黒字なのに倒産するってどういうことか
むかちんです。
今回は、友人との会話の中から会計の話をしていきたいと思います。
今ではそれほど聞かなくなったものの、たまにみかける
黒字倒産について解説します。
一般的に、利益が出ていることを黒字、損失が出ていることを赤字と呼ばれています。
ちなみにこの「赤字」についてですが、実際に帳簿をつけるときに、通常は黒で記入していくんですが、
損失などの場合には赤で記入するようなルールになっているんです。
さて、話を戻しまして、黒字倒産について。
普通、倒産と聞くと、
赤字だから倒産する=利益が出ていないから倒産する
というイメージかと思います。
私自身、会計を勉強する前までは、
倒産=赤字
だと思っていました。
実際には、黒字でも倒産になります。
なぜ黒字でも倒産になるのでしょうか。
それは「資金繰り」が大きく影響しています。
例えば☆
取引先などへの支払方法のひとつに
約束手形(やくそくてがた)というものがあります。けっこう使われています。
支払金額と支払期日など書いてある紙なのですが、
この約束手形をこの支払期日に支払ができなかった場合、倒産するリスクが高くなります。
6ヶ月以内に2回、期日までに支払ができないと、銀行との取引が一部停止となり、
支払が回らなくなり、倒産してしまう、となります。
黒地でも資金繰りが上手くいかないことはあり得るのです。