目覚めの前

終わりを待つことに疲れきった朝
吐いた息 窓を 白く濁らせた
なりたいものなんて 何もないくせに
滲む文字がなぜか 寂しそうで

重たくて気づいた 目を伏せたい荷物が
夢の中に積み上がる

消えたいのに
消えたくないと叫んでいた
誰もいない夜に
止めどなく 溢れてくる 涙悔しくて
何もかも 正解の答えが欲しい 僕だけのためにある
暗号が この闇を とかせるから

始めの日も白い景色をみてた
澄んだ空に みられて眠ってた
それはとても心地よい 目覚めの前
悲しい欲に目覚める 前触れ

大事な瞬間は 静かに訪れても
いつの間にか遠ざかる

消えたいのに
消えたくないと叫んでいた
誰かに伝えたくて
止めどなく 溢れてくる 涙切なくて
命にも 意志があるんだって教えてくれた 君の答え
聞こえのいい 言葉じゃなくて 嬉しかった

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