざわざ言い直す所に等身大の彼女の心、ひいてはアイドルとしての今を彼女がどう捉えているかが込められた本当に素晴らしい台詞だと思います。

拝み屋の芳乃としてではなくありのままの芳乃個人として〜って文脈は複数のカードで見られます。
それこそデレステ版のこのカードが彼女のあり方についての明確なターニングポイントとして描かれてますね。
そんな中、同じ様に「新年のお祝い」がイラストコンセプトの「春光の少女」だと自分のあり方について思い悩んで、ありのままの彼女として一歩踏み出そうとする文脈だった事を思い返すと、それとの対比の様にも思えて。

春光で踏み出した彼女自身としての一歩から巡り巡って、拝み屋としてでは無く彼女自身の誇りと言える程の今に繋がってるんだと思うと本当に感慨深くなりますね。

いつくし花笑み(特訓前)

アイドルとして過ごす日々、Pと共に歩む日々の道のりを一緒に同じ行き先へ向かう旅路を重ね合わせた文脈と、Pと巡り会えた事を振り返り、改めてその事噛み締める文脈が盛り込められた、本当に素敵な1枚だと思います。

お仕事台詞
マイスタジオ(親愛度MAX)台詞

この辺のセリフが日々の道のりと旅路を重ねる文脈を指し示す物として分かりやすいですね。
Pへの信頼、アイドルとして過ごしてきた道のりを明確に『楽しい』『美しい』って言ってくれてて。
また、『旅路=アイドルとしての日々』だとすると、『海=船がこれから進む先=依田芳乃の未来』とも取れる様に思えます。
「旅路」を共に進む物として飛行機や電車じゃなくて船が描かれている点も面白いですね、目的地に到着するまでの過程自体を楽しんで行こう、って意味にも取れて。
アイドルとしての過程自体も楽しんでいこう、って文脈は『恵みの甘雨」の特訓後でも触れられている分より厚みを感じられますね。

LIVEバトル開始時台詞

それを踏まえるとこの台詞も違った意味に取れますよね、Pが目指すその先に自分も一緒にいる事を前提で芳乃は発言してるんだろうなぁ…と思うと「Pの夢は何?」「一緒にどこを目指す?」みたいな意味合いに感じます。

Take me☆Take youの歌詞『昨日の目的地 明日には通過点』を思い出しますね、旅路の文脈と合わさって「今」目的地へ歩み続けてる事をより実感させてくれる気がします。

また、ここまでの解釈を前提に踏まえた上で海に対して触れてる台詞を読むと、また違った印象を受けますね。
旅路の最中に見える景色=共に進む景色を「けがれなき青色」、どこまでも澄んだ未知の世界って言い切ってくれてる気がして。

依田芳乃の海に対しての価値観の変化は複数のカードを通して一貫して描かれてきた分、台詞が際立っている様に感じます。
「神聖であり、畏れ敬う厳かな存在」からTBチアーズでアイドルとしての仕事を通じ「皆が楽しむ場所である事」を知り、うなさかで「等身大の少女として海で遊んだ思い出」を経て、「等身大の彼女自身がこれから進んで行く先、未知の存在」の例えとして海を持ち出すに至る価値観の変化の描写が最高ですね。

アイドルコメント

次にPと巡り会った事を振り返る文脈ですが、この辺りの台詞が特に顕著だと思ってます。
僕の中ではSunshine see mayの歌詞を通し依田芳乃にとって「風=世界を動かすもの」だと思ってるんですが(説明は面倒なのでいつか書きます)、風に飛ばされた帽子をPが受け止めた様が、Pが芳乃を必要とする事でPと芳乃が出会った情景の再現の様に思えて。
「帽子もまた」って言い回しから芳乃自身もPに惹かれた事を伺える点もその後押しに繋がってます。

親愛度MAX台詞

その解釈を前提として踏まえると、この台詞がまさしく前述の「Pとの出会いを振り返り、改めてその事を噛み締める」解釈そのままの様に自分には思えます。
色々な景色を見てきたからこそこうして出会いと行き先、過去と未来へそれぞれ想いを馳せる文脈に厚みが生まれますし、これからも芳乃ともっと沢山の景色を見たくなりますね。

いつくし花笑み(特訓後)

古来から人が触れ、人と共に歩んできた『美』とファンと共に歩む『アイドル』を重ね合わせる事で、アイドルとしての依田芳乃を表現した素晴らしい文脈だと思います。
古来の文化と今の自分自身の在り方を重ね合わせて…って文脈は『詩詠みの赤ずきん』と『御伽公演」のEDパートでも取り上げられた方向性ですね。

