カカオ

 チョコレートメーカーの大手、スイスのバリーカレボーが、「チョコの消費が急増し、カカオ不足が懸念されるため、チョコは2020年には世界から消えるだろう」と表明した。原料であるカカオの需要が供給を大きく上回っているらしい。

 アジアを中心にチョコレートの需要は、年々増えている。しかし、カカオの生産がそれに追いついていないというのだ。

 カカオの生産は、赤道から南北緯20度以内の範囲で、年間平均気温が27度で16度を下回ることがなく、年間降水量が1500から2500ミリメートルほどある、高温多湿な環境でないとダメなのだという。つまり生産できる地域が限られるということだ。そのため、中南米の一部とアフリカの一部で生産されているのだが、特に生産量の70%を占めるアフリカで地球温暖化の影響で雨が少なくなり、生産量が年々落ちてきているらしい。

 そういえば、朝のニュースで、鳥取沖で以前はほとんどとれなかったサワラがとれるようになったと報道していた。これも、地球温暖化の影響で、海水の温度や流れが変わったからだと推測されている。

 思わぬところで、地球温暖化の影響がじわじわと広がりつつある。

 詳細は、このホームページを参照してください。

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