奥華子が好きだ

好きなアーティストは?と聞かれると必ず真っ先に「奥華子」と答えるくらいには奥華子が好きだ。

コンサートやイベントにも行った。東京や大阪、広島にも行ったし、少し離れた県内のイベントにも行った。ファンサイトのオフ会やCD購入特典のバスツアーなどにも当選して会いに行った。CDやコンサートグッズもたくさん買って、今もずっと奥華子の曲を聴いている。

今日このnoteを書こうと思ったのは、そんな奥華子が最近活動をしていないからだ。心配とか寂しいとかいろいろある。もちろん怒ってはいない。今も好きだなあと音楽を聴くたびに思うし、ジャケット写真を見るたびに顔が好きだなあと思う。奥華子と駆け抜けた十数年間はわたしの青春そのもので人生で愛で恋だったように思う。


奥華子について

たぶん知らない人はいないのでは?と思うけど、念のため公式サイトとかから引っ張ってきた情報を簡単にまとめておく。

・千葉県船橋市出身
 よくライブなどでどこから来たの~?て奥華子が聞くと「船橋!」と声が上がりそのたびに奥華子が「私も!」て嬉しそうに答えていたのが好きだった

・3月20日生まれ
 出会いと別れの春。どちらかというと別れのイメージが強い3月。まさに奥華子にぴったりで、もはや祝日にしてほしい。

・O型
 奥華子にぴったりだ。

・最愛のペット:白猫のチロ
 最愛というか、まわりから見たら溺愛である。MCでは毎回のようにチロのことを話し、グッズにもチロのイラストのものが並び、なんとチロの実写クリアファイルまで発売された。もはや奥華子のコンサートなのか、チロのコンサートなのかわからない。

まあ簡単にはこんな感じだろうか。プロフィールを並べただけで「好きだな」と思う。わたしがこれまで知ってきた奥華子はもちろんこれだけにおさまらないけれど、これだけの情報でも奥華子を感じる。


奥華子のメジャー楽曲

いくつか心当たりがあるので紹介しようと思う。

「ガーネット」「変わらないもの」
映画「時をかける少女」の主題歌と挿入歌だった楽曲。最初に変わらないものを作って提出したら切なすぎると言われガーネットが誕生した、らしい。たしかに変わらないもののメロディはガーネットの爽やかさに比べると結構切ない。もちろんそれがいいのだが。
そしてガーネットは奥華子の楽曲で一番有名なのではないだろうか。イベントやコンサートでもほぼ毎回といっていいほど歌われていた。いつだったかのイベントの日、その日はどんより曇っていたのだが、ガーネットが始まるころには晴れていて青空がきれいだったことを覚えている。きっとこの曲は青春そのものなんだろう。わたしにそういう青春はなかったから、すごくまぶしくて逆にいつも泣きたくなっていた。

「初恋」
思い出すだけで胸が苦しくなってしまうな……。この曲を聴くたびに失恋してしまう。グランドピアノの重たい音がずんと深くのしかかって起き上がれないほどに重い。歌詞も重いので、余計重たく感じて以前コンサート後のお見送りのときに「華子さんの曲は重量級ですね」と話して笑われたことを思い出す。
だからもう逢えないなんて 言わないで お願い
このサビの最後のパートが、重くて痛くて切なくてしんどい……

「楔」
これも結構有名だろうなあ。重い。重いけど綺麗でとても重い。契りではないよ、くさびだよ、と華子さんが言っていたのを思い出す。
もう息ができなくなってもあなたを呼ばないと約束するから
このフレーズも初恋と同じで切ないししんどいなぁ。

他にもあるんだろうけど、どれがメジャーなのか追っかけファンには判断できないのでこの辺にしておこう。


奥華子のじっとりソング

以前「奥華子の弾き語りダークナイト☆」というコンサートが東京と大阪で行われた。これは以前から要望があった奥華子の楽曲の中でよりじっとりと重い曲ばっかりを歌うよ☆というコンサートだ。正直のせいでかえってこわくなっている!!!!!!!!!
わたしもはるばる遠征していってきました。そのために生きてたようなものだから……。開始早々重くて、ああこの重量感、安心する……。と思いました。

その中からいくつか好きな楽曲とか合わせて紹介します。

「幻の日々」
これはね~~~重いよ!!!そりゃそうだ
君など汚い どこか遠くへ行ってしまえ
こんなド直球な歌詞、ある…?最初聞いたとき衝撃で、ああ奥華子ワールドにいるな……と逆にとても満たされてしまった。でも不思議なのは、この曲を最後まで聞くと、この人はハッピーエンドなのかもしれないと思えてくるところ。希望を見出してしまう。きっとそんなことはないのに

