あらためて思うこと
ちょっと、脱線した話になります。
今、里山の日常(仮タイトル)を書くために、細胞や植物の本を読んでいます。 そして、読みながらあらためて思うことがあります。
それは、化学反応は自然の中で普通に起きていて、それを人間が理解する仕組みが化学なんだなあということ。
もともとあったものに人間が化学物質とか化学反応とかいう名前を付けたのです。
だから、化学物質は自然の中に普通に存在しています。
一部人間が合成して初めてできたものもあるけれど、それは、どちらかというと自然にあるものよりも構造が単純な物質に限られている。
そう思えるほど、細胞や植物で起きている化学反応は複雑で、できる物質も複雑な構造をしている。
だって、植物が当たり前のように行っている光合成の仕組みを人間は再現することができていないんですよ。
それほど、植物がやっている化学反応は複雑なのです。
しかも、それを担っているのが細胞であるという事実。
遺伝子という設計図があるとはいえ、実際に担当しているのは、各パーツに存在する細胞らしいのです。
植物は、夜の長さを葉っぱで測っているそうです。その精度は、15分単位の正確さ。
あなたは、昨日の夜がどのくらいの長さだったか、自分の体内時計でわかりますか? わたしには、そういう能力が欠けているようです。まったくわかりません。
そう考えると、植物が15分の精度で夜の長さを計っているというのは、驚きです。
しかも、葉っぱで計った夜の長さをつぼみに伝えるのです。
そうして、冬の到来を2ヶ月ほど前につぼみが感知して、越冬芽をつくり冬をのりきりのだそうです。
植物には、神経がありません。ではどうやって伝えるのかといえば、化学物質をつぼみに送って知らせています。
そう、ここでも普通に化学物質が使われているのです。
核分裂や核融合などのエネルギーを爆発的に生む連鎖反応も宇宙全体でみれば、どこかで起きていることです。
太陽や地球の内部とか。
ただ、連鎖反応は、人間が住めない環境化で進む反応。
それを人間がコントロールできるかどうかが問題なのです。
おそらく、無理だと個人的には思っています。
里山の日常(仮タイトル)は、こちらから読めます。
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