見出し画像

ウェブ会議システム…………

(無駄に長いです。)


 5月に予定していた有志歌会ができなさそうというので、対面でない歌会を開催するにはどうすればいいのかというのを考えるところからはじまっています。

 昔から、遠方の人と歌会的ななにかをしたいというのはありました。

画像1

誌上歌会

 詠草を郵送し、コメントを原稿として出してもらう形式。「詠草→コメント」だけなので、意見交換は発生しない。これを歌会というのかは微妙です。
 とりまとめをする人、主宰などが全員のコメントを見て、コメントをさらに返したり、まとめ発言的なコメントをしたりする場合も。


 まとめたものは結社誌や同人誌に掲載。
 私が昔参加していた同人誌「海図」では毎号やってました。

郵送歌会

 ↑のフィードバックが結社誌や同人誌ではなく、プリント郵送になる形式。
 先日から短歌人の兵庫歌会の方がやっています。私は未経験。


画像2

 こんなところでしょうか。
 他、ウェブ上の古いタイプの歌会。

画像3


パソコン通信の歌会

 私はやっていませんが、パソコン通信の短歌のフォーラムでは歌会はさかんだったようです。

掲示板歌会、ブログ歌会

 短歌人でも開催しているもの。掲示板を開放する場合と、パスワードで制限つける場合があります。
 ブログ記事にしてコメントつけていくかたちのものも。

メーリングリスト上の歌会

 詠草が送られてきて、コメントがメーリングリストに投稿されます。メール流量が増えます。


画像4

 で、今回私が試したり、説明読んだりしたものは下記。
 私が使ったものをいちいち書いています。今どきのサービスは、スマートフォンでも使用が可能です。興味あるサービスがあったら確認してください。

画像5


(1)Zoom

https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

 使っている人が多いツール。1人会議ができるので、ひとりで練習したりも。1回他の人の練習にまぜてもらった。
 専用アプリのインストールが必要。無料だと40分の制限あり。
 下記の中島裕介さんの記事を読まれるとよいと思います。結社で使う場合のことも考えた紹介です。

https://twitter.com/yukashima/status/1244977246550413313

私の使ったもの
パソコン、ヘッドセット、androidタブレット
(この時はまだ他の機器をウェブカメラ化する研究の最中だったのでカメラなし)


 一応できたのですが、Zoomは脆弱性云々の報道があり、修正されたという報道があった後も、「使わないほうがいい」という記事が出たり。
 これらを判断できるように知識はないながら、「Zoom以外でなんとかならないのか」というのを模索することにしました。


 スマートフォンやタブレットをウェブカメラとして使うと、データ量が多くなるのでやはり負荷がかかります。
 「epoccam」があまりに重いのと、脆弱性が云々の記事があったので(こちらもどこまで信じていい記事かわかりませんが)、その後「DroidCam」に乗り換えました。


(番外)skype

https://www.skype.com/ja/

 skype歌会は割と古くから開催されていると思う。
 こちらは私は歌会経験はなく、今回も特に試行していない。
 同人誌の打合せ等で使用しているもの。カメラも有効になるらしいが、音声でしかやったことない。

私の使ったもの
パソコン、ヘッドセット


(2)たくのむ

https://tacnom.com/

 現在12名まで無料。名前のとおり、オンライン飲み会のためのサービスです。
 アプリ不要。主催者が送ってきたURLをポチッとするだけという簡単設計。カメラが有効でないと参加できないみたいです(ログイン画面のままになった)。入った後にカメラをオフにすることは可能。
 パソコンからだと画面共有ができるけれど、私の環境では一般的な書類の文字を読めるサイズではないので、画像や文字の大きいPowerPointのようなものはいいと思う。
 詠草を別ルート(PDFで事前にメール等)で共有するのであれば、これが一番簡便だと思う。
 現時点ではこれで歌会やったという話は聞かないけれど、いいんじゃないかと思います。

私の使ったもの(4パターン)
パソコン、ヘッドセット、androidタブレット
 (「epoccam」というアプリを入れてウェブカメラ化)

パソコン、ヘッドセット、androidタブレット
 (「DroidCam」というアプリを入れてウェブカメラ化)

iPhone

androidタブレット、ヘッドセット(のイヤホンのみ。端子が1つなので、マイクは本体のもの)
 (タブレットをウェブカメラ化するがダルくなって、タブレットだけでやればいいのでは?と試してみた)


(3)Discord

https://support.discordapp.com/hc/ja

 Discord歌会も開催告知をときどき見るので、アプリをインストールしてみた。が、ひとりで練習できる雰囲気ではないので、現時点では登録しただけ。

私の使ったもの
パソコン
(実際に開催するときはヘッドセットが必要だと思います。カメラは必須かどうか不明。)


(4)Teams

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software

 未使用。説明読んだだけ。現時点では学校むけのサービスというのであきらめたもの。
 使っている人の感想を読むと、MicrosoftのOneNoteと連動できるらしく、チームで共同で入力したり、ホワイトボード的に使えるみたいです。OneNoteを使いこなしている人ならいいのかもしれない(私は使ったことないです)。
 近々、個人も使用可能になるっぽいです。


(5)Google Meet

https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/meet/

 未使用。現時点は法人のみ(私の理解では)。
 近々個人が無料で使用できるようになるという報道あり。無料でも9月30日までは時間無制限の予定。


(6)Messenger Rooms

 Facebookにひもづけされたサービス。サービスは近々開始されるとのこと。主催はFacebookアカウントが必要。ない人も招待可能だそう。
 Facebookやっていないので、説明読んだだけ。


(7)LINEグループ通話

 LINEやっていないので不明。少人数ならとくに不便ないとのこと。


(8)NTTの電話会議サービス

https://www.ntt.com/business/services/voice-video/uc-conferencing/conferencing/audio-conferencing.html

https://twitter.com/theotsuma/status/1248600917345095680

 このtweetを見て興味を持ったけれど、「お申込み受付を一時的に停止」とのこと。
 導入にあたって(電話さえあれば)、何もいらないのがいいなーと思いました。通話料に料金がのせられるシステムです。「午後」でとっている会程度の時間で、新幹線の距離参加者だったらこちらのほうが負担も少ないと思います。

(9)WebEx

https://help.webex.com/ja-jp/

https://twitter.com/ShuichiSakai/status/1238545808196120576

 このtweetを見て興味を持ったけれど、教育機関むけということでソッ閉じしていたもの。今見たら、個人も使えるみたい。後で説明読みます。


画像6

 いろいろ研究して(ネットをウロウロしただけともいう)、一部練習もしてみました。見れば見るほどわけがわからなくなり、完全に迷子になりました。
 私ひとりで考えてもらちがあかないので、5月開催の会についてはいつも案内しているメーリングリスト上でアンケートをとることに。

掲示板
メーリングリスト(開催中はメール流量が増えます)
skype(文字のみチャット形式)
skype(マイク使用)
Zoom

 ↑のうちから第一希望と第二希望を聞く形式(1つだけでも回答可能)。もちろん他のツールもあればーみたいな設問はつけています。
 skypeが文字とマイク使用にわかれているのは、家族がいると音声のはやりづらいというのをみかけたからです。

 結果は「掲示板」がトップ、2番目「Zoom」でした。
 これを受けて、掲示板とZoom連動したかたちの開催で告知を出しました。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?