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【ボーボボ】無敵要塞ザイガスの元ネタは平和のシンボル、〇〇

「無敵要塞ザイガス」

これはボーボボ2巻/96ページ右上のコマに登場した、首領パッチが変身した姿の1つ

ボーボボを代表する有名なギャグの1つですが、実は重大な事実が隠されていたことを皆さんはご存じでしょうか。

【本記事の内容】
・無敵要塞ザイガス の元ネタとその解説

独自すぎる世界観から、ファンの間でも考察が難しいとされてきた「無敵要塞ザイガス」ついて解説していきたいと思います。

筆者は日頃、下記のような考察を行っております。
お時間があれば、こちらもご活用ください。

・亀ラップの意味は旧約聖書に答えがあった
・キルミーベイベーのやすなは一度死んでいる説

無敵要塞ザイガス とは

まずは基本情報から

【基本情報】
・奥義12 ゲチャッピの「毛抜きビーム」を被弾

・奥義15 ソフトンから解毒剤「ケハエールアルファ」をもらう

・奥義16 冒頭で首領パッチが無敵要塞ザイガスになる(!?

ここから読み取れることは

『とにかくインパクトのあるギャグを入れたかった』

というのが一般的、妥当な考察です。

一度見たら忘れないインパクトから、バンダイ公式でグッズまで作られました。当然ですが、私も持っています。

無敵要塞ザイガスは松井先生が描いていた!?

しかし、無敵要塞ザイガスは本当にただのギャグなのでしょうか

このシーン、息をするように伏線を貼る男 松井先生がアシスタント時代に描かれたことで有名です。

【ボーボボ】作者のエピソードがヤバすぎる…!しかもアシスタントは暗殺教室の作者!?

伏線と思われる要素が多い

読み返してみると不可解な点があります。

①おでこに書かれてから、計4話も引っ張っている
②特効薬の「ケハエールアルファ」が効いていない
➂ザイガスという言葉は辞書に載っていない

ここから何がわかるのでしょうか。

ザイガスは社会平和を訴えるメッセージだった!


結論から言いましょう。

無敵要塞ザイガスは、社会平和と秩序を求めるシンボルだったのです!

当時の社会情勢

思い出して下さい。

このボーボボ2巻の刊行は2001年 9.11 同時多発テロ事件が起きた年です。

また、日本では「ドメスティック・バイオレンス(配偶者間で起こる家庭内暴力)」が流行語大賞となり

バトル・ロワイヤル(権力者の理不尽で子どもに武器を持たせ戦わせる姿を描いた作品)」がベストセラーになりました。

そんな暴力にまみれた時代にボーボボは連載されていたのです。

原始から用いられてきた単純にして恐怖の象徴に対し、
澤井氏は断固戦うべきだ!屈してはならない!と我々にメッセージを送っていたのです。

ザイガス という言葉をアナグラムにすると…

ザイガスという言葉自体は作者の造語でしょう。

ザイガスのスペルは「 z a i g a s u 」

母音と子音の数がちょうどよく、アナグラムにすることが可能です。
こうなります。

「 u z i g u s a 」

「 う じ ぐ さ 」

「うじぐさ」とは

うじぐさ は造語でもなんでもなく、辞書にも載っている立派な日本語

蛆草(うじぐさ)というマメ科の小低木が存在します。
名前の通り沸いた蛆(うじ)を殺すのに用いる植物です。

「蛆草」は専守防衛のメタファー

日本国は憲法9条から「専守防衛」こちらから武力による攻撃を行うことはできません。
敵が攻めてきた時のみ、反撃が許されます。

しかし、これは「蛆草(うじぐさ)」と酷似しています。
蛆草は蛆(うじ)が沸くこと自体は否定しておらず、自分の葉っぱを食べようとした時のみ反撃します。

暴力に屈しない確固たる意志

夢見がちと批判されやすい「専守防衛」という考え方

しかし、驚くべきことに本編の「無敵要塞ザイガス」も攻撃を受けてから反撃しています。

これは偶然の一致ではなく、作者が意図して描いていることが分かります。

つまりテロリズムや暴力による恐怖に立ち向かうという決意表明だったのです!

首領パッチの思い

そう考えると、

①4話も引っ張った
②薬が効かない

にも納得がいきます。

暴力に屈しないという理想を実現する為には、時間が必要です。
一朝一夕、まして、その場のノリで進めることはできません。
4話も引っ張ったのは、それを読者に伝える為、ある意味では前振りだったわけです。

そして、薬が効かなかったことも頷けます。

よく見ると、首領パッチは薬を飲んでいないのです!
つまり、安易なドーピングに頼らない…理想実現に近道はない!若人よ俺に続け!

そんなオヤビンの声が聞こえてくるようではありませんか。

まとめ

無敵要塞ザイガスは平和、社会の平穏と秩序を求めるシンボルというのが私の結論です。

ちなみにアナグラムの中で「a」が「u」になっていたことはお気づきでしょうか。
これはミスではありません。

2001年、ブロードバンドと言う言葉も流行語になりました。
ブロードバンドといえば

「au」⇒「a が u」

…まったく作者澤井氏は本当にはかりしれませんね

そんな原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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