アイドルコメント
マイスタジオ台詞

この辺りの台詞が特に「美=アイドル」の図を示す物として分かりやすいですね。
「わだつみの導き手」や「恵みの甘雨」で一貫して触れられてきた「アイドルが笑顔を届けて、ファンが必要としてくれるからこそアイドルは笑顔を届けて…」って流れを汲んだ上で、アイドルを例える物として古来より人間と共に歩んできた、人がいるからこそ存在してこれた「美」って概念を持ち出して芳乃と重ね合わせる事が本当に素敵で。

「美」そのものに対してのリスペクトが込められた言い回しも彼女の個性と非常に親和性が高いですし、この共通点に着目されたライターさんにはただただ感謝ですね…

お仕事台詞

どちらも依田芳乃のアイドル性と強い意志を短くも非常に的確に示した台詞だと思います、「例えどこでも、誰にでも私は笑顔を届けましょう」って言い切ってくれている風に感じて。
こう言った熱い事をサラッと言える、内に秘めた情熱さがあるからこそ彼女はPaなんじゃないかなぁ…と思うんですよね。
アイドルとしての一面にスポットを当てている分、アイドルとしての彼女を表現するこの辺りの言い回しがめちゃくちゃ多い点もこのカードの特徴だと思っています。

マイスタジオ台詞

前提として、先ほど祈りの花の「花」を「楽しい時間」と捉えた上での解釈になります。
※詳細は以前書いたこっちの記事(http://blog.livedoor.jp/kmn_blog/archives/8792714.html )にて…
それを踏まえた上で解釈すると、「花咲く時に染まる→楽しい時間、幸せに包まれて欲しい」みたいな意味に思えて。
(「花=楽しい時間」と「花咲く時」で「時」がダブってるんですが、その辺は感覚的な物なので大目に見て下さい…w)
アイドルとしての彼女のファンへのスタンス、届けたい事を描写してくれている様に感じて嬉しくなりますね。

お仕事(親愛度MAX)台詞

スピリチュアルめな台詞ですが、どちらかと言うとそれよりはPの思うアプローチを表現しよう、みたいなニュアンスじゃないかな〜と思ってます、「そなたが望むのなら」って部分が特に。
絶対に彼女1人だけに色んな物を背負わせたくないので、僕自身がそう捉えているんだろうな〜とも思います、否定はしません。

親愛度MAX台詞

ここまでアイドルとしての依田芳乃の台詞として触れてきましたが、この台詞だけはPに向けられた等身大の彼女の感想であり「美しい」はそのままの意味で用いられた物だと思っています。
彼女がアイドルとしてこれまで見て来た物総じてに対しての発言であり、分野や状況を問わず色々な角度からPを見て来た等身大の彼女だからこそ出てくる発言じゃないのかなぁ…と思うと感慨深くなりますね。

喜びと巡り逢ふ(特訓前)

花嫁役とアイドル、『自分に祝福が向けられる立場である事』を重ね合わせて、アイドルとしての自分自身の幸せ、在り方を改めて見つめ直す文脈が描かれた素敵な1枚だと思います。
花嫁=アイドルとして置き換えて捉えると分かりやすいですね。


まあ解釈以前に思い出エピ後編のこの辺の台詞でほとんど言われてる通りなんですけども。(後編ほぼ全部垂れ流しになっちゃった)
感謝の言葉と、「今が楽しくて本当に幸せ」「これからも共に進んで行こう!」ってどこまでも真っ直ぐな意志をぶつけてくる彼女の熱い心が本当にたまりませんね。
どこまでも一緒に歩んで行こう、熱い心をぶつける分こっちも負けずに真っ直ぐ心をぶつけよう、そんな熱い気持ちが自然と内から湧き出し、改めて前を向ける大好きな台詞です。

また、元々「人の幸せを祈る彼女は自分自身の幸せをどう掴むのか?」って事は前々からずっと考えていたので実装されるまでは等身大の少女としての文脈かと思ってたんですが、アイドルとしての側面によりフォーカスした文脈で、想像よりも満足できる内容だったなー、と感じています。

マイスタジオ台詞

花嫁=アイドルの前提で考えると、ずっと一貫して言われてる「ファンとアイドルが互いにエールを届けるからこそ…」って文脈に触れられてるのも嬉しいですね。
Pとの関係性を描いた文脈だからこそ、ファンに対してのスタンスを明確な言葉で描く事はより大切だと思うんですよね。

