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2人でnoteはじめました
みなさま、そして増井さん、こんにちは。ドイツ・ケルンより八木がお届けしております。
冷やし中華はじめました、という言葉はもはや夏の季語と言っても過言ではないくらい有名なフレーズだと思うのですが、私はこういう文が苦手です。冷やし中華「はじめました」という過去形に対して、現在も進行して冷やし中華を提供し続けているという態度、この文章と現実の時制のギャップに一瞬認識へのラグが生まれます。だったら、冷やし中華やってます、が完結でいいじゃないかと思う。
文頭にある増井さんというのは、ルツェルンに住んでいる打楽器奏者、増井彩さんのことであり、彼女とはイタリアの打楽器コンペティションで知り合ってもうすぐ5年(そうなんだ)の付き合いだそうです。
正直、私は過去の出来事を忘れることに非ッ 常に長けており、あまりに何も覚えていなさ過ぎて小中高の旧友たちが思い出話をするたびに新鮮な気持ちになるのですが、やはり先日増井さんに「私がイタリアで友花里さんと出会ってから~」と言われるまでイタリアで出会ったことすら覚えていませんでした。私の一番最初の記憶は、増井さんが2019年にミュンヘン国際コンクールを受けに来た際、私が当時住んでいたチューリッヒの住まいに弾丸で3日間ほど滞在したあたりからです。確かいろんな土地に行って留学先を探していた最中だったんだと思います。
その後「ルツェルンの音大について情報が欲しい」と連絡を取ってきたのですが、すでに在籍している友人から少ーし不穏な話を聞いていたので、一応その友人を紹介したものの、全然おすすめしませんでした。
その半年後ほど、増井さんから「ルツェルン受かったので行くことにしました」と報告を貰った時は、こいつ…早まったのでは……?とドキッとしたのですが、よく話をしてみると各大学のプログラムを丹念にリサーチした結果ルツェルンに決めたようだったので、じゃあ大丈夫だろうと思ったのを覚えています。
私の心配をよそに、増井さんはもともと話せていた英語をさらに磨くと同時にドイツ語も勉強し、めきめきと語学が上達し、さらに彼女の勉強したかった内容と大学のプログラムもあっていたのか、いまやルツェルンのボスのような存在になりました。私は今、彼女がもう使わないドイツ語の教科書(A2)をもらって勉強しています。私が書いた英文、独文も訂正し、この前は漢字の読み間違いも「それ、私も最初間違えてたんだけどね」と、人を傷つけないための優しい前置きを挟みつつ教えてくれました。いつもありがとう。
このnoteは、そんなつよつよの増井さんと私が、定期的に文章を交換こして書いていく場です。増井さんの長文読んだことない気がするから楽しみだな。文法の間違いがあったら訂正してください。
八木
写真:ケルン大聖堂を写真に収めようとして下から狙う増井さん
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