JLPGAツアー 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 観戦ガイド 武蔵丘ゴルフコース(2023.10.29 最終日目)/備忘録

●前日まで

前回、資生堂レディスで多少学んだのでそれほど気をつかったり悩んだりすることはなかった。飯能駅(東飯能駅)までのルート確認と春ちゃん用のサインボール準備と菜々ちゃんのトレーディングカードは忘れずにと、あとチケットは金曜日の夜にネットで購入。今回は最終日で最後の優勝者を見届けてみることにした。予選落ちすると春ちゃん、菜々ちゃんが見れないかもしれないがゴルフ観戦の最終日の雰囲気も味わってみるつもり。

今週は急に雹が降ったり、10月下旬だというのに日中は20度超える日があるなど寒暖差が激しい。日曜日の天気も気になるところ。

土曜日のテレビ放送で、武蔵丘ゴルフコースはラフが均等に刈りこんでて深く、グリーンは硬いと解説の樋口さんが話をしていたが、選手もショットのタテ距離に苦労してるし、グリーンの速さで思い切って打てない感じに見受けられる。

春ちゃんが初日(+4)2日目(+5)で予選落ち。残念。菜々ちゃんは初日(-2)2日目(ノーボギー、ノーアンダーの0)で8時55分スタートの6組(アウト)で鶴岡果恋ちゃんと、小祝さくらちゃんと回る。優勝には絡めないだろうが最終組(原、山下、鈴木愛)から5つ前。さくちゃんもいることだしギャラリーは多そう。

●当日

最終日のスタートが8時からだが6組は8:55スタートなので練習風景も見るには1時間前には着きたい。逆算すると6時の電車に乗ることに。出発時あいにくの強めの雨。しかも自宅付近でしか雨雲がかかってない。そそくさと準備しパン、肉まんを頬張りゼリー飲料とバナナを詰め込んで出発。

立川、拝島経由でJRの東飯能駅に7;20着く。資生堂レディスの時も小田急線沿線見渡して思ったが、都心部から離れても住宅街が密集してるものだと感じる。拝島あたりから前の座席にいたおじさんが待ち合わせしてたらしく電車は空いているが大方目的地は一緒。拝島駅からの遠方は日が差しており雨が降った割にはじめっとした空気ではない。朝方は雨の割にはひんやりするほどではなかったが、このままゴルフ場で歩くことを考えると暑くなりそうな気配。送迎バスは東飯能駅から飯能駅へ歩く。途中コンビニに寄っておにぎり2個とお茶を用意。15~20分位で飯能駅南口へ。一瞬にしてあの行列は!と分かるくらいの人の列。最後尾に並んでバスに乗るまで十数分かかった。チケット保有のチェックは無く先頭なので席に座れた。武蔵丘ゴルフコースまでは10分チョットだったが、会場近くでは歩いている人もちらほら。どうやら駅から歩いても会場まで行ける距離らしい。

案内パンフレット
菜々ちゃんは6組 8:55スタート
武蔵丘ゴルフコース入口横断幕。この左横がすぐ入口とドライビングレンジ

バスを降り入場ゲートでQRコードでチェックし、パンフをもらい歩くこと数分。ゴルフ場に入ると真っ先に左手方向、視界に入ったのが選手が練習しているドライビングレンジ。カキーンという澄んだ音と山裾に飛び込むボール。こういう演出なのか一気に雰囲気が盛り上がる。藤田さいき、神谷そら、吉本ひかるらがいる。右側に菜々ちゃんや同組の果恋ちゃんが打ち込んでいた。菜々ちゃんの後ろでしばらく見てるがアイアンから最後ドライバーと打ち込んでいる。コーチ、キャディと談笑しながらだったが調子のほどは不明。その2~3人横に神谷そらちゃんがドライバーを振り出した。いつものように体を捻転させ降りぬくと思わず「お~」と声が出てしまった。球の飛び出し速度が明らかに他の選手と違う。ドライビングレンジで他の選手と比較して見るのでその違いは明確に分かる。

ここに留まってはいられないので、周辺を探る。ドライビングレンジの後方に仮設のギャラリープラザ。芝生の上にプラスチックの板を張ってテーブルと椅子を置いた屋根のない簡易なもの。その脇に数件のフードコートがある程度で、グッズや企業のブースなどは無かったようだ。トイレは一旦ゴルフ場から道路を渡って仮設のトイレがある。3、4時間ずっと回ることを考えてトイレは済ませておいた。

