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【記事紹介2】座談会「現代短歌への関心」(「日本短歌」1954年2月号)(書きかけ)

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 この記事は、「日本短歌」1954年2月号掲載の座談会「現代短歌への関心 若い歌人の集り」の紹介です。

日本短歌. 23(3);3月號 - 国立国会図書館デジタルコレクションhttps://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10987719

 「日本短歌」1954年2月号はこの座談会以外に「夭折歌人作品集」という特集がある。相澤正、小名木綱夫、杉原一司、米川稔の作品抄が掲載され、杉原一司のプロフィールは塚本邦雄が執筆。説明ないけれど、選もおそらく経歴執筆者が担当していると思われる。
 この号はこちらの記事の掲載号として知っていて、他の記事はまともに読んだことがありませんでした。

 国会図書館行って、ちょっと年鑑でも見るかーと思って「日本短歌」を見て、ついでに他の号もーということで見たものです(このころは「短歌研究」は年鑑なくて、「日本短歌」の12月号が年鑑)。

 さて、座談会「現代短歌への関心 若い歌人の集り」。
 出席者は下記。

中西進(東大・文)
岡井隆(慶大・医)
常磐井猷麿(学習・国)
中井英夫(本誌)
長井周祐(本誌)

 大学生3名に編集2名。「日本歌人」は東大での超結社歌会を今でいうイベント欄で報告したりしており。例の五十首募集がはじまったころなので、新人登用を全面に出している時期。こういうところからもそれがわかります。

 冒頭一覧にはないけど所属結社は

中西=槻の木
岡井=未来
常磐井=アララギ

です。後に主宰になる人が3人のうち2人。

 この記事国会図書館の目次採録だと「中西進 他」なので、中西さん以外がめあてで検索するとひっかかりません。こういうのは作業者判断なので、批判したい訳ではないです。仕方ない。

195402日本歌人目次部分


 1月号に「短歌への無関心」をテーマにした座談会があって、それをふまえて組まれています。やらせとまでは言わないけれど、前のものを否定して対立するように傾斜がつけられているカンジはある。

 中井さんと岡井さんが同席しているだけならおどろかないけど、こうしてある程度話をしているところが記録に残っているというのは多くないのではないだろーか(中井さんは編集部としての出席ですから意見の交換というようなレベルのやりとりはありません)。

 興味ある人は国会図書館で遠隔複写できます。もちろん来館複写も可能。デジタル化資料なので、現物は手にすることはできません。詩歌文学館は所蔵ありなので、現物を見たい方は北上へ。駒場の「日本短歌」はとびとびの所蔵で、この号所蔵なし。

日本短歌. 23(3);3月號 - 国立国会図書館デジタルコレクションhttps://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10987719


 読んで気づいた点。


(以下、本文。)(あっさり目です。)(以下を読んでも内容はわからないです。)

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