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レーザー星人のひとりごと~岡山いいとこ紹介「日本三大稲荷:最上稲荷」

目指せ、岡山県公認観光大使
レ-ザ-星人です。
 
好評の「岡山いいとこ紹介」の時間です。
(「岡山」が付きました!岡山県に媚びを売ってるように
見えた貴方、きっと心が病んでますよ!汗)
 
と言うことで、今回ご紹介いたしますのは
「最上稲荷(さいじょういなり)」と「鬼ノ城(きのじょう)」です。
 
まずは「最上稲荷」(変換で「最上位なり」って、笑っちゃった!)
位置的には岡山県岡山市北区になります。
 
日本三大稲荷の一つに数えられる場合が多く、お正月3が日には
岡山県下最大の60万人が参拝に訪れ、付近で渋滞が発生する
超メジャ-な寺院です。
 

本殿って書きましたが寺院なので本堂が正しいかな?


うん、寺院?って思われた方いますよね!稲荷って神社やろ?
そうなんですよ!三大稲荷の筆頭格「伏見稲荷大社」は神社ですが
次に候補に挙がりやすい「豊川稲荷」「最上稲荷」さんは寺院です。
 
何で?ってなってくるとややこしいんですが、日本の宗教の歴史を
紐解く必要があり、レ-ザ-星人のフィールドじゃなくなるんで
ごく簡単に言いますね!
 
まず明治維新以前の日本では、神社と、お寺は同居、共存しており
これを神仏混交、神仏習合と言い、Aという神様にはA´という
同じ性格の仏様が対応、共存していました。(本地垂迹説)
 
それが日本の一大転機であった明治維新で「神仏分離」という
古来より日本は神道を拝する国家であり、維新を機に、回帰すべし!
という風潮が新政権を中心に盛り上がり、極端な形で末端の民衆に
まで広がりました。
 
いわゆる「廃仏毀釈」で、現在の仏教の隆盛具合からは想像できない
悲惨な状況だったようです。
(仏像、伽藍の大量破壊、焚き付けへの転用、海外への売り飛ばし
僧籍の強制はく奪等、まあ、新政府の先手をきどった一部の民衆
なんでしょうが、今聞くと信じられないようなことが色々・・・。)
 
維新から5年ほどたってからやっと、あまりにも過激であった
「廃仏毀釈」運動が収束し始め、長い年月を経て現在の仏教に
復権したって感じなんですね。

でもそんな状態からの復権って、どんだけ強い信仰心なんだろうと
ちょっとびっくりで、レ-ザ-星人なんぞが、どうこう言う次元の
話じゃなかったんでしょうね?

なんせ明治新政権に多くの人材を輩出した薩摩、鹿児島では
なんと1600以上の寺院が廃却の憂き目にあったみたいですからね!
 
そこで「最上稲荷」なんですが、岡山県下で唯一「廃仏毀釈」の
大きな嵐を免れ、その後も、維新以前の「神仏習合」の祭祀形態が
残された貴重な「お稲荷さん」なんですって!
 
事実「最上稲荷」さんは、日蓮宗の寺院で正式名が「最上稲荷山
妙教寺」となり、幹線道路上には高さ27.5mの大鳥居、伽藍エリアの
入り口には仁王門という、今で言えばハイブリッドな宗教施設です。
(ちなみに「豊川稲荷」さんは正式名「妙厳寺」だそうです。)
 
簡単に済ますつもりが結構な文字数になってしまいました。
 
我が国における宗教のお話って、常に神道と仏教の共存、共栄を
外しては語れないもので、他の諸外国から見れば、特に一神教の
国からは奇異に映る所なんでしょうね?
 
でも、クリスマスじゃ、除夜の鐘じゃ、初詣じゃ、仏壇じゃ
神棚じゃ、天にましまし我らのアーメンじゃ、豚肉喰える?
礼拝の時間じゃないの?とか言って気を遣う日本人の懐の広さって
自分たちの崇める神しか認めず、それ以外は淘汰してしまうのが
「神のご意思である」って言い切る人々より、絶対「神のご意思」に
近いと思っちゃいますけど!
 