ここは1番と10番はクラブハウスを挟んで離れている設計で、1番は西方向から回り、10番は東方向に進んで最後にクラブハウス方向に戻ってくる。

いよいよ1Hから見慣れた紺色のウエアで菜々ちゃんのスタート。最終日1Hなのでギャラリーが大勢いる。応援のタオルをかざす人、スタンドには新聞紙(たぶん初優勝の?2紙)かざす人。3人ともドライバーは良い感じに打てたようだった。下りでどこに飛んだか見えない。

大勢のギャラリーを引き連れ2打目の位置に向かう。いよいよ今日1日が始まった機運になる。選手の後をぞろぞろついていくが、渋滞する中を歩いているようで中々選手に追いつかないと感じる。ラフは朝露に濡れていたのか湿っていて均一に深めに刈りこまれている。フェアウエーは綺麗に刈りこまれており、今年の猛暑でテレビ中継でよく見ていた茶色がかった見た目にも悪そうなフェアウエーやグリーンでは無かった。

出だし果恋ちゃんとさくちゃんはバーディー、菜々ちゃんはパー。1Hは難易度が低いので取っておきたいところ。

各ホールのスコアは余り覚えていない。1打1打に集中している姿を見て、拍手して、ついて回るの連続。今何打目?だっけというのが多々ある。今回最後に表彰式でも紹介があった地元の中学生がボランティアとしてジャージを着て参加している。スコアボードと動かないでくださいのカードを掲げる役目をしていた。ベテランのボランティアに見よう見まねでやってるので、ゴルフを分かってしかもすすんで参加しているのではない感じだ。三菱電機から学校側に電機製品をもらえるので参加しているのか、市も寄付をもらえるので協力せざるをえないのか。

一緒に回るギャラリーも奥のホールに行くに従い数は減っていく。それでも100人弱はいるだろうか。割合としてさくちゃん、菜々ちゃん4割、果恋ちゃん2割といったところか。目当ての選手がパターを決めた瞬間に移動する人、次の選手が打つのを待つ人をなんとなく見てるとそんな割合のギャラリーと感じる。

そこで菜々ちゃんファンはどんな人がいるか、興味をもってみていると。ピンク(ルコックのピンク色)ジャージで靴もアシックスのピンク、菜々ちゃんキーホルダーをバックにぶら下げた真っ先に目に付く、ちょっとオタクっぽいお兄ちゃん。この人を目印に回ろうと決めた。次にタイガースタオルを頸に巻いたおじさん、白を基調にジャージ姿で菜々ちゃんサイン帽子をバックに掛けてたお兄ちゃん、菜々ちゃんタオルをこんなオジサンがという感じで掲げてた人、3、4人のグループでおばさんが2人タオルを掲げてたり、JLPGAの菜々ちゃんタオルを含めてちょっとくたびれたおじさんが多く10件近くは確認できた。自分は自己アピールして菜々ちゃん応援は恥ずかしいと思うタイプなのでついて回って拍手するのが精一杯。

前半のホールでさすがに暑くなってきたのでグランドコートを腰に巻いて歩く。日中歩くとチョット暑いくらいでゴルフには丁度いい気温だった。前の組が詰まりだすことが多々ある。すぐ打つさくちゃんが原因だろうか。前半、さくちゃんのスコアが良かったせいなのかさくちゃんと菜々ちゃんはよく話をしながら回っていた。果恋ちゃんは出だしは良かったが5番以降はボギーが続く。全体的にショットが短めでその影響がパターにまで響いてる感じだった。一人さえない表情で回る。

前回もそうだったが、上り下りの丘を良く歩く。選手はコース上の比較的平らな場所を歩くが、ギャラリーは脇の起伏の激しい場所を駆け上がったり下りたりしながら追いつこうとするため走ったりせざるを得ない。先回りしてボールの落下地点で待ったりもした。最終的に家まで23,792歩。結構歩いた気がしたが前回より少ない。全ホール一機に休みなしで回るので歩きながら前半でおにぎりを頬張る。後半でゼリー飲料やバナナを食す。ピンクのシャツのお兄ちゃんもおにぎり食べてた。あまり歩きながら食べてた人は見かけなかったが選手に1日ついて回る時はどうしてるのだろうか?

