MY BABY ―ショートショート―
「子ども、できたの」
とキミは笑った。
ぼくは笑った。
ひっしに、笑った。
――あの「一回」は、大丈夫な日だった。
もちろん、「絶対」なんてないってわかってる。
でも、誰かが真後ろに立っているような、そんな奇妙な胸騒ぎがしたんだ。
生まれた子どもは、ぼくではない何者かになっていく。
ぼくとはまた別の“だれか”に似るように。
ぼくはこの子を愛さなければならない。
ショートショートのお題、待ってます!
10文字程度のお題をください。
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