「月のそばで眠りたい」
この曲めーーーちゃくちゃ好きなんですけど、大阪公演では歌われなかったんだよ…ほんとうに好きなのね。歌ってくださいってイベントの時に伝えたのに力及ばず…と思ってたら東京で歌われてて映像として手元に来てほんとうに嬉しかったです。
これは本当にずっとどんよりとしていて、ダークな夜が続いているだけの歌。もうどうしようもない感じが、ほんとうに好き。

「きみの空」
「悲しみだけで生きないで」
「rebirth」
この三曲は特に関連はなくて、悲しみだけで~は3.11の震災の時にできた歌だから本当に楽曲の生まれ方も違う。それなのに点と点がつながるような歌詞になる。
「きみの空」は君を失った僕のはなし。でも空(=きみ)があるから大丈夫、それにまた会えるから、という痛くて切なくてでも優しい曲。
「悲しみだけで生きないで」は大切なものを失っても生きてほしいという願いが詰まった曲。
そして「rebirth」は訳どおり、きっと生まれ変わって再び会えた二人の話。
この3曲を続けて聞くと、ほんとうに、一本の映画でも見ているような気持になってしまう。
うーーーん、好きだ。こんな世界を生み出せてしまう奥華子が好きだ。

「トランプ」
これは奥華子ファンにも結構好きな人が多いと思う。わたしもめちゃくちゃ好きでめちゃくちゃ影響を受けています。
まずタイトルが「トランプ」なところがいい。歌詞にそのまま出てくるじゃん!て思うかもしれないけど、そのトランプが奥が深くて……
君がだれを見て誰を思っても僕の隣にいてほしかった
このフレーズ、メロディー、歌い方、もうどれもが好きです。平行線をたどってた二人の冷め切った夜、あの時こうだったら、ああだったら、どうなっていたんだろうってざわざわしてしまう。

「ピリオド」
好き・・・・・・。
奥華子の失恋ソング!という感じの曲のタイトルが好き。ピリオド、ロスタイム、セピア色、スターチス、とか。もっとあるけど。
歌詞ももちろん好き。
愛じゃなくても 恋じゃなくても
嘘の愛なら 嘘の恋なら
このあたりがサビですね。愛じゃなくてもいいけど、嘘の愛ではないと思いたい。なんかその辺の感情がもう、好きだなぁと思う。


個人的に奥華子の好きな曲

ここからはこれまで出てきていないけどわたしがめちゃくちゃ好きな曲を紹介するよ!!!

「虹色の目」
歌いだしのメロディーと声がきれいでとても好き。
愛されて愛していくそれ以上何もなくて
というシンプルな歌詞も好きです。

「素顔」
わかる……と思わずうなずいてしまう曲。
めんどくさいなあと思いながら日々生きているところまで分かる。どうすればいいか分かっているのにそれができないんだよなぁ。こういうのは誰かの言葉になって初めて気づかされるというか、ああわたしもこうなんだなって思える。この曲に出会ってから、同じ思考になった時にこの曲を思い出して、じゃあこうしてみたら…こうできたら……と思うようになりました。
もちろん同じように華子さんが思って苦しんでいたからできた曲なのかもしれない。それでも救われました

「君にありがとう」
犬・・・・・・・・・・・・。ありがとう

「Happy days」
タイトルの通り幸せな日々の曲で、コンサートの最後に歌われるやつ!でもわたしはいつもこの曲を聞くと泣きたくなってしまう。幸せって…尊いな……みたいな。華子さんの声にこのフレーズがのると、めちゃくちゃ優しくて、胸がきゅっとなって息ができなくなる(死ぬのか?)


好きなものはたくさん増えてきたけど、やっぱり奥華子を好きでいる自分が好きだなぁと思う。奥華子の音楽に出会えて本当に良かった。奥華子の音楽がある世界に生まれてきてよかった。奥華子の音楽が好きだと思えるわたしでよかった~~~。

わたしは奥華子がつくる奥華子の曲の世界がほんとうに好きです。だから、華子さんが華子さんらしい曲が作れるようになるまではゆっくり休んでほしいと思うし、そのまま作るのや歌うのをやめてしまっても、それが華子さんの選んだ人生なら、華子さんらしいな!て思える気がします。

きっと華子さんの曲に出会わなければもっと感情の欠落した人間になっていたと思う(笑)いや笑えんが……?

最初に書いたのは2020年8月。
下書きを見つけて書いて公開したのが今日。
状況は変わっているけど、それでも好きだという気持ちは変わっていません。