カード背景も個人的にめちゃくちゃ好きです、豪華な式場とかじゃなくて民家の軒先風の日常の一部を切り取った様なごくありふれた景色なのが「太陽の光の様に当たり前の様に人の心に存在し、1人1人の心に寄り添って手を差し伸べて心を照らす」彼女のアイドルとしての在り方をそのまま表現した様に思えて。
しゃがんでる様がファン1人1人の等身大の目線に合わせてる様にも思えて本当に素敵なイラストを頂けたなぁ、と心から思えます。

お仕事(親愛度MAX)台詞

この台詞もめちゃくちゃ好きです、こう言えるのは上述の芳乃自身のスタンスは勿論ですが、芳乃自身もPと共に歩んで、共に歩む人の大切さを知っているからこそできる発言なんじゃないかなぁ、と思うんですよね。

お仕事台詞

TmTyの歌詞に度々登場する「覚めない夢」とリンクしてる様に思えて感慨深くなります、第5次総選挙から6年経った今改めて現実に目を向けると、本当にずっと「覚めない夢」が続いてるなぁ…何て事をしみじみと感じて。
芳乃のアイドルとしての面にスポットが当てられた文脈である点、コンテンツ全体が10周年の節目を迎えて色々な事を振り返った事もあり、より一層TmTyとの結び付きを感じます。
あの曲が出た時はまだ想像も出来ない色々な事に期待を膨らませていましたが、今もこうして色々な事に対して期待を膨らませ、全力で今を楽しめるのは本当に有難い限りだなぁ…とも思ったりします。

後、今回はウエディングフォトの撮影のお仕事なんですが、一貫して描かれて来た写真に対する価値観の変化、公私問わず多角的に芳乃と写真の関係性が表現される中で、こうしてまた一番最初の「写真とは幸せを保存して分け与える物である」事に重点を置いた文脈が描かれるのはめちゃくちゃ嬉しいですね。

喜びと巡り逢ふ(特訓後)

特訓前がアイドルとしての芳乃を示した様にこちらは「白蛇=拝み屋」として拝み屋と等身大の少女としての二つの方向性で彼女を表現し、アイドルとして一歩踏み出した事を振り返る一枚だと思います。

「白蛇=拝み屋」と捉える理由としては、
白蛇が神聖さの象徴、神の使いの様な立場を示す意味を持つ事。

アイドルコメント

この台詞で芳乃が等身大の自分自身と、自身の「正体」、拝み屋としての自分を分けて捉えている様に感じた事。

マイスタジオ台詞
お仕事台詞
お仕事(親愛度MAX)台詞

この辺りの拝み屋ならではの表現を織り交ぜつつも、等身大の彼女の感情を表現している様に感じる台詞があまりにも多い事もその考えの後押しになりました。
ただ傍にいさせて欲しい、Pがいればそれだけで良い、同じ時間をPと共に過ごしたい。
そんな事を言えるのは等身大の依田芳乃だと思うんですよね。

ぷち衣装詳細

また、アイドルとして一歩踏み出した事を振り返る解釈はぷち衣装のこの説明文が一番大きな理由です。
大きな隔たりがある、けれど2人の間には関係無い」って言い回しが「黄昏の映し人」の思い出エピソード後編のやり取りをそのままなぞった様に思えて。
白無垢が相手の文化や色に染まる意味を持つ事も、アイドルとして彼女が色々な事に触れ、価値観が変わって行った事と同じ様に思え、この考えの裏付けになりました。

また、このカード名は「喜びと巡り逢ふ」ですけど、芳乃が巡り逢った「喜び」はアイドルとしての自分自身とファンの笑顔であり、そしてPの事を指してるんじゃないかなぁ、と思うんですよね。

最後に

当記事は以上になります、非常に長い冗長的な記事になってしまいましたが、お付き合い下さりありがとうございました。
前編から丸々一年も空いてしまい申し訳ありません…

解釈をアウトプットする事はその時の自分が何を考えていたかを残せる貴重な手段です。
解釈が変わって後から見直した時改めて気付ける事もあったりしますので、
よろしければみなさんもこのカードのこの台詞が好き、ここが良い等
何かしら書き出してみてはいかがでしょうか。

質問、ご意見等は僕のTwitterアカウント(https://twitter.com/kmn_comeon)までお願いします。

最後になりますが、ここまでお読み下さりありがとうございました。

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