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【呪術廻戦 疱瘡婆 化身玉藻前 両面宿儺】特級呪霊とは?登場済み呪霊を解説

「呪術廻戦の特級呪霊ってどんなやつ?」

呪術回線に登場する敵の中でも規格外の強さを持つ呪霊
それが特級呪霊です。

呪術廻戦0巻にて、呪術高専が16体の特級呪霊を登録していることが判明しております。

『特級を冠する人間は4人。呪いだと16体存在する』 と夏油がコメントをしています。

特級術師は「五条悟」「夏油傑」「乙骨憂太」「九十九由基」の4人 夏油以外は特殊な血筋の家計出身です。

高専が登録している16体の特級呪霊 どんな特級呪霊がいるのか?について今回は一覧でご紹介していきます。

特級にして呪いの王:両面宿儺

日龍峯寺(高澤観音)本堂 両面宿儺御朱印

特級にして呪いの王 そして呪術廻戦のラスボス最有力候補

両 面 宿 儺

ファンに「伏黒の身体目当て」が目的と言われるお茶目な方

しかし、作中描写は残虐かつ圧倒的で…

・通常の斬撃「解」
・呪力差や強度に応じ一太刀で相手をバラバラにする「捌」
・漏湖の術式出力を超える炎を操る

など、様々な術式をつかいます。

「呪いの王」としてよく知られていることから、日本呪術界の基盤である高専に特級呪霊として登録されていると見てよいでしょう。

夏油の召喚した隠し玉:化身玉藻前

タイトル: 玉藻の前 原作・著者:岡本綺堂 掲載誌:中公文庫 レーベル: 中公文庫 出版社: 中央公論新社

化身玉藻前

特級呪霊登録数の説明した後に召喚された呪霊 極ノ番『うずまき』と共に乙骨への攻撃に使用されました。

16体のうちの一体として確定している化身玉藻前 ゲームや漫画で聞いたことがある方は多いでしょう

【呪術 化身玉藻前】どうして特級呪物「化身玉藻前」登場させたかわかった

九尾の狐(=玉藻前) とは

九つの金の尾を持つ妖獣

中国、インド、ベトナム、朝鮮半島など広範囲に伝説が残っていて 日本に来た時は、16歳の少女に化け、吉備真備の乗る遣唐使船に同乗し来日したと言われています。

・宮中に入りこむ
・鳥羽上皇に仕える女官になる
・玉藻前(たまものまえ)と呼ばれる
・クッソ寵愛を受ける と成り上がっていきます。

九尾の狐(=玉藻前)のエピソード

見た目は16歳ですが、数千年の蓄積があるこの狐

その美貌と博識ぶりで鳥羽上皇を骨抜きにし、とり憑きます。

顔色が悪くなり、臣下の言葉も聞き入れなくなって所で陰陽師の安倍さん(有名な安倍晴明の5代目の子孫)が登場。

「お前、九尾の狐じゃん!」 と本名をばらされた為玉藻の前は栃木県に逃亡 「殺生石(せっしょうせき)」という石になったと伝えられています。

殺生石(せっしょうせき) 名前の通り「生き物を殺す石」として現代でも祭られています。

九尾の狐を追ってきた人間に対し、巨大な石に化身し、毒を放って近づく生きものを殺したとのお話も残っています。

現存している殺生石は実際危険 ガスの噴出量が多い時は立ち入りが規制されることがあるようで、小動物はガスの影響で死に至ることもあり、エピソードとマッチしております。

純愛砲の前に消し飛んだ不憫な狐:化身玉藻前

このようなエピソードがあるので

「おっ!きっと変身能力を持ってるんだな…!」
「毒を使って攻撃するんだな!」

と筆者は思っていました。 が、そんなことはありませんでした… リカちゃんと乙骨の会心の一撃、純愛砲により攻撃モーションを見せることなく消し飛ばされてしまいます。

登場コマが合計、充実の2コマ!悲しい… お披露目だけは悲しいので、どこかで活躍の機会があればいいですね。 

冥冥を追い込んだ!特級特定疾病呪霊:疱瘡神

疱瘡神は渋谷地下での冥冥戦で召喚された呪霊

領域展開を持っている大変強力な敵として登場

疱瘡(ほうそう)とは別名を「天然痘(てんねんとう)」とも呼ばれる感染症の1つ 天然痘は医療の躍進により、WHOは1980年に世界根絶宣言がなされていますが… 裏を返せば、医療が発達するまでは恐ろしい病気でした。 それゆえ、神仏を祀り祈祷をささげることが浸透した、といわれています。 こちらも元ネタやエピソードを紹介いたします。

疱瘡神と疱瘡婆が存在する!?

