臨時休校を振り返る①3月のこと

こちらは仕事の話。

3月2日からの突然の休校を経て、私たちは約3ヶ月、通常の授業をすることができませんでした。その時のことを少しまとめようと思います。

これは地域や教科の特性、学校のICT環境など色々なことが影響してくるので、うちが遅れている、進んでいるということでもないです。ただ、ここまでのことをまとめておきたいだけです。コロナ禍は終わっていない、第二波、第三波が来たとして、私たちにできることは、今以上に良質な教育をオンラインを使って提供する、その一つだけ。そのためにはちゃんとここまでにやったことを振り返っておきます。

3月1日の卒業式を終え、私の勤務する学校は休校になりました。うちは幸運にも、学年末試験が終わり、成績を出すための資料は揃っていた。また、教科としても期末試験後は1年間のまとめと復習の内容を残していただけで、新規の学習事項を残していなかった。だから、休校期間にふさわしい内容の課題を出せば、特にオンラインで補う、という必要が私にはありませんでした。

そういうわけで、今のうちに!と4月からの準備をひたすらする日々でした。

ただ、日本中で感染者が増えていく様子や、僅かではありましたが、私の住む県での感染者もおり、4月から授業が通常通り行われるのかは見通しが立たない状態。万が一4月からオンライン授業となるための準備はしとかないと、ということだけは考えていました。

うちは2020年度入学生より全員にタブレットを持たせることになっていること、また、学校全員が教育用クラウドサービスに加入していることもあって、4月には本格的に遠隔授業をするためのツールは揃っている状態でした。ということで3月にやったこと。

①私自身はすでにiPadを持っていたので、3月中にペンシルとキーボードを購入。YouTubeで授業動画作成の仕方を学ぶ。自分の授業特性や持っているものから考えると、画面収録で作成するのが一番良さそうと判断。

②他教科の先生がZoomを使って授業をしているのを見学させてもらう。黒板を写ながら授業をするのはなかなか難しいなあとおもいながらも、カメラがあれば生徒のノートを映させてチェックとかもできることを知る。

③すでに活用されていたクラウドサービスを使って課題を出している先生方のやり方をチェックする。他教科はすでに動画を撮って送ったり、課題を提出させたりということをやっていました。それをちょっと覗いてみる感じ。

ということで、3月ほぼ何もやっていません。もちろん同時進行でリアル授業の予習と生徒の予習用プリントを作っていました。それができていたからこそ、「これを遠隔授業するとどのようにしていけばいいか?」という視点で4月から動くことができたとも思います。

4月以降のことはまた次の記事で。



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