ま、神様だけで八百万「本地垂迹説」を単純に適応の場合、仏様も
同数いて、万博会場ぐらいの広さの相関図が出来上がるような
多神教にもほどがあるって国ですからね。
 
それはともかく話を戻して「最上稲荷」です。
訪問日がお正月ではなかったので混雑もなく比較的ゆっくり回る
ことができました。
 
なんせ周辺を全てカウントすると5000台分の駐車場があるよう
なんですが、空いてましたんで、比較的、仁王門の近くに駐車でき
本堂、各お社の参拝や諸々の名所、聖地などを回った後で、最後に
門前町を逆行するような感じの参詣となりました。
 
但し、空いていたせいで50店舗ぐらいある門前町の大半が営業して
おらず、予定の食べ歩きや、冷やかし等、ほとんどできませんでした。
 
ただね、「最上稲荷門前町」さんの名誉のために言っときますが
開いてた店のおばちゃんの勢いにつられて買った「ゆずせんべい」
油断してたらね、これがうまい!
 
買って帰って仏壇にお供えしてたのを忘れてまして、数日たって
食べたんですが、手が止まらない感じで「名物にうまいもんあり!」
でした。
 
「最上稲荷」に行かれる際は騙されたと思ってどうぞ!
店ごとに味が違うって言うんで、それも楽しそうでしょ?
 
え-っと、門前町の話が先になりましたが、本堂参拝に続き
主なお社を巡ります。
 
本堂は「日本三大稲荷」にも名を連ねる「最上稲荷」さんです
たいそう立派な建築で、少し新しい感はありますが一見の価値
ありです。
 
お寺なので本来、本堂、堂塔伽藍となりますが、神仏混交のなごり
が多く残る「最上稲荷」です、通常のお稲荷さんなら本殿クラスの
風格ある、お社も多く、お賽銭の減りが早いこと。
軽る-く、3万円ぐらい使いましたかね。

ここだけ見れば神社ですが


最後は、開山のエピソ-ドの有る「聖地 八畳岩」へ。
お社エリアの外れの急な石段に「八畳岩」への道しるべがあり
多少険しそうでしたが、初めに見た全体図(くせもの)では
大した距離に見えなかったので油断して登り始めました。

遠近法的に奥の山道が短く見えるのはそれはそうなんですがね?


ああいう見取り図って場所によってリアルな尺度だったり
そうじゃ無かったりあるんですが、ここの場合、山中の表示が
そこだけすっごく近い距離感で表示されており、参った、参った!
結構な歩きで、中々たどり着きません。
お賽銭ケチった神罰?仏罰?ちょっと脳裏に浮かんだりして!
(ちょっと待て、さっきと話が違わんか?けちっとんたんかい!)
でたどり着きました「八畳岩」ですが、聖地と言われるのも
納得の巨岩で、一つの信仰の始まりを見たと言う感慨深いものが
ありました。
 
日本の神道系信仰の一つの形態に「巨石信仰」があり、神社の
ご神体が山中の「磐座(いわくら)」というケースがかなりあります。
「磐座」と言うのは、簡単な定義として「神が宿る神聖な巨石」または
「只ならぬ気配の巨岩または、その群れ」と言うことになりますが
「八畳岩」もその定義通りで「神仏が宿りそうな只ならぬ気配の巨岩」
で、しんどかったけど来てよかったと思える聖地でした。
 
あっさり紹介しようと思ってた「岡山県最上稲荷」でしたが、結構
横道にそれ、レ-ザ-星人としましては「書きごたえのある」一篇
となりました。(読みごたえに繋がるといいんですが?)
 
あっ、そうだ最後の最後に、本堂手前にある「授与所」(平たく
言うとお土産売り場)ですが、授与品(お土産品)の品種、量が
充実していて、特に「御守り」の種類が、今まで見たことないぐらい
大量で、選ぶのに大変なぐらいありました!
う~ん、ちょっと商業ベ-スに振りすぎてないか?って気もしない
事はないんですが、これはこれで大きな旅の楽しみでもあります。
そういう意味でも楽しめる岡山県「最上稲荷」でした。
 
「鬼の城(きのじょう)」まで紹介できませんでしたが、次回の
お楽しみと言うことで(ここ以上にしんどかったですが!!)
 
但し、割合近くの岡山県津山近郊で熊被害が発生しています!
レ-ザ-星人居住の兵庫県でも、やや北方の養父郡(やぶぐん)で!
今後、熊被害がどのような展開になるのか?全く読めません。
遠い所の話と思っていたのが、そうではなく、驚くほど身近な
話になってきてます。
これからも「いいとこ紹介」は継続しますが、新たに出かけるのは
少し控えようかなと思います。
そんなこと考えなくてもいいような日が来ることを願ってます。
 
最後しゅんとしましたが、レ-ザ-星人でした。
また読んでくださいね。

最後、しゅんとしましたので、お口直しに!


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