ややこしいのですが、 ①本編に登場する「疱瘡神」は嘘の情報開示 ②本当は「疱瘡婆」であること という事実が単行本12巻の特典で語られています。 つまりこの敵、「疱瘡婆」が元ネタの呪霊なのです。

疱瘡婆とは

疱瘡婆

これは宮城県にいたとされる妖怪。作者、単眼猫氏も東方にゆかりが深いですよね。

疱瘡を広めて、墓を暴いて、死体を食べる

という鬼畜ゲス一番なお話が残っている酷いやつ 『人の心とかないんか?』 病死者たちを葬った多くの墓が荒らされ、遺体が盗まれたり、何者かに食い散らかされるようになったことから、存在が噂されました。 残された文献には

死体だけは弄ばれたくない家族が置いた重り石 をワザワザどかして貪り食った身長3mのババア

とあります。

実在したかは置いといて、当時、疱瘡がどれだけ恐れられていたかを示していますね。

疱瘡神 とは

疱瘡神

一方の疱瘡神も病気と関わりが深い神様 疫病神として病気を広め、厄災をもたらす悪神であるとされています。

しかし、疫病を広めることで人々の信仰に対する気持ちを引き締め、信心深い人には手を差し伸べるという側面も知られています。

なんだがマッチポンプな気もしますが、ご神体を見ると少し印象変わると思いますが、 なんと全国各地に疱瘡神を祭る神社はあります。

しかし、異形の神として扱っている場合は少なく、子を抱く母や女性をかたどったご神体を疱瘡神として祀っているのは、極悪ではない、慈悲の心もある神であることの裏付けかもしれませんね。

疱瘡神 冥冥に敗れる

本編では 1 棺桶に相手を拘束 2 棺桶を墓石で埋葬 3 カウント以内に脱出できなければ病にかかり死ぬ といった強力な能力で冥冥を追い詰めます。

しかし、領域対策として連れてきた憂憂のシン・陰流「簡易領域」により領域を防御され、冥冥の黒鳥操術「神風」によって一撃で撃破されました。

ギミックボスのような扱いをされてしまい、明確に撃破されましたが 対策してやっと撃破した敵として、冥冥の強さ描写に一役買った敵でもありました。 冥冥はこの呪霊について知らなかったのですが、有名な病に対する恐怖から生まれた呪霊なので、高専がすでに登録している可能性はありそうですね。

仲良し3兄弟!特級呪物「呪胎九相図」の受肉体

『どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!』

お兄ちゃんを筆頭とした特級呪物「呪胎九相図」の受肉体は登録高専に登録されている特級としてよいでしょう。 仏教絵画の九相図が元ネタとしてあるので、今後も九相図の残りの呪霊や、新しい元ネタの特級呪物が受肉した特級呪霊が登場すると面白いですね。

登録済みより多く?未登録の特級呪霊たち

高専登録済みの可能性がある特級呪霊たちを紹介してきましたが、未登録の特級呪霊たちも多く登場します。 少年院編や八十八橋で登場した宿儺の指を取り込んだ特級呪霊(変な名前のカマキリみたいなやつ)に加え、漏湖や真人たちがこれに該当します。 これらの特級呪霊の中でも、漏湖や真人たちは人語を理解し領域展開も扱えるという規格外の能力を持っていますが、渋谷事変編において全員が祓われてしまったため、再登場する可能性は低いでしょう。

まとめ

規格外の能力を持ち、強敵として登場する特級呪霊 高専登録済みの16体以外にも、これから多くの特級呪霊が登場し 呪術廻戦を盛り上げていくでしょう。

原作が末永く続くこと、単眼猫氏の健康と今後の活躍を1ファンとして、勝手ながらお祈りさせていただきます。 ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。

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