【ボーボボ 24話】ヨコセヨデパートは過去と未来を予言していた?

『「ヨコセヨ!」って何話の話なの?』

正式には「渋谷区大型デパートヨコセヨ」 【奥義24話 遊園地って素晴らしい!!】の扉絵を開いてすぐに登場します。

この24話は「過去」と「未来」を巧みに表現した芸術性の高い回です。

【本記事の内容】
・渋谷区大型デパートヨコセヨ の元ネタ
・UがSになりたかった理由 人類の歴史と密接に関わる24話、一緒にみていきましょう。

渋谷区大型デパートヨコセヨ の元ネタ


結論から言うと

不完全な人間社会を作り上げた神の傲慢さへの非難

という意味が込められています。 背景には、首領パッチの綿密な描写と古代バビロニアのバベルの塔が関わっています。

UがSになりたかった理由

『Sになることかな』 『ハハハ おかしいよな Uのおれがこんなこと言うなんて…』 これはパチ美(首領パッチ)が昔の男、Uのことを回想する場面 将来の夢を聞かれたUは夕日の射す浜辺でSになりたいことを打ち明けるのですが… ある未来を予言した美しくも切ない愛の告白なのです…! この説明には「長門は俺の嫁」についての理解が必要になってきます。

「長門は俺の嫁」とは?

「長門は俺の嫁」

平成中期、オタクは二次元キャラの推しを「嫁」と呼んでいました。 これは今のアラサー前後にドストライクの「涼宮ハルヒの憂鬱」の大人気キャラを嫁と言い張るネット住民の戯言から生まれました。

どうして「長門は俺の嫁」?

これはUがSになりたいと言ったことから明白です。 みなさん手元のキーボードを見てください。 U・Sのキーに何と書いていますか? Uの隣には日本語入力用の「な」、Sの隣には日本語入力用の「と」 つまり「U→S」「な→と」「ながと」となるのです!

Uくん 胸キュン必死系男子だった

浜辺で彼女に将来の夢を答える場面であることから 『S(君を嫁にする、つまりプロポーズすること)になることかな』 と胸キュン必死な告白だったのです! 長門は俺の嫁が市民権を得たのは10年代後半 これを予言していたとはやはりボーボボは奥深いです。

Uの未来は…獣?

しかし、そんなUくんは「6」として登場します。 Sには、パチ美のパートナーには、なれなかったのです。 毛刈り隊の敵として登場しているのですが、よりにもよって「6」なのです。 「666がなんとなく不吉」を知っている方は多いと思います。 神様は7日で世界を作った、その7日に安息日が1日欠けた6という数字は不吉な獣の数字として旧約聖書にのっています。 パートナーではなく獣になってしまった男… 山月記的なエッセンスを取り入れながら物語は加速していきます。

まとめ

ヨコセヨデパートは過去を、Uくんは未来を感じることができる素晴らしい回でしたね!

原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。 ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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