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百首会のこと(実録編)2

※このトピックは2017年9月27日から28日にかけて行われた百首会のメモです。

※今回はアナログベースの企画のため、私以外の人の様子がわからず、わりと主観的な内容です。

(2017年4月27日)小耳にはさむ

 二周年を迎える短歌人会金沢歌会有志による百首会が企画されていることを知る。「参加したい」と言ってみたものの、あまり本気にしていなかった(し、されていなかったと思う)。

(2017年8月)案内開始

 5~6日の夏の大会で、ある程度の声がけがあった模様。

 百首会は大人数だと大変なので、基本結社の企画ではなく、有志ベースです。この辺は参加確定の人たちで適宜判断されます。今回は遠方&平日開催ということで割と人数を抑える方向にはいってなかったように想像されます。

 私は全国大会初日のみの参加で、金沢なみなさまとはしゃべれず、後日案内の用紙をいただく。

(2017年9月)参加表明

 ハガキで参加を表明。

(2017年9月27日 10:24)出発

 15:00現地集合に間に合うためには13時には金沢駅に到着していないといけないためこの時間に出発。

 東京駅を「かがやき」で出発。道中は寝る。

(2017年9月27日 12:52)

 金沢着。

 宿は夕食朝食以外は出ない、ということだったので道中買い物をしながらの移動でした。おやつと飲み物。

(2017年9月27日 13:03)

 西金沢着。新西金沢駅へ。

(2017年9月27日 13:40)

 北陸鉄道石川線にて鶴来へ。

(2017年9月27日 14:08)

 鶴来着。雨がふりだす。

 同じ電車に乗っていた他の参加者3名とタクシーで会場へ。15:00集合のためにはこの電車(もしくは車)しかないのです。

(2017年9月27日 14:20ころ)会場到着

 会場到着。ここで3名と合流。7名全員が集合時間に間に合う。7名中2名が経験者。

 トラブルあり宿の人が外出中とのこと。ロビー兼喫茶軽食スペースにて待機。ウォーターサーバーがあり、水は自由に飲めました。
 待機といいつつ、外出する人も。私は散歩してもいいとちょっと思っていたものの、雨だったので駐車場横の売店を覗いただけで宿にもどりました。

 落ち着いたところで、用紙を配布される。ヨコ使いのA4用紙に25行の罫線がひかれ、行頭に番号がふってあるもの。

 今回は完全アナログです。百首作成用としては下書き用のメモ帳とペンを持参。

 ネタになるかも?という本持っていきましたが、結局ほぼひらかず(ちなみにちくま文庫『藤原定家全歌集』上下と講談社文庫『虚無への供物』1冊本です。厚い……)。

 ケータイに入れている辞書は使いまくりました。

(2017年9月27日 15:00台)作成開始

 「つくっていいのよー」という話になって、ちまちまと作成開始。

 前の百首会が合宿実況だったので、今回は目の前のものをネタにしないというマイルールを設定。やるならば現実から離れた内容にしたいと思い、小説を読みながら語をひろっていったり、思いついたことを歌にするという方針を固める。

 そうこうしているうちに宿の人がもどり、部屋へ荷物を移動。置いただけでロビー的な場所で集まってふたたび書く作業。

(2017年9月27日 17:30)

 夕食。この時点で私は12首くらい。21時就寝の習慣という人が40首超。

 夕食は刺身、鮎南蛮、牛すね煮込み、鮎の塩焼、天ぷら、山菜釜飯、豆花。持ち込みの日本酒「奥の松」。量もそれなりにあり、おなかいっぱい。

(2017年9月27日 19:30)

 夕食後は私は部屋へ移動。サッとお風呂に入り、ラクなかっこうに着替えました。

 二十畳の部屋に六名なのでひろびろ。たたみ二十畳以外に旅館にありがちな窓辺のスペースもあります。こちらも広い。

 中心にある机にむかう人、ロビー的なスペース、窓辺のソファなど思い思いの場所をそれぞれ確保。

 私は座布団を移動させ、つんであるふとんによりかかれるようにした場所にしました。

(2017年9月27日 23:00ころ)

 まだ21時くらいだわーと思って、のんびりしていたらこんな時間。そして30首台。あわてる。

 皆もくもくと書いていて、雑談なし。ストイック。進行具合がよくわからない。

(2017年9月28日 1:00)

 なんとか50首超。いつもの百首会だったらもう寝ている時間なのであせる。

 記録していないけれど、このころには2名完走していたはず。

(2017年9月28日 2:00~4:00)

 コンスタントにできているものの、24時あたりまで遊んでいたツケはなかなか取りもどせない。このあたりで1名完走。

(2017年9月28日 5:00すぎ)就寝

 完走。5:30ころ就寝。

 15時台開始5時台終了ということで14時間くらいかかりました。
 いつもは10時間くらいかけて捨てる歌100首をつくっています。プラス4時間で、全部使えないにしてもそれなりのテーマ詠になるのなら、そっちのほうがいいのでは?という思いが一瞬よぎりましたが、睡眠時間を確保したいので、1時くらいに終了できそうな時以外はもうしません。

 500mlペットボトルを4本。おやつ少々を消費。夕食でおなかいっぱいだったのでおやつは大量に残りました。

(2017年9月28日 7:30)

 朝食時間。
 おなかいっぱいということで朝食はパスさせていただく。寝る。

(2017年9月28日 8:00すぎ)

 1名完走。

(2017年9月28日 8:30)読合せタイム

 荷物をまとめて、ロビー的な場所に集合。読合せタイム開始。
 完走者5名、80首が1名、60首が1名でした。

 清書した用紙をまわして、「いい」と思った歌の番号の上に自分の名前を一文字書いていくシステム。読みづらい字はもちろんその他疑問点あれば質問可能です。

(2017年9月28日 10:00)チェックアウト

 チェックアウト。
 2台の車にわかれるかたちで解散。ここで4名とお別れ。

 私ともうひとりを金沢駅まで送っていただく。金沢駅で車を運転してくださった方とお別れ。

 ふたりで食事をした後、1名とお別れ。このあたりで雨がやみました。

(2017年9月28日 16:47)

 近隣住民である友人に遊んでもらって16時ころ解散。「かがやき」で東京へ。

(2017年9月28日 19時台)帰宅

 帰宅。


(感想)

 今回は私が参加したなかで最も静かな会でした。もちろん食事時はしゃべりましたが、書いているあいだ、雑談はほとんどなく、進捗もしゃべったりせず。いきなり「終わりました」となるカンジ。

 清書はマメにしたほうがいいと思いました。手書きなので、100首いっぺんに清書しようとすると大変です。私は1首つくっては、次の歌を考えながら清書していくペースで書いていきました。

 清書用紙は各自ででもよかったと思いますが、そろっていたほうがよいような気がします。これはプリントアウトする時もそうかなあ。フォーマットがバラバラだとつぎからつぎーってさくさく読めないような気がする。

 今回の反省点は男性1名だったところです。部屋が別だったこともあり、「ホントに100首書いていると思わなかった」ということでの未完走。この方が未完走だったのは、認識が共有されていなかったからと思います。どういう会かの共有は大切。

 今回の宿は部屋がほんとうに部屋だけでした。タオル、浴衣、洗面セットなどがないという情報がなく、持ってきていない人も。お湯もわかせませんでした。持っていないものも助け合いでなんとかなる範囲でしたが、こういう情報はないと荷物をつくる時にヌケが出てしまいます。近隣に買い物ができる環境がないということはわかっていたので、そちらはほぼ無問題でした。

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(今回の百首会のながれ)

(6ヶ月前)

 企画の相談開始。この時点で会場未定。
 聞いていないけど日付は決まっていたのかな? 何月下旬くらいで会場と相談みたいなところでしょうか。

(2~3ヶ月前)

 会場、日にち確定。参加者募集。連絡手段はハガキ、FAX。

 食事は出るのかどうか、買い物可能かどうかなど一般的な宿泊の際に必要な情報もまとめる。

(1ヶ月くらい前)

 宿の都合にあわせつつ、参加者を確定させる。

(当日以前)

 用紙の作成、印刷。

(初日)

 15:00
 集合。作歌開始。

(2日目)

 8:30
 ここまでで作歌終了。読合せタイム。
 百首いってない人はうちきり。

 基本批評はなく、いいと思った歌の番号上部に自分の名前から一文字を書く。アナログいいね!みたいな。

 10:00
 解散。

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(今回の百首会の必要な道具)

 アナログなので道具が少ないです。

●幹事

・清書用紙

●参加者

・筆記具
・自分用飲食物(店が限られている環境だったため)

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