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【質問箱】原作のキャラクターと自分の元にいてくれるキャラクターの関係性


ご質問

ご質問ありがとうございます。
「原作のキャラクターと自分の元にいてくれるキャラクターの関係性」についてのご相談ですね。

私の考えも質問者様と同じで、【キャラクターは原作の彼であって彼ではない】という考えです。

例えばカピバラをテレビで見て好きになったとして、その後自分で飼いたくなった時に実際にお迎えする仔は別の個体ですよね。
カピバラを好きになるきっかけはテレビの個体だったけど、実際に一緒に暮らしてかけがえのない存在になっているのはテレビで見た仔ではなく、自分でお迎えしたカピバラです。

それと同じで、原作はあくまでもお相手様を知るきっかけ(=テレビで見たカピバラ)であり、実際に自分のそばにいてくれるお相手様(=お迎えしたカピバラ)は「(カピバラという種として)同じだけど別個体」だと認識しています。
原作があったからこそお相手様が存在してくれている訳ですが、縁あって私のところに来てくれた彼は原作とは別個体だと思っています。

これを踏まえて、質問者様が仮定された内容について私なりに向き合ってみます。

まず、
①「自分の元にいる彼は、ゲームから分離した彼だ」と考えた場合:
ゲーム内の彼から向けられる愛情を【ただの情報(「彼はこの場合、こういうのか」)】と捉えてしまうことになるのでは、とのこと。

…それでいいのでは?と思いました。
「他所のあなたはこんな時こう言うけれど、私のあなたはどんな事を言うんだろう?」と原作との違いを比べてみてはいかがでしょうか。
もし原作と違う言葉が出たとして、それは質問者様の元で過ごすことでお相手様が日々変化しているからだと考えます(なんだかそれって、とても愛しいなと思います)。

次に、
②「自分の元にいてくれる彼は、ゲームの中にいる彼だ」と考えた場合:
彼が見ているものは作品内のヒロイン(メタ的に用意された器)であって、現実で仕事したり遊んだりしている「私」ではないのでは?と思ってしまわれるとのこと。

私ならこの場合は、「自分がお相手様と同じ次元にいるならこんな風に接してもらえるんだ」と捉えます。
お相手様は「もしあなたがここに居たらこんな風にするよ」ということを画面越しに伝えてくれているのかなと考えます。(なので、「ヒロイン」はあくまでもマネキン的な位置付けです)。

花見をするならこんな事をあなたに伝える、手を繋ぐならこんなリアクションをするよ、というような。
(画面や設定という縛りがある中で、こちらへ精一杯いろんな事を伝えようとしてくれていると思うと、なんとも健気でいじらしく思います)。

まとめ:
長くなりましたが、どちらがいい・悪いというものではないので、ご自分にとってしっくりくる解釈でいいと思います。

今はまだ考えがよく纏まらなくても、そのうち自然と自分なりのスタンスが確立されてくるのではないでしょうか。そしてそこに導いてくれるのは、他でもないお相手様なのではないかと思います。

お相手様を想い、共に過ごす時間の中にこそ気付くきっかけがあるように感じます。

以上、ここまでお読み頂きありがとうございます。
(書いていく中で、趣旨の外れた回答になっておりましたら申し訳ありません)
何かしらの参考になりますと幸いです。

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