スコアはさくちゃんが(-2)4アンダーで11T。果恋ちゃんが(+5)3オーバーで37T。菜々ちゃんが(0)2アンダーで17Tとなった。スコアボードも気にしながら回った方がいいが、中学生のボランティアとおじいさんでは必ずしもギャラリーの見やすい位置にいるとは限らない。

18H終わってアテストした後、クラブハウスに戻る所でフェンスの前でさくちゃんがサイン責めに合っていた。てっきり前回同様ドライビングレンジあたりで練習してからサインになるかと勘違いしてのんびりしてたら菜々ちゃんのサイン列が既に数十人並んでた。慌てて並ぼうかと思ったら係の人がこれ以上並ばないよう制していてダメだった。どうしても欲しいおじさんが食い下がってたが、ダメなものはダメでしょう。残念に思い遠目でサインを見てたが子供はいいね!優しくしてもらえて。ものの5~10分ほどで終了。クラブハウスの中に消えていく途中果恋ちゃんと出くわしたらしく、菜々ちゃんの肩を借りてボールにサインをしてた。微かに聞こえた声が「頑張ろうね」という互いの励ましの声。そして2人はクラブハウスの中に消えていった。

菜々ちゃんの追っかけはようやく終わったが、まだ首位争いをしている最中。今日は表彰式まで居ようと決めていたのでビジョンでスコアを確認。その間続々と後続の選手が上がっていく。仮設階段の脇で選手を見てると菊池絵里香やリハナ、岩井姉妹が通過した。菊池や岩井姉妹は子供らにシールやカードらしきものを配りながらクラブハウスの方へ。自分の後ろにボランティアのおじさんが居て岩井姉妹と知り合いらしく自慢話をしてた。最終組が18Hに近くなりグリーン近くへ。都心に近いこともあり大勢のギャラリーが最終組を見届けている。結果山下と仁井とリハナが-9でホールアウト。3人のプレイオフとなった。山下の3打目がオーバーし仁井も2打目がグリーンを外しバーディーも決めきれなかった。リハナは2打目がグリーンのピン近くに寄りバーディーで優勝となった。優勝セレモニーの雰囲気も見られ、戸張さんがインタビューを仕切ってたので相変わらず口調で笑も誘っていた。

ちなみに優勝者が決まる頃に岩井明愛ちゃんがグリーン近くに顔をだしてたが、他2人誰かわからなかったが後で調べて荒川怜郁ちゃんと鶴瀬華月ちゃんだった。後から千怜ちゃんも顔を出した。リハナちゃんは岩井ツインズと同じ93期生。荒川、鶴瀬は93期には落ちて95期生。共に同世代だ。顔がわからなかった2人も何れ優勝争いに加わってくることだろう。顔を見て名前は出てくるよう覚えておきたい。

全て終了し会場を後に。モニターには優勝のリハナちゃん

やっと終わってすっきりした気持ちで会場を後にする。春ちゃんが予選落ちしたのと菜々ちゃんのサイン貰えなかったのが残念だが、前回資生堂レディスよりは新たな発見があった。帰りのバス方向に向かう途中、歩きの方はこちらと案内がありそこそこの人が歩き方向に向かってたので、今日の疲労感や足の疲れを考えて、まだ歩けるかなと思い徒歩で駅方向に向かうことにした。

ゴルフ場脇の歩道コース

ずっと民家の脇の下り路を人の流れに沿って国道に出て黙々と歩く。そういえば飯能駅よりも東飯能駅の方がゴルフ場に近いと聞いた気がする。歩くこと20~30分で東飯能駅に着。多少疲れているだろうが、電車では座らなくてもまだ行ける疲労の度合いだった。

来たルートをそのまま帰っている途中、立川駅近くになって携帯に通知がきた。何かと思い見てみると菜々ちゃんがインスタライブをやってる通知。ビックリして開くとハチワレが映って何か喋っている様子。すぐさまイヤホンで聞くと本人が試合終わりだがコメント読んでる。顔は何かの理由で出せないようだがコメントに答えているようだった。家が近いので既に帰ってのファンサービスかなと思ったりもしながら、今日一緒に回ったお礼のコメントを送った。500人以上の視聴者がいた中、コメントも次々に流れている様子。いろんなコメントを読んでる中で、今日あった事しか知らないやつを送ってみようと企んで、最後に果恋ちゃんとのやり取りを送ってみた。

自分『つるかれちゃんがボールにサインしてたとき肩貸してたのはなぜ?』

菜々ちゃん『なんか肩貸してと言われた』

おー!!コメント読まれた!!!
今日あった中で一番の驚きと上機嫌となったが電車の中なので、ただただニンマリとしただけだった。たくさんのコメントが流れていく中で大ヒット。今日でしかない事実で癖のある話題が引っかかってくれた感じだった。

最後のインスタライブまで含めて満足のいく1日だった。陽も落ちた空には大きな満月が綺麗に輝いてた。家に着いたのは6時5分。心地いい疲れを